1.7. コマンドラインによるサブ接尾辞の作成

コマンドラインを使用して、ディレクトリーツリーのサブ接尾辞を作成できます。

前提条件

  • サブ接尾辞の親接尾辞が作成されている。

手順

  1. オプションとして、すでに使用されている接尾辞とバックエンドデータベースをリストアップします。

    # dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com backend suffix list
    dc=example,dc=com (userroot)

    括弧内の名前は、対応する接尾辞のデータを保存するバックエンドデータベースです。次のステップでサブ接尾辞を作成する際に、既存のデータベース名を使用することはできません。

  2. --suffix 引数でサブ接尾辞の完全な DN を指定し、--be-name 引数を使用してその DN を新しいデータベースに関連付け、--parent-suffix 引数で親接尾辞を指定します。

    # dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com backend create --suffix="ou=People,dc=example,dc=com" --be-name="example" --parent-suffix="dc=example,dc=com" --create-suffix

    --create-suffix 引数を指定すると、コマンドはサブ接尾辞の設定エントリーとサブ接尾辞エントリー ou=People,dc=example,dc=com を作成します。

    --create-suffix 引数は、RDN 属性タイプ ccndco、および ou を使用した接尾辞の作成をサポートします。l などの RDN を使用して接尾辞を作成する場合は、--create-suffix オプションを指定せずに dsconf backend create コマンドを使用し、LDAP 追加操作を使用して接尾辞エントリーを追加するか、LDIF ファイルからエントリーをインポートします。

検証

  • この手順の最初のステップにあるコマンドを使用して、接尾辞とデータベースをリスト表示します。