第3章 設定オブジェクトクラス

多くの設定エントリーは extensibleObject オブジェクトクラスのみを使用しますが、設定エントリーで他のオブジェクトクラスが必要になるものもあります。これらの設定オブジェクトクラスがここにリスト表示されます。

3.1. changeLogEntry

このオブジェクトクラスは、Directory Server エントリーへの変更を保存するエントリーに使用されます。

Directory Server 4.1x に実装された changelog との互換性を維持するように Directory Server を設定するには、Retro Changelog プラグインを有効にします。changelog の各エントリーには、changeLogEntry オブジェクトクラスがあります。

このオブジェクトクラスは、Changelog インターネットドラフトで定義されています。

上級クラス

top

OID

2.16.840.1.113730.3.2.1

表3.1 必要な属性

objectClass

エントリーのオブジェクトクラスを定義します。

changeNumber

changelog に任意に割り当てられた数字が含まれます。

changeTime

変更が行われた時刻。

changeType

エントリーに対して実行される変更のタイプ。

targetDn

サプライヤーサーバーで追加、変更、または削除されているエントリーの識別名。

表3.2 使用できる属性

changes

Directory Server に対する変更。

deleteOldRdn

エントリーの古い Relative Distinguished Name (RDN) をエントリーの識別属性として保持するか、削除するかを定義するフラグ。

newRdn

modRDN または modDN 操作の対象となるエントリーの新しい RDN。

newSuperior

modDN 操作の処理時に既存のエントリーの 1 つ上の階層となるエントリーの名前。