Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Directory Server

10.3.6. dbmon.sh(データベースの監視およびエントリーキャッシュの使用)

dbmon.sh スクリプトを使用すると、Directory Server データベースおよびエントリーキャッシュの使用を監視できます。スクリプトを表示する値を使用して、データベース、エントリー、および DN キャッシュを調整できます。
実行中、dbmon.sh は、Ctrl+C キーボードショートカットを押してスクリプトを終了するまでデータベース情報を継続的に返します。
注記
このスクリプトは非推奨となり、Red Hat Directory Server の次のメジャーバージョンで削除されます。

構文

[ INCR=seconds ] [ SERVID=server_identifier ] [ BINDDN=bind_DN ] [ BINDPW=bind_password ] [ DBLIST=databases ] [ INDEXLIST=indexes ] [ VERBOSE=level ] dbmon.sh

オプション

dbmon.sh スクリプトは、コマンドラインオプションを取りません。環境変数を使用して、追加オプションを指定できます。以下に例を示します。
# SERVID=slapd-instance_name BINDPW=password dbmon.sh
オプション パラメーター 詳細
INCR seconds このオプションに設定されたすべての期間の出力を返します。デフォルト: 1
SERVID server_identifier サーバーインスタンス名を設定します。インスタンスで暗号化が有効になっている場合、Directory Server はサーバーへのセキュアな接続を自動的に使用します。
BINDDN bind_DN ディレクトリーにバインドするために使用される DN。指定したアカウントには、cn=config エントリーおよびサブエントリーの読み取りパーミッションが必要です。デフォルト: cn=Directory Manager
BINDPW bind_password バインド DN のパスワード。デフォルト: secret
DBLIST databases 確認するデータベースのスペース区切りの一覧。一覧を引用符またはエスケープスペースで入力します。デフォルト: すべてのデータベース
INDEXLIST indexes すべてのデータベースについて表示するインデックスのスペース区切りの一覧。一覧を引用符またはエスケープスペースで入力します。すべてのインデックスを表示するには、パラメーターを all に設定します。デフォルト: なし
VERBOSE level
出力レベルを設定します。デフォルト: 0
利用可能な値:
  • 0: スクリプトで解析に適した標準出力。
  • 1: 追加(列の見出し)を表示します。
  • 2: 追加 で、データの見出しと詳細な説明を表示します。