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18.13.2.4. 接続に一定レベルのセキュリティーの要求
接続のセキュリティーは、操作を処理するために必要な最低限の鍵の強度を設定する SSF (Security Strength Factor) によって決定されます。バインドルールで ssf キーワードを使用すると、接続が一定レベルのセキュリティーを使用する必要があります。これにより、パスワード変更などの操作を強制的に、暗号化された接続上で実行できます。
すべての操作の SSF 値は、TLS 接続と SASL バインドの間の値が高くなります。これは、サーバーが TLS で実行されるように設定され、レプリカ合意が SASL/GSSAPI に対して設定されている場合は、操作の SSF が利用可能な暗号化タイプがよりセキュアであることを意味します。
ssf キーワードでルールをバインドするには、以下の構文を使用します。
ssf comparison_operator key_strength
以下の比較演算子を使用できます。
- = (等しい)
- ! (等しくない)
- < (より小さい)
- > (より大きい)
- <= (より小さいか等しい)
- >= (より大きいか等しい)
key_strength パラメーターが 0 に設定されている場合、LDAP 操作にセキュアな操作は必要ありません。
例18.31 接続に一定レベルのセキュリティーの要求
dc=example,dc=com エントリーのユーザーが、SSF が 128 以上の場合にのみ、
userPassword
属性を更新できるように設定する場合は、以下を実行します。
# ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -p 389 -h server.example.com -x dn: dc=example,dc=com changetype: modify add: aci aci: (targetattr = "userPassword") (version 3.0; acl "Allow users updating own userPassword"; allow (write) (userdn = "ldap:///self") (ssf >= "128");)