第1章 概要

Directory Server は、LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) と呼ばれるオープンシステムサーバープロトコルに基づいています。Directory Server は、大規模なスケールディレクトリーを管理し、ユーザーおよびリソースのエンタープライズ全体ディレクトリー、エクストラネット、およびインターネットでの e-commerce アプリケーションをサポートするよう設計されている、堅牢かつスケーラブルなサーバーです。Directory Server は、マシンの ns-slapd プロセスまたはサービスとして実行します。サーバーはディレクトリーデータベースを管理し、クライアント要求に応答します。

ほとんどの Directory Server の管理タスクは、Directory Server コンソール、Directory Server で提供されるグラフィカルユーザーインターフェイスから実行できます。Directory Server コンソールの使用に関する情報は、Red Hat Directory Server 管理ガイド を参照してください。

このリファレンスは、コマンドラインとコマンドラインユーティリティーおよびスクリプトを使用してサーバー設定属性を変更し、Directory Server を管理する他の方法を処理します。

1.1. Directory Server 設定

Directory Server の設定情報およびすべてのサーバー属性のリストを保存する形式および方法は、3章Core Server 設定リファレンス4章プラグイン実装サーバー機能リファレンス の 2 つの章を参照してください。