Oracle WebLogic Server への KIE Server のインストールおよび設定

Red Hat Decision Manager 7.8

Red Hat Customer Content Services

概要

本書では、KIE Server 用に Oracle Weblogic Server を設定する方法と、Oracle サーバーインスタンスに KIE Server をインストールする方法を説明します。

前書き

システム管理者は、Red Hat KIE Server に Oracle WebLogic Server を設定し、Oracle サーバーインスタンスに KIE Server をインストールできます。

前提条件

  • Oracle WebLogic Server インスタンスのバージョン 12.2.1.3.0 以降がインストールされている。詳細なインストール手順は「Oracle WebLogic Server 製品ページ」を参照してください。
  • Oracle WebLogic Server 管理コンソール (通常は http://<HOST>:7001/console) へアクセスできる。

第1章 KIE Server

KIE Server は、Red Hat Decision Manager のルールおよびその他のアーティファクトが保存され、実行されるサーバーです。KIE Server はスタンドアロンで組み込みのコンポーネントで、REST、Java Message Service (JMS)、または Java クライアントサイドアプリケーションで利用可能なインターフェース、およびソルバーを介した Red Hat Business Optimizer 機能を使用して、ルールのインスタンスを作成して実行することができます。

Web でデプロイ可能な WAR ファイルとして作成することで、KIE Server は Web コンテナーであればどこにでもデプロイできます。KIE Server の現在のバージョンには、Red Hat Decision Manager および Red Hat Process Automation Manager の両方に対するデフォルトの拡張機能が含まれます。

KIE Server はメモリー消費が最小限でフットプリントが小さいため、クラウドインスタンスに簡単にデプロイできます。このサーバーの各インスタンスでは、複数のコンテナーを開いてインスタンスを作成できるため、並行して複数のルールサービスを実行できます。

KIE Server は、Oracle WebLogic Server、IBM WebSphere Application Server などのアプリケーションサーバーと統合して、Red Hat Decision Manager のアプリケーション管理を合理化できます。

第2章 Oracle WebLogic Server

Oracle WebLogic Server は、分散型 Java アプリケーションを作成するために API の標準セットを提供する Java EE アプリケーションサーバーで、データベース、メッセージングサービス、外部のエンタープライズシステムへの接続など、さまざまなサービスにアクセスできます。ユーザークライアントは、Web ブラウザークライアントまたは Java クライアントを使用してこれらのアプリケーションにアクセスします。

第3章 Oracle WebLogic Server のインストールおよび実行

KIE Server に対応する多くの設定を適用するために、Oracle WebLogic Server をインストールして実行する必要があります。本セクションは、スタンドアロンの Oracle WebLogic Server ドメインに Oracle WebLogic Server をインストールして起動する方法を説明します。

最新の詳細情報は「Oracle WebLogic Server 製品ページ」を参照してください。

注記

起動するサーバーと同じリスナーポートを使用する Oracle WebLogic Server インスタンスを実行している場合は、新たにサーバーを起動する前に、稼働しているサーバーを停止する必要があります。

手順

  1. Oracle WebLogic Server の Downloads page から、Oracle WebLogic Server 12.2.1.3.0 以降をダウンロードします。
  2. ターゲットシステムにサインインし、認定済み JDK がシステムにインストールされていることを確認します。インストーラーには認定済み JDK が必要です。システム要件は 「Oracle Fusion Middleware Systems Requirements and Specifications」 を参照してください。JDK のダウンロードは 「Planning an Installation of Oracle Fusion Middleware」 の「About JDK Requirements for an Oracle Fusion Middleware Installation」のセクションを参照してください。
  3. インストールプログラムをダウンロードしたディレクトリーに移動します。
  4. システムの JDK ディレクトリーから java -jar を実行して、インストールプログラムを起動します。以下の例を参照してください

    UNIX ベースのシステムの場合:

    /home/Oracle/jdk/jdk1.8.0_131/bin/java -jar fmw_12.2.1.3.0_wls_generic.jar

    Windows オペレーティングシステムの場合:

