2.3. go コンパイラーの使用
コマンドラインを使用して Go プログラムを構築するには、プロジェクトディレクトリーに移動し、以下のように go
コンパイラーを実行します。
Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:
$ scl enable go-toolset-1.11 'go build -o output_file go_main_package'
Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
$ go build -o output_file go_main_package
これにより、現在の作業ディレクトリーに output_file という名前のバイナリーファイルが作成されます。-o
オプションを省略すると、コンパイラーは go_main_package、go_main_package の名前でファイルを作成します。
go_main_package がメインパッケージではない場合や、複数のプロジェクトや *.go
ファイルが指定されている場合は、生成されるバイナリーは破棄されます。この場合は、go build
コマンドを使用して、提供されたプロジェクトまたはファイルがビルド可能であることを確認します。
Red Hat Enterprise Linux 7 で scl
ユーティリティーを使用してコマンドを実行すると、利用可能な Go Toolset バイナリーで実行することができることに注意してください。これにより、Go Toolset go
でシェルセッションを直接実行できるようになります。
$ scl enable go-toolset-1.11 'bash'
例2.2 コマンドラインを使用した Go プログラムのコンパイル
例2.1「Go プログラムの作成」 にあるようにプログラム hello
が正常に作成済みであると仮定して、プログラムをコンパイルします。
Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:
$
scl enable go-toolset-1.11 'go build hello.go'
Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
$ go build hello.go
これにより、現在の作業ディレクトリー hello
にという名前のバイナリーファイルが作成されます。