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9.10.2. Directory Server の Kerberos の概要

Red Hat Enterprise Linux では、サポートされる Kerberos ライブラリーは MIT Kerberos バージョン 5 です。
Kerberos の概念、ならびに Kerberos の使用および設定については、MIT Kerberos の Web サイト http://web.mit.edu/Kerberos/ を参照してください。

9.10.2.1. プリンシパルおよびレルムについて

プリンシパル は、Kerberos 環境のユーザーまたはサービスです。レルム は、誰が何にアクセスできるかに関して、Kerberos が管理する内容を定義します。アクセスするクライアント、KDC、およびホストまたはサービスは同じレルムを使用する必要があります。
注記
Kerberos レルムは GSS-API 認証および暗号化でのみサポートされていますが、DIGEST-MD5 ではサポートされていません。
レルムは、LDAP DN のように、以下の形式でクライアントの DN を関連付けるためにサーバーによって使用されます。
uid=user_name/[server_instance],cn=realm,cn=mechanism,cn=auth
たとえば、example.com のヨーロッパの部門の engineering レルムの Mike Connors では、以下の関連を使用して、US レルムのサーバーにアクセスします。
uid=mconnors/cn=Europe.example.com,cn=engineering,cn=gssapi,cn=auth
Babara Jensen は、US.example.comaccounting レルムから、ローカルサーバーにアクセスする際にレルムを指定する必要はありません。
uid=bjensen,cn=accounting,cn=gssapi,cn=auth
レルムがメカニズムでサポートされ、デフォルトのレルムがサーバーに対する認証に使用されない場合、レルム は Kerberos プリンシパルで指定する必要があります。そうでない場合は、レルムを省略できます。
注記
Kerberos システムは、Kerberos レルムをデフォルトのレルムとして扱います。他のシステムはデフォルトでサーバーになります。