    C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_131\bin\java -jar fmw_12.2.1.3.0_wls_generic.jar

    この例の JDK の場所を、実際にシステムに保存されている JDK の場所に置き換えます。

  5. インストールウィザードプロンプトに従い、インストールを完了します。
  6. インストールが完了したら、端末からドメインディレクトリー (WLS_HOME/user_projects/<DOMAIN_NAME>) に移動します。以下は例となります。

    WLS\user_projects\mydomain
  7. 以下のいずれかのコマンドを実行して、Oracle WebLogic Server を起動します。

    UNIX ベースのシステムの場合:

    startWebLogic.sh

    Windows オペレーティングシステムの場合:

    startWebLogic.cmd

    起動スクリプトが多数のメッセージを表示しますが、最後に以下のようなメッセージを表示します。

    <Dec 8, 2017 3:50:42 PM PDT> <Notice> <WebLogicServer> <000360> <Server started in RUNNING mode>
  8. Web ブラウザーで、以下の URL を開きます。

    http://<HOST>:<PORT>/console

    <HOST> は、ホストサーバーのシステム名または IP アドレスです。

    <PORT> は、ホストサーバーが要求をリッスンしているポートのアドレス (デフォルトでは 7001) です。

    たとえば、システムで起動している Oracle WebLogic Server のローカルインスタンスに対して管理コンソールを起動するには、以下の URL をブラウザーに入力します。

    http://localhost:7001/console/

    SSL (secure socket layer) を使用して管理コンソールを起動したら、http の後に s を追加して、https://<HOST>:<PORT>/console にする必要があります。

  9. WebLogic 管理コンソールのログインページが表示されたら、管理者の認証情報を入力します。

第4章 KIE Server への Oracle WebLogic Server の設定

Oracle WebLogic Server に KIE Server をデプロイする前に、システムプロパティー、セキュリティー設定、JMS 要件、その他の Oracle WebLogic Server プロパティーを設定する必要があります。この設定により、KIE Server との最適な統合が促進されます。

前提条件

  • Oracle WebLogic Server をインストールし、実行している。
  • WebLogic 管理コンソールにログインしている。

4.1. KIE Server のグループおよびユーザーの設定

WebLogic 管理コンソールでユーザーを kie-server グループに割り当て、Oracle WebLogic Server で、コンテナー管理の認証メカニズムを有効にします。

手順

  1. WebLogic 管理コンソールで Security Realms に移動します。
  2. 必要なセキュリティーレルムを選択するか、New をクリックして新しいセキュリティーレルムを作成します。
  3. Users and GroupsGroupsNew の順に移動して、kie-server グループを作成します。
  4. UsersNew の順に移動し、新しいユーザーを作成します。
  5. server-user などのユーザーとそのパスワードを入力し、OK をクリックします。

    重要

    選択したユーザー名が、ロールまたはグループの名前と競合しないようにします。たとえば、kie-server という名前のロールが存在する場合は、kie-server という名前のユーザーを作成しないでください。

  6. 新たに作成したユーザーをクリックして、Groups タブに戻ります。
  7. 選択ツールを使用して、kie-server グループを Available フィールドから Chosen フィールドに移動し、Save をクリックします。

4.2. Java Message Service (JMS) の設定

Java Message Service (JMS) は、KIE Server が、Oracle WebLogic Server、IBM WebSphere Application Server などのアプリケーションサーバーとメッセージを交換するために使用する Java API です。KIE Server を経由して JMS メッセージを送受信するようにアプリケーションサーバーを設定し、2 台のサーバー間でコラボレーションが適切に行われるようにします。

4.2.1. JMS サーバーの作成

JMS を使用するには JMS サーバーを作成する必要があります。

手順

  1. WebLogic 管理コンソールで、ServicesMessagingJMS Servers の順に移動します。
  2. New をクリックして、JMS サーバーを新たに作成します。
  3. JMS サーバーの名前を入力して、Next をクリックします。
  4. KIE Server デプロイメントに使用するターゲットサーバーを選択します。
  5. Finish をクリックします。

