4.2. GNU アセンブラーの使用

アセンブリー言語プログラムからオブジェクトファイルを生成するには、以下のように as ツールを実行します。

$ scl enable devtoolset-11 'as option ... -o object_file source_file'

これにより、現在の作業ディレクトリーに object_file という名前のオブジェクトファイルが作成されます。

この scl ユーティリティーを使用してコマンドを実行すると、これを Red Hat Enterprise Linux システムに優先して使用する Red Hat Developer Toolset バイナリーで実行することができることに注意してください。これにより、デフォルトで Red Hat Developer Toolset as でシェルセッションを実行できます。

$ scl enable devtoolset-11 'bash'
注記

使用中の as のバージョンを確認するには、以下を行います。

$ which as

Red Hat Developer Toolset の as 実行可能なパスは、/opt で始まります。以下のコマンドを使用して、バージョン番号が Red Hat Developer Toolset as と一致することを確認することができます。

$ as -v