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3.2.2. 標準属性

属性には、名前や fax 番号などの特定のデータ要素が含まれます。Directory Server は、特定の情報に関連付けられた説明的なスキーマ属性である 属性/データのペア としてデータを表します。これらは 属性と値の言明 または AVA とも呼ばれます。
たとえば、ディレクトリーには、標準属性を持つペアで人の名前などのデータを保存できます (ここでは commonName (cn))。したがって、Babs Jensen という名前の人のエントリーには、属性/データのペア cn: Babs Jensen があります。
実際、エントリー全体は属性/データのペアのセットとして表されます。Babs Jensen のエントリー全体は以下のようになります。
dn: uid=bjensen,ou=people,dc=example,dc=com
objectClass: top
objectClass: person
objectClass: organizationalPerson
objectClass: inetOrgPerson
cn: Babs Jensen
sn: Jensen
givenName: Babs
givenName: Barbara
mail: bjensen@example.com
Babs Jensen のエントリーでは、一部の属性に複数の値が含まれます。givenName 属性は、それぞれ固有の値で 2 回表示されます。
スキーマでは、各属性定義には以下の情報が含まれます。
  • 一意な名前
  • 属性のオブジェクト識別子 (OID)
  • 属性のテキストでの説明
  • 属性構文の OID
  • 属性が単一値か複数値かどうか、属性がディレクトリー専用かどうか、属性の元、および属性に関連付けられた追加のマッチングルールを示します。
たとえば、cn 属性定義は以下のようにスキーマに表示されます。
attributetypes: ( 2.5.4.3 NAME 'cn' DESC 'commonName Standard Attribute'
     SYNTAX 1.3.6.1.4.1.1466.115.121.1.15 )
属性の構文は属性で許可される値の形式を定義します。これにより、構文は属性に保存できる情報の種類を定義するのに役立ちます。Directory Server は、すべての標準属性構文をサポートします。
サポートされる LDAP 属性構文は、『Red Hat Directory Server 10 Configuration, Command, and File Reference』の「『Directory Server Attribute Syntaxes』」の項に記載されています。