7.2. スレッド数の手動設定

特定の状況では、自動スレッドチューニングを使用する代わりに、一定数の Directory Server スレッドを手動で設定する必要がある場合があります。
注記
たとえば、Directory Server インスタンスを実行する仮想マシンの CPU コアを増やすため、ハードウェアスレッドの数が変更された場合は、スレッド数を手動で更新する必要があります。最適化および自動設定の使用に関する詳細は、「自動スレッドチューニング」 を参照してください。

7.2.1. コマンドラインを使用したスレッド数の手動設定

コマンドラインを使用してスレッド数を手動で設定するには、以下を実行します。
  1. スレッドの数を設定します。
    # dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com config replace nsslapd-threadnumber="64"
    このコマンドは、スレッド数を 64 に設定します。
  2. Directory Server インスタンスを再起動します。
    # dsctl instance_name restart

7.2.2. Web コンソールを使用したスレッド数の手動設定

Web コンソールを使用してスレッド数を手動で設定するには、以下を実行します。
  1. Web コンソールで Directory Server ユーザーインターフェイスを開きます。詳細は、『Red Hat Directory Server Administration Guide』のLogging Into Directory Server Using the Web Consoleセクションを参照してください。
  2. インスタンスを選択します。
  3. Server Settings メニューを開いて、Tuning & Limits を選択します。
  4. Number Of Worker Threads フィールドをスレッド数に設定します。
  5. Save をクリックします。
  6. Actions ボタンをクリックし、Restart Instance を選択します。