第2章 HA CEP サーバーの実装

高可用性 (HA) CEP サーバーは、Red Hat OpenShift Container Platform 環境で実行します。このサーバーには、必要なすべての Drools ルールと、イベント処理に必要なその他のコードが含まれています。

ソースを準備して、ビルドし、Red Hat OpenShift Container Platform にデプロイします。

または、別のプロセスを使用して、いつでも KJAR サービスを更新できる HA CEP サーバーをデプロイします。このプロセスに関する詳細は、3章Mave リポジトリーを使用した HA CEP サーバーを実装して KJAR サービスを更新する手順 を参照してください。

前提条件

  • oc コマンドラインツールを使用して、管理者権限があるプロジェクトにログインしている。

Procedure

  1. Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページから rhdm-7.8.0-reference-implementation.zip 製品配信可能ファイルをダウンロードします。
  2. ファイルの内容を展開して、さらに rhdm-7.8.0-openshift-drools-hacep-distribution.zip ファイルを展開します。
  3. openshift-drools-hacep-distribution/sources ディレクトリーに移動します。
  4. sample-hacep-project/sample-hacep-project-kjar ディレクトリー内のサンプルプロジェクトをもとに、サーバーのコードを確認して変更します。複合イベント処理のロジックは、src/main/resources/org/drools/cep サブディレクトリーの DRL ルールで定義します。
  5. 標準の Maven コマンドを使用してプロジェクトをビルドします。

    mvn clean install -DskipTests
  6. Red Hat AMQ Streams 向けの OpenShift operator を有効にして、プロジェクトで AMQ Streams (kafka) クラスターを作成します。Red Hat AMQ Streams のインストールに関する情報は、『AMQStreams on OpenShift の使用 』を参照してください。
  7. サーバーの操作に必要な kafka のトピックを作成するには、openshift-drools-hacep-distribution/sources ディレクトリーで、以下のコマンドを実行します。

    oc apply -f kafka-topics/control.yaml
    oc apply -f kafka-topics/events.yaml
    oc apply -f kafka-topics/kiesessioninfos.yaml
    oc apply -f kafka-topics/snapshot.yaml
  8. アプリケーションが、リーダーの選択に使用する ConfigMap にアクセスできるように、ロールベースのアクセス制御を設定します。springboot ディレクトリーに移動して、以下のコマンドを入力します。

    oc create -f kubernetes/service-account.yaml
    oc create -f kubernetes/role.yaml
    oc create -f kubernetes/role-binding.yaml

    Red Hat OpenShift Container Platform のロールベースのアクセス制御に関する詳細は、Red Hat OpenShift Container Platform ドキュメントの「RBAC を使用したパーミッションの定義および適用 」を参照してください。

  9. springboot ディレクトリーで、以下のコマンドを実行してデプロイメント用のイメージを作成し、OpenShift 環境用に設定したリポジトリーにプッシュします。

    oc new-build --binary --strategy=docker --name openshift-kie-springboot
    oc start-build openshift-kie-springboot --from-dir=. --follow
  10. 以下のコマンドを実行して、ビルドしたイメージの名前を検出します。

    oc get is/openshift-kie-springboot -o template --template='{{range .status.tags}}{{range .items}}{{.dockerImageReference}}{{end}}{{end}}'
  11. テキストエディターで kubernetes/deployment.yaml ファイルを開きます。
  12. 既存のイメージ URL を直前のコマンドの結果に置き換えます。
  13. 文頭に @ の記号がある行の最後にある文字をすべて削除し、その行に :latest を追加します。以下に例を示します。

    image: image-registry.openshift-image-registry.svc:5000/hacep/openshift-kie-springboot:latest
  14. ファイルを保存します。
  15. 以下のコマンドを実行してイメージをデプロイします。

    oc apply -f kubernetes/deployment.yaml