2.5. ロギングパフォーマンスの改善
大規模な Directory Server デプロイメントでは、大量のログコンテンツを作成できます。高負荷でのパフォーマンスを向上するには、アクセスログバッファーを無効にします。アクセスログのバッファーが無効になっていると、Directory Server はログエントリーをディスクに直接書き込みます。
重要
アクセスロギングは、サーバーの問題のデバッグや、クライアント接続および失敗した接続の試行の監視に非常に役立ちます。通常の操作環境では、アクセスログを無効にしないでください。
2.5.1. コマンドラインを使用したアクセスログバッファーの無効化
コマンドラインを使用してアクセスログバッファーを無効にするには、以下を実行します。
nsslapd-accesslog-logbuffering
パラメーターを off に設定します。# dsconf -D "cn=Directory Manager" ldap://server.example.com config replace nsslapd-accesslog-logbuffering=off
- Directory Server インスタンスを再起動します。
# dsctl instance_name restart
2.5.2. Web コンソールを使用したアクセスログバッファーの無効化
Web コンソールを使用してアクセスログバッファーを無効にするには、以下を実行します。
- Web コンソールで Directory Server ユーザーインターフェイスを開きます。詳細は、『Red Hat Directory Server Administration Guide』のLogging Into Directory Server Using the Web Consoleセクションを参照してください。
- インスタンスを選択します。
- Server Settings → Logging → Access Log を開きます。
- Disable Access Log Buffering を選択します。
- Save Configuration をクリックします。
- Actions ボタンをクリックし、Restart Instance を選択します。