2.22. cn=task_name,cn=fixup linked attributes task,cn=tasks,cn=config
Directory Server にはリンク属性プラグインがあり、エントリーに設定されている属性で、自動的に別のエントリー内の別の属性を更新できます。どちらのエントリーにも、値の DN があります。最初のエントリーの DN 値は、更新するプラグインのエントリーを参照し、2 番目のエントリーの属性には、最初のエントリーへの DN バックポイントが含まれます。
これは、MemberOf プラグインがグループエントリーの member
属性を使用してユーザーエントリーの memberOf
属性を設定する方法と似ています。リンク属性を使用すると、すべての属性をリンクとして定義し、影響を受けるエントリーで別の属性が管理されます。
cn=fixup linked attributes
は、リンクプラグインインスタンスが作成されると、データベースにすでに存在しているリンク属性に基づいて、管理属性を作成します。リンクおよび管理属性の設定後には、リンク属性プラグインは、ユーザーによりリンク属性が変更されると、マネージドの属性を動的に管理します。
リンク属性の更新タスクは、更新するリンク属性プラグインインスタンスはどれかを指定できます。これは cn-fixup-linked-attributes-linkdn
属性に設定されます (任意)。この属性がタスクエントリーに設定されていない場合は、設定されたリンク属性がすべて更新されます。
dn: cn=example,cn=fixup linked attributes,cn=tasks,cn=config objectclass: extensibleObject cn:example linkdn: cn=Example Link,cn=Linked Attributes,cn=plugins,cn=config
タスクが完了すると、タスクエントリーはディレクトリーから削除されます。
cn=fixup linked attributes
エントリーは、リンク属性更新操作のコンテナーエントリーです。cn=fixup
リンク属性エントリー自体には個別のタスクに関連する属性はありませんが、cn=`task_ID,cn=fixup linked attributes,cn=tasks,cn=config
など、このエントリーの配下にあるタスクエントリーごとに属性を使用して個別の更新タスクを定義します。
2.22.1. linkdn
リンク属性と管理属性のペアは、リンク属性プラグインインスタンスで設定されます。linkdn
属性は、プラグインインスタンス DN を指定して、エントリーの更新に使用される特定のリンク属性プラグインを設定します。以下に例を示します。
linkdn: cn=Manager Attributes,cn=Linked Attributes,cn=plugins,cn=config
プラグインインスタンスを指定しないと、リンクされているすべての属性が更新されます。
パラメーター | 説明 |
---|---|
エントリー DN | cn=task_name,cn=fixup linked attributes,cn=tasks,cn=config |
有効な値 | DN(リンク属性プラグインのインスタンス) |
デフォルト値 | なし |
構文 | DN |
例 | linkdn: cn=Manager Links,cn=Linked Attributes,cn=plugins,cn=config |