3.4. nsDS5Replica

このオブジェクトクラスは、データベースレプリケーションにレプリカを定義するエントリー用です。これらの属性の多くはバックエンド内で設定され、変更することはできません。

このオブジェクトクラスの属性に関する情報は、Directory Server 設定、コマンド、およびファイルリファレンス の 2 章のコア設定属性と共にリスト表示されます。

このオブジェクトクラスは Directory Server に定義されています。

上級クラス

top

OID

2.16.840.1.113730.3.2.108

表3.6 必要な属性

objectClass

エントリーのオブジェクトクラスを定義します。

nsDS5ReplicaId

レプリケーション環境内のサプライヤーの一意の ID を指定します。

nsDS5ReplicaRoot

複製された領域のルートで接尾辞 DN を指定します。

表3.7 使用できる属性

cn

レプリカの名前を指定します。

nsDS5Flags

フラグで以前に設定された情報を指定します。

nsDS5ReplicaAutoReferral

サーバーが Directory Server データベースに設定された参照に従うかどうかを設定します。

nsDS5ReplicaBindDN

サプライヤーサーバーがコンシューマーにバインドする時に使用する DN を指定します。

nsDS5ReplicaChangeCount

changelog の合計エントリー数と、複製されたかどうかを示します。

nsDS5ReplicaLegacyConsumer

レプリカがレガシーコンシューマーであるかどうかを指定します。

nsDS5ReplicaName

内部操作用のレプリカの一意 ID を指定します。

nsDS5ReplicaPurgeDelay

changelog がパージされるまでの秒数を指定します。

nsDS5ReplicaReferral

ユーザー定義の参照の URL を指定します。

nsDS5ReplicaReleaseTimeout

更新の送信が完了したかどうかに関係なく、サプライヤーがレプリカをリリースするまでのタイムアウトを指定します。

nsDS5ReplicaTombstonePurgeInterval

パージ操作サイクルの間隔 (秒単位) を指定します。

nsDS5ReplicaType

読み取り専用コンシューマーなどのレプリカのタイプを定義します。

nsDS5Task

データベースのコンテンツを LDIF にダンプするなどのレプリケーションタスクを起動します。これは、Directory Server サプライヤーにより内部で使用されます。

nsState

適切な変更シーケンス番号が生成されるように、クロックに関する情報を格納します。