第4章 Red Hat Directory Server 11.6

Directory Server 11.6 に実装された新しいシステム要件、主な更新および新機能、既知の問題、および非推奨の機能について説明します。

4.1. システム要件

ここでは、Directory Server 11.6 に推奨されるハードウェアおよびソフトウェア要件を確認できます。

4.1.1. ハードウェア要件

ハードウェア要件の完全なリストは、一般情報の章の ハードウェア要件 のセクションを参照してください。

4.1.2. ソフトウェア要件

Directory Server パッケージ、Web コンソール、および Windows 同期に必要なプラットフォームについて説明します。

4.1.2.1. Directory Server でサポートされるプラットフォーム

Red Hat は、AMD64 および Intel 64 アーキテクチャー用に構築された Red Hat Enterprise Linux 8.7 でのみ Directory Server 11.6 をサポートします。

Directory Server 11.6 は、認定ハイパーバイザー上の Red Hat Enterprise Linux 仮想ゲストでの実行がサポートされています。詳細は、ナレッジベースソリューション Red Hat Enterprise Linux の実行が認定されているハイパーバイザー を参照してください。

4.1.2.2. Web コンソールの Directory Server ユーザーインターフェイスでサポートされているプラットフォーム

Red Hat は、以下の環境の Web コンソールでブラウザーベースの Directory Server ユーザーインターフェイスをサポートします。

オペレーティングシステムブラウザー

Red Hat Enterprise Linux 8.7

  • Mozilla Firefox 102.3.0 以降
  • Chrome 88 以降

Windows Server 2016 および 2019:

  • Mozilla Firefox 102.3.0 以降
  • Chrome 88 以降

Windows 10

  • Mozilla Firefox 102.3.0 以降
  • Microsoft Edge 88 以降
  • Chrome 88 以降

4.1.2.3. Windows Synchronization ユーティリティーでサポートされるプラットフォーム

Red Hat は、以下で実行される Active Directory 用の Windows 同期ユーティリティーをサポートしています。

  • Microsoft Windows Server 2019
  • Microsoft Windows Server 2016