4.2.2. JMS モジュールの作成

接続ファクトリー、キューなどの JMS リソースを格納する JMS モジュールを作成する必要があります。

前提条件

  • JMS サーバーを作成している。

手順

  1. WebLogic 管理コンソールで、ServicesMessagingJMS Modules の順に移動します。
  2. New をクリックしてモジュールを作成します。
  3. モジュール名を入力し、Next をクリックします。
  4. KIE Server デプロイメントに使用するターゲットサーバーを選択し、Finish をクリックします。
  5. 新たに作成したモジュール名をクリックし、Subdeployments をクリックします。
  6. New をクリックして、モジュールのサブデプロイメントを作成します。
  7. サブデプロイメントの名前を入力し、Next をクリックします。
  8. チェックボックスを選択して、事前に作成した JMS サーバーを選択します。
  9. Finish をクリックして、サブデプロイメントの設定を完了します。

4.2.3. JMS 接続ファクトリーの作成

KIE Server でメッセージングを有効にするには、メッセージの送受信に JMS 接続ファクトリーをいくつか作成する必要があります。

前提条件

  • JMS サーバーを作成している。
  • JMS モジュールを作成している。

手順

  1. WebLogic 管理コンソールで、ServicesMessagingJMS Modules の順に移動して、JMS モジュールの一覧を確認します。
  2. 事前に作成したモジュールを選択し、New をクリックして新しい JMS リソースを作成します。
  3. Connection Factory を選択し、Next をクリックします。
  4. 以下に示す必須の各接続ファクトリーに、接続ファクトリー名 (例: KIE.SERVER.REQUEST) および JNDI 名 (例: jms/cf/KIE.SERVER.REQUEST) を入力し、Next をクリックします。接続ファクトリーが、JMS モジュールにデフォルトで割り当てるサーバーを自動的に選択します。
  5. Finish をクリックして接続ファクトリーを追加し、必要な各ファクトリーに対して上記手順を繰り返します。

4.2.3.1. KIE Server の JMS 接続ファクトリー

以下は、KIE Server で JMS メッセージングを有効にするために必要な Java Message Service (JMS) 接続ファクトリーになります。

表4.1 KIE Server に必要な JMS 接続ファクトリー

名前デフォルト値用途

KIE.SERVER.REQUEST

jms/cf/KIE.SERVER.REQUEST

全要求を KIE Server へ送信

KIE.SERVER.RESPONSE

jms/cf/KIE.SERVER.RESPONSE

KIE Server が生成する応答をすべて受信

4.2.4. JMS キューの作成

JMS キューは、ポイントツーポイントメッセージング (point-to-point messaging) の宛先エンドポイントになります。KIE Server で JMS メッセージングを有効にするには JMS キューをいくつか作成する必要があります。

前提条件

  • JMS サーバーを作成している。
  • JMS モジュールを作成している。

手順

  1. WebLogic 管理コンソールで、ServicesMessagingJMS Modules の順に移動して、JMS モジュールの一覧を確認します。
  2. 事前に作成したモジュールを選択し、New をクリックして新規 JMS リソースを作成します。
  3. Queue を選択し、Next をクリックします。
  4. 以下に示す必須の各キューに、キューの名前 (例: KIE.SERVER.REQUEST) および JNDI 名 (例: jms/KIE.SERVER.REQUEST) を入力して、Next をクリックします。
  5. JMS サーバーに接続する JMS モジュールのサブデプロイメントを選択します。
  6. Finish をクリックしてキューを追加し、必要な各キューに上記手順を繰り返します。

