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Red Hat Training
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3.2.3. 標準のオブジェクトクラス
オブジェクトクラスは、関連情報をグループ化するために使用されます。通常、オブジェクトクラスはユーザーまたは fax マシンなどの実際のオブジェクトを表します。ディレクトリーでオブジェクトクラスとその属性を使用する前に、スキーマで特定する必要があります。ディレクトリーは、デフォルトでオブジェクトクラスの標準リストを認識します。これらは、『『Red Hat Directory Server 10 Configuration, Command, and File Reference』』に一覧として記載されています。
各ディレクトリーエントリーは、少なくとも 1 つのオブジェクトクラスに属します。エントリーにスキーマで特定されたオブジェクトクラスを配置すると、エントリーは任意の属性値の特定セットを持ち、さらに必須の属性値のセット (通常は小さい) を持つことを Directory Server に伝えます。
オブジェクトクラス定義には、以下の情報が含まれます。
- 一意な名前
- オブジェクトの名前である オブジェクト識別子 (OID)
- 必須属性のセット
- 可能な (または任意の) 属性のセット
たとえば、標準の person オブジェクトクラスは以下のようにスキーマに表示されます。
objectclasses: ( 2.5.6.6 NAME 'person' DESC 'Standard Person Object Class' SUP top MUST (objectclass $ sn $ cn) MAY (description $ seeAlso $ telephoneNumber $ userPassword) X-ORIGIN 'RFC 2252' )
すべての Directory Server のスキーマの場合と同様に、オブジェクトクラスが定義され、Directory Server に直接保存されます。つまり、ディレクトリーのスキーマは標準の LDAP 操作でクエリーおよび変更できます。