5.2. データベースチェックポイント間隔の変更

Directory Server は一定間隔でトランザクションログに記録された操作をデータベースインデックスファイルに書き込み、データベーストランザクションログのチェックポイントエントリーをログに記録します。チェックポイントエントリーは、データベースインデックスに既に書き込まれた変更を示すことにより、トランザクションログからの復元を開始する場所を示し、復元プロセスを高速化します。
デフォルトでは、Directory Server は、60 秒ごとに チェックポイントエントリーをデータベーストランザクションログに送信するように設定されています。チェックポイントの間隔を長くすると、ディレクトリーの書き込み操作のパフォーマンスが向上する可能性があります。ただし、チェックポイントの間隔を長くすると、異常シャットダウンの後にディレクトリーデータベースを復元するのに必要な時間が長くなり、データベーストランザクションログファイルが大きいため、より多くのディスク領域が必要になる場合があります。したがって、データベースの最適化に精通し、変更の影響を完全に評価できる場合にのみ、この属性を変更します。

5.2.1. コマンドラインを使用したデータベースチェックポイント間隔の変更

コマンドラインを使用してデータベースのチェックポイント間隔を変更するには、以下を入力します。
# dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com backend config set --checkpoint-interval=120
この例では、間隔を 120 秒に変更します。

5.2.2. Web コンソールを使用したデータベースチェックポイント間隔の変更

Web コンソールを使用してデータベースのチェックポイント間隔を変更するには、以下を実行します。
  1. Web コンソールで Directory Server ユーザーインターフェイスを開きます。詳細は、『Red Hat Directory Server Administration Guide』のLogging Into Directory Server Using the Web Consoleセクションを参照してください。
  2. インスタンスを選択します。
  3. Database タブで、Global Database Configuration を選択します。
  4. Show Advanced Settings をクリックします。
  5. Database Checkpoint Interval フィールドの値を更新します。
  6. Save Configuration をクリックします。