第1章 Directory Server へのデータのインポート
コマンドラインや Web コンソールを使用して、LDIF ファイルから Directory Server のデータベースにデータをインポートすることができます。
データをインポートするには、インポートする LDIF ファイルを /var/lib/dirsrv/slapd-instance_name/ldif/ ディレクトリーに保存する必要があります。
1.1. サーバーの実行中にコマンドラインを使用したデータのインポート
Directory Server インスタンスの実行中にデータをインポートするには、dsconf backend import コマンドを使用します。
インポート操作を開始すると、Directory Server はまずデータベースから既存のデータをすべて削除し、その後 LDIF ファイルからデータをインポートします。そのため、インポートに失敗した場合、サーバーはエントリーがないか、エントリーの部分的なセットを返します。
前提条件
-
LDIF ファイルのパーミッションでは、
dirsrvユーザーがファイルを読めるようになっている。 - インポートする LDIF ファイルには、ルート接尾辞のエントリーが含まれている。
- データのインポート先である接尾辞とそのデータベースがディレクトリー内に存在する。
- Directory Server インスタンスが実行されている。
- インポートする LDIF ファイルの文字セットのエンコーディングは UTF-8 である。
手順
オプション: デフォルトでは、Directory Server は、インポートされたすべてのエントリーのエントリー更新シーケンス番号 (USN) を
0に設定します。別の初期 USN 値を設定するには、nsslapd-entryusn-import-initvalパラメーターを設定します。たとえば、インポートされたすべての値の USN を12345に設定するには、次のように入力します。#
dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com config replace nsslapd-entryusn-import-initval=12345インポートするファイルを
/var/lib/dirsrv/slapd-instance_name/ldif/にコピーした場合には、そのファイルの SELinux コンテキストをリセットします。#
restorecon -Rv /var/lib/dirsrv/slapd-instance_name/ldif/example.ldifLDIF ファイルからデータをインポートするには、
dsconf backend importコマンドを使用します。たとえば、
/var/lib/dirsrv/slapd-instance_name/ldif/example.ldifファイルをuserRootデータベースにインポートするには、以下を実行します。#
dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com backend import userRoot /var/lib/dirsrv/slapd-instance_name/ldif/example.ldifThe import task has finished successfully-
バックアップ中の問題について、
/var/log/dirsrv/slapd-instance_name/errorsログを検索します。
検証
たとえば
dc=example,dc=comのように、インポートされた接尾辞の下にあるエントリーを検索します。#
ldapsearch -D "cn=Directory Manager" -W -H ldap://server.example.com -b "dc=example,dc=com" -s sub -x