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7.3.4. マルチマスターレプリケーションに必要なディスク領域の管理

マルチマスターレプリカは、ディレクトリー編集の changelog、更新エントリーの状態情報、削除されたエントリーの tombstone エントリーなど、追加のログを保持します。この情報は、マルチマスターレプリケーションを実行するために必要です。これらのログファイルは非常に大きくなる可能性があるため、ディスク領域を残すためにこれらのファイルを定期的にクリーンアップする必要があります。
マルチマスターレプリカに対して changelog メンテナンスを設定できる属性は 4 つあります。2 つは cn=changelog5 の下にあり、変更ログのトリミングに直接関係しています。
  • nsslapd-changelogmaxage は変更ログのエントリーの最大経過時間を設定します。エントリーがその制限より古くなると、削除されます。これにより、変更ログが無期限に大きくなるのを防ぎます。
  • nsslapd-changelogmaxentries は変更ログで許可されるエントリーの最大数を設定します。nsslapd-changelogmaxage と同様に、changelog もトリミングされますが、設定に注意してください。これは、ディレクトリー情報の完全なセットを許可するのに十分な大きさである必要があります。そうしないと、マルチマスターのレプリケーションが正しく機能しない可能性があります。
他の 2 つの属性は、cn=replica, cn=suffixDN, cn=mapping tree, cn=config のレプリケーションアグリーメントエントリーの下にあります。これらの 2 つの属性は、ディレクトリーの編集情報ではなく、changelog に保持されるメンテナンス情報である tombstone および状態情報に関連します。
  • nsDS5ReplicaPurgeDelay tombstone (deleted) エントリーおよび状態情報が changelog に設定可能な最大期間を設定します。tombstone または状態情報エントリーがその時間よりも古くなると、削除されます。nsDS5ReplicaPurgeDelay の値が tombstone と状態情報エントリーにのみ適用される点で、nsslapd-changelogmaxage 属性とは異なります。nsslapd-changelogmaxage は、ディレクトリーの変更など、変更ログ内のすべてのエントリーに適用されます。
  • nsDS5ReplicaTombstonePurgeInterval は、サーバーがパージ操作を実行する頻度を設定します。この間隔で、Directory Server は内部操作を実行して、tombstone および状態のエントリーを削除します。最大経過時間が最長のレプリケーション更新スケジュールよりも長いことを確認してください。そうしないと、マルチマスターレプリケーションがレプリカを適切に更新できない場合があります。
レプリケーションおよび変更を管理するパラメーターの説明は、「『Configuration, Command, and File Reference』」の第 2 章「Core Configuration Attributes」にあります。