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10.2.4. 多国籍企業のトポロジー設計
この時点で、Example Corp. はデータベースおよびサーバートポロジーを設計します。以下のセクションでは、各トポロジーの詳細を説明します。
10.2.4.1. データベーストポロジー
以下の図は、Example Corp. の主要地域の 1 つであるヨーロッパのデータベーストポロジーを示しています。
図10.9 Example Corp. のデータベーストポロジーヨーロッパ
データベースリンクは、各国にローカルに保存されたデータベースを参照します。たとえば、Example Corp. から受信した操作リクエストなどです。
l=US
ブランチ下のデータ用の europe サーバーは、Austin, Texas にあるサーバー上のデータベースリンクによってチェーンされます。データベースリンクおよびチェーンの詳細は、「チェーンの使用」 を参照してください。
dc=exampleCorp,dc=com
およびルートエントリー dc=com
のデータのマスターコピーは l=Europe
データベースに保存されます。
ヨーロッパのデータセンターには、エクストラネットのデータのマスターコピーが含まれます。エクストラネットデータは、メインのブランチごとに 1 つずつ、3 つのデータベースに保存されます。
o=suppliers
のデータのマスターコピーは、データベース 1 (DB1) に保存され、o=partners
の場合はデータベース 2 (DB2) に保存され、ou=groups
の場合はデータベースの 3 (DB3) に保存されます。
エクストラネットのデータベースのトポロジーは以下のようになっています。
図10.10 Example Corp. のデータベーストポロジーInternational's Extranet