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B.2.3.9. 任意の操作でのバインドテスト

バインドおよびバインド解除レートは、rsearch で測定された操作(検索、変更、削除、比較) で確認することができます。これには、すべての操作でサーバーにバインドするようツールに指示する 1 つのオプション -b が必要です。
バインドテストで他に 2 つの属性を使用できます。- L (ツールを linger に設定する)と -N (他の操作を実行せずにバインドおよびバインド解除するようツールに指示)できます。

例B.29 すべての操作でのバインディングとバインド解除

# rsearch -D "cn=test user,cn=config" -w secret -s "dc=example,dc=com" -f "cn=%s" -i /home/filter.txt -b -L
rsearch によって実行されるすべての操作に対してバインド解除操作およびバインド解除操作を開始するために使用されます。
  • -b (必須)
  • -L (推奨)
-f filter オプションで %s 変数を使用する場合は、-i filter _file オプションが必要です。

例B.30 匿名バインド操作のテスト

# rsearch -D "" -w "" -s "" -f "" -N -b -L
匿名バインドレートをテストするには、- b オプションを使用し、- D オプションおよび - w オプションの値を空のままにしてください。-N オプションは、コマンドがバインド解除操作およびバインド解除操作のみを試行するようにします。

例B.31 無作為なバインド操作のテスト

# rsearch -D "" -w "" -s "" -f "" -B /home/uids.txt -x -N -b -L
匿名バインド操作と同様に、必要な引数は空白のままにすることができます。-N オプションは、バインドおよびバインド解除操作のみを試行しますが、- B および -x オプションは、選択するコマンドに無作為なバインド認証情報の一覧を指定します。

例B.32 バインド操作でのフィルターを使用したテスト

# rsearch -D "" -w "" -s "" -f "" -B /home/uids.txt -x -U "(uid=*son)" -N -b -L
通常、バインドファイル(UID または DN)に含まれる ID は、バインドテストに使用できます。デフォルトのフィルターは すべてのアイデンティティーエントリーを持つ "(uid=%s) です。ファイルでアイデンティティーのサブセットのみを使用するには、- U オプションを使用して別のフィルターを渡すことができます。