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16.12. 同期合意の変更

接続情報を含む、同期合意の特定属性を変更できます。コマンドラインで使用すると、同期間隔の変更や同期スケジュールの設定など、多くの追加パラメーターを同期合意に作成できます。

16.12.1. コンソールでの同期合意の編集

コンソールで編集できる情報のほとんどは、使用するプロトコルやバインド認証情報など、接続情報に限定されます。同期合意の説明を編集することもできます。
  1. Configuration タブで、Replication フォルダーを展開します。
  2. 同期されるデータベースを展開します。同期合意はすべて、データベースの下に一覧表示されます。同期合意をダブルクリックして、メインウィンドウで開きます。

    図16.7 同期合意の選択

    同期合意の選択
  3. Connection タブをクリックします。

    図16.8 Connection タブ

    Connection タブ
    編集できる情報の 3 つの項目があります。
    • 接続タイプ(標準、TLS、および Start TLS)
    • バインドユーザー(DN およびパスワードの両方)。
    • 新しい Directory Server ユーザーおよび新しい Directory Server グループを自動的に同期するかどうか。
    接続タイプには、standard、TLS、および Start TLS の 3 つのオプションがありますが、実際には LDAP および LDAPS の接続プロトコルが 2 つしかありません。標準接続と Start TLS 接続はいずれも LDAP を使用します(Start TLS は、非セキュアなポートでセキュアな接続を作成します)。
    接続プロトコルは Windows 同期ピアへの接続に使用するポート番号を変更することができないため、接続プロトコルを変更できません。
    標準接続と Start TLS の間で接続タイプを変更できますが、TLS から標準または Start TLS 接続のいずれかに変更することはできません。同様に、標準または Start TLS から TLS に移動することはできません。接続プロトコルまたはポート番号を変更する必要がある場合は、同期合意を削除し、新しいアカウントを作成します。