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6.2.2. 接尾辞について

各データベースには、Directory Server の特定の接尾辞内にデータが含まれます。ディレクトリーツリーのコンテンツを整理するために、root およびサブ接尾辞の両方を作成できます。root 接尾辞は、ツリーの最上部のエントリーです。これは、ディレクトリーツリーの root だったり、Directory Server 向けに設計された大きなツリーの一部だったりします。サブ接尾辞は、root 接尾辞の下にあるブランチです。root およびサブ接尾辞のデータは、データベースに含まれています。
たとえば、Example Corp. は、ディレクトリーデータの配分を表す接尾辞を作成します。

図6.3 Example Corp. のディレクトリーツリー

Example Corp. のディレクトリーツリー
Example Corp. は、図6.4「複数のデータベースにまたがるディレクトリーツリー」 のように、ディレクトリーツリーを 5 つの異なるデータベースにまたがって分散できます。

図6.4 複数のデータベースにまたがるディレクトリーツリー

複数のデータベースにまたがるディレクトリーツリー
その結果、接尾辞には以下のエントリーが含まれます。

図6.5 分散ディレクトリーツリーの接尾辞

分散ディレクトリーツリーの接尾辞
o=NetscapeRoot 接尾辞および dc=example,dc=com 接尾辞は、どちらも root 接尾辞です。ou=testing,dc=example,dc=com 接尾辞、ou=development,dc=example,dc=com 接尾辞、および ou=partners,ou=development,dc=example,dc=com 接尾辞はすべて、dc=example,dc=com root 接尾辞のサブ接尾辞です。root 接尾辞 dc=example,dc=com には、元のディレクトリーツリーの ou=marketing ブランチのデータが含まれます。

複数の root 接尾辞の使用

ディレクトリーサービスには複数の root 接尾辞が含まれる場合があります。たとえば、「Example」と呼ばれる ISP は、example_a.com 用と example_b.com 用など、複数の Web サイトをホストする可能性があります。ISP は、o=example_a.com 命名コンテキストに対応するものと、o=example_b.com 命名コンテキストに対応するものの 2 つの root 接尾辞を作成します。

図6.6 複数の root 接尾辞を含むディレクトリーツリー

複数の root 接尾辞を含むディレクトリーツリー
dc=example,dc=com エントリーは root 接尾辞を表します。ホストされるそれぞれのお客様のエントリーも root 接尾辞です (o=example_a および o=example_b)。ou=peopleou=groups ブランチは、各 root 接尾辞の下にあるサブ接尾辞です。