4.2.4.1. KIE Server 向けの JMS キュー

以下は、KIE Server で JMS メッセージングを有効にするために必要な Java Message Service (JMS) キューです。

表4.2 KIE Server に必要な JMS キュー

名前デフォルト値用途

KIE.SERVER.REQUEST

jms/KIE.SERVER.REQUEST

全要求を KIE Server へ送信

KIE.SERVER.RESPONSE

jms/KIE.SERVER.RESPONSE

KIE Server が生成する応答をすべて受信

4.3. Oracle WebLogic Server へのシステムプロパティーの設定

KIE Server をデプロイする前に、Oracle WebLogic Server に、本セクションに記載するシステムプロパティーを設定します。

手順

  1. Java Virtual Machine (JVM) のメモリーサイズを増やすには、以下のシステムプロパティーを設定します。

    USER_MEM_ARGS=-Xms512m -Xmx1024m

    JVM メモリーサイズを増やさないと、KIE Server のデプロイ時に Oracle WebLogic Server がフリーズするか、エラーが発生します。

  2. Oracle WebLogic Server インスタンスに、以下の KIE Server システムプロパティーを指定します。

    表4.3 KIE Server のシステムプロパティー

    名前説明

    kie.server.jms.queues.response

    jms/KIE.SERVER.RESPONSE

    KIE Server が使用する応答用の JMS キューの JNDI 名。

    org.kie.server.domain

    OracleDefaultLoginConfiguration

    JMS の使用時にユーザーの認証に使用される JAAS LoginContext ドメイン。

    org.jbpm.server.ext.disabled

    true

    RHDM でサポートされていない Business Central の機能を無効にします。設定されていない場合は、KIE Server は機能しますが、起動時にエラーメッセージを表示します。

    org.jbpm.ui.server.ext.disabled

    true

    RHDM でサポートされていない Business Central の機能を無効にします。設定されていない場合は、KIE Server は機能しますが、起動時にエラーメッセージを表示します。

    org.jbpm.case.server.ext.disabled

    true

    RHDM でサポートされていない Business Central の機能を無効にします。設定されていない場合は、KIE Server は機能しますが、起動時にエラーメッセージを表示します。

  3. JAVA_OPTIONS 環境編集に同じプロパティー値を設定します。
JAVA_OPTIONS="-Dkie.server.jms.queues.response=jms/KIE.SERVER.RESPONSE
 -Dorg.kie.server.domain=OracleDefaultLoginConfiguration
 -Dorg.jbpm.server.ext.disabled=true
 -Dorg.jbpm.ui.server.ext.disabled=true
 -Dorg.jbpm.case.server.ext.disabled=true"

4.4. Oracle WebLogic Server の停止および再起動

Oracle WebLogic Server で必要なシステムプロパティーをすべて設定したら、Oracle サーバーを停止して再起動し、設定が適用されていることを確認します。

手順

  1. WebLogic 管理コンソールで、Change CenterLock & Edit の順に移動します。
  2. Domain StructureEnvironmentServersControl の順にクリックします。
  3. 停止するサーバーを選択して、Shutdown をクリックします。
  4. When Work Completes を選択してサーバーを正常に停止するか、Force Shutdown Now を選択して継続中のタスクの完了を待たずに直ちにサーバーを停止します。
  5. Server Life Cycle Assistant ペインで Yes をクリックして、シャットダウンを完了します。
  6. シャットダウンが完了したら、端末でドメインディレクトリーに移動し、WLS_HOME/user_projects/<DOMAIN_NAME> に移動します。以下は例となります。

    WLS\user_projects\mydomain
  7. 以下のいずれかのコマンドを実行して Oracle WebLogic Server を再起動し、新しい設定を適用します。

    UNIX ベースのシステムの場合:

    startWebLogic.sh

    Windows オペレーティングシステムの場合:

    startWebLogic.cmd
  8. Web ブラウザーで管理コンソール (例: http://localhost:7001/console/) を開き、認証情報を使用してログインします。

第5章 Oracle WebLogic Server への KIE Server のインストール

Oracle WebLogic Server に必要なシステムプロパティーをすべて設定したら、Oracle WebLogic Server に KIE Server をインストールして、Red Hat Decision Manager アプリケーション管理を合理化します。

前提条件

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • 製品: Decision Manager
    • バージョン: 7.8
  2. Red Hat Decision Manager 7.8.0 KIE Server for All Supported EE7 Containers をダウンロードします。
  3. ダウンロードした rhdm-7.8.0-kie-server-ee7.zip ファイルを一時ディレクトリーに展開します。
  4. WebLogic 管理コンソールで Deployments に移動し、既存のアプリケーションをすべて表示します。
  5. Install をクリックします。
  6. rhdm-7.8.0-kie-server-ee7.zip ファイルをダウンロードして展開した一時ディレクトリーに移動し、rhdm-7.8.0-kie-server-ee7/kie-server.war に移動します。
  7. kie-server.war ファイルを選択し、Next をクリックして続行します。
  8. ターゲットとするスタイルとして Install this deployment as an application を選択し、Next をクリックします。
  9. アプリケーション名を kie-server に設定し、セキュリティーモデルを DD Only に設定します。残りのオプションはデフォルトのままにし、Next をクリックして続行します。
  10. Additional Configuration セクションで No, I will review the configuration later を選択し、Finish をクリックします。

5.1. Oracle WebLogic Server への KIE Server インストールの確認

Oracle WebLogic Server に KIE Server をインストールしたら、インストールが成功していることを確認します。

前提条件

手順

  1. Web ブラウザーに KIE Server の URL (http://<HOST>:<PORT>/kie-server/services/rest/server) を入力します。
  2. KIE Server が実行していることを確認します。

    KIE Server が実行していない場合は、Oracle WebLogic Server インスタンスを停止して再起動し、KIE Server の URL に再度アクセスしてみてください。

第6章 Oracle WebLogic Server へのヘッドレス Decision Manager コントローラーのインストールおよび実行

KIE Server REST API または Java Client API を使用して KIE Server に接続するには、Oracle WebLogic Server にヘッドレス Decision Manager コントローラーをインストールします。ヘッドレス Decision Manager コントローラーは、一元化された方法で KIE Server 設定を管理するため、このコントローラーを使用してコンテナーの作成および維持を行い、他のサーバーレベルのタスクを実行することができます。

前提条件

  • 4章KIE Server への Oracle WebLogic Server の設定」の説明通りに、Oracle WebLogic Server インスタンスが設定されている。
  • KIE Server が Oracle WebLogic Server インスタンスにインストールされている。
  • インストールを完了するために必要なユーザーパーミッションがある。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • 製品: Decision Manager
    • バージョン: 7.8
  2. Red Hat Decision Manager 7.8.0 Add-Ons をダウンロードします。
  3. ダウンロードした rhdm-7.8.0-add-ons.zip ファイルを一時ディレクトリーに展開します。
  4. WebLogic 管理コンソールで、Security RealmsUsers and Groups の順に移動します。
  5. 事前に作成した kie-server グループに移動して、ヘッドレス Decision Manager コントローラーのユーザー (controller など) を作成します。続いて、このユーザーのパスワードを設定して OK をクリックします。グループとユーザーの作成方法の詳細は、「KIE Server のグループおよびユーザーの設定」 を参照してください。
  6. Deployments に移動して、既存のアプリケーションをすべて表示します。
  7. Install をクリックします。
  8. rhdm-7.8.0-add-ons.zip ファイルをダウンロードして展開した一時ディレクトリーに移動し、rhdm-7.8.0-add-ons/rhdm-7.8.0-controller-ee7.zip/controller.war に移動します。
  9. controller.war ファイルを選択し、Next をクリックして続行します。
  10. ターゲットとするスタイルとして Install this deployment as an application を選択し、Next をクリックします。
  11. アプリケーション名を controller のままにし、セキュリティーモデルを DD Only に設定します。残りのオプションはデフォルトのままにし、Next をクリックして続行します。
  12. Additional Configuration セクションで No, I will review the configuration later を選択し、Finish をクリックします。

6.1. ヘッドレス Decision Manager コントローラーのシステムプロパティーの設定

ヘッドレス Decision Manager コントローラーをインストールしたら、本セクションで紹介するシステムプロパティーをアプリケーションサーバーに設定して、ヘッドレス Decision Manager コントローラーとの適切な接続を有効にします。

注記

実稼働環境で最適な結果を得るには、KIE Server とヘッドレス Decision Manager コントローラーを別のサーバーにインストールします。開発環境の場合は、KIE Server とヘッドレス Decision Manager コントローラーを同じサーバーにインストールします。いずれの場合も、ヘッドレス Decision Manager コントローラーがインストールされているすべてのアプリケーションサーバーでこのプロパティーを変更します。

前提条件

  • KIE Server およびヘッドレス Decision Manager コントローラーがアプリケーションサーバーインスタンスにインストールされている。

手順

  1. ヘッドレス Decision Manager コントローラーがインストールされているアプリケーションサーバーインスタンスに、以下の JVM プロパティー値を指定します。

    表6.1 ヘッドレス Decision Manager コントローラーに必要なプロパティー

    名前要件

    org.kie.server.user

    kie-server ロールが割り当てられているユーザー

    org.kie.server.pwd

    org.kie.server.user プロパティーに指定したユーザーのパスワード

  2. KIE Server がインストールされているアプリケーションサーバーインスタンスに、以下の JVM プロパティー値を指定します。

    表6.2 ヘッドレス Decision Manager コントローラーがインストールされている場合に KIE Server に必要なプロパティー

    名前要件

    org.kie.server.controller.user

    kie-server ロールが割り当てられているユーザー

    org.kie.server.controller.pwd

    org.kie.server.controller.user プロパティーに指定したユーザーのパスワード

    org.kie.server.id

    KIE Server インストールの ID または名前 (rhdm700-decision-server-1 など)

    org.kie.server.location

    KIE Server の URL (http://<HOST>:<PORT>/kie-server/services/rest/server)

    org.kie.server.controller

    ヘッドレス Decision Manager コントローラーの URL (http://<HOST>:<PORT>/controller/rest/controller)

    <HOST> は、KIE Server ホストの ID または名前です (例: localhost または 192.7.8.9)。

    <PORT> は、KIE Server ホストのポートです (例: 7001)。

6.2. インストールの検証

ヘッドレス Decision Manager コントローラーをインストールし、必要なシステムプロパティーとロール要件をアプリケーションサーバーに定義したら、ヘッドレス Decision Manager コントローラーが正しく動作していることを確認します。

前提条件

  • KIE Server およびヘッドレス Decision Manager コントローラーがアプリケーションサーバーインスタンスにインストールされている。
  • アプリケーションサーバーで、ヘッドレス Decision Manager コントローラーに必要なシステムプロパティーおよびロール要件をすべて設定している。

手順

端末で以下のコマンドを実行して、ヘッドレス Decision Manager コントローラーが動作していることを確認します。

curl -X GET "http://<HOST>:<PORT>/controller/rest/controller/management/servers" -H  "accept: application/xml" -u '<CONTROLLER>:<CONTROLLER_PWD>'

<HOST> は、KIE Server ホストの ID または名前です (例: localhost または 192.7.8.9)。

<PORT> は、KIE Server ホストのポートです (例: 7001)。

<CONTROLLER> および <CONTROLLER_PWD> は、本セクションで作成したユーザーの認証情報です。

このコマンドにより、KIE Server インスタンスに関する情報が返されます。

注記

別の方法として、KIE Server Java API Client を使用してヘッドレス Decision Manager コントローラーにアクセスすることもできます。

ヘッドレス Decision Manager コントローラーが実行していない場合は、アプリケーションサーバーインスタンスを停止して再起動し、ヘッドレス Decision Manager コントローラーの URL または API へ再度アクセスしてみてください。

第7章 Oracle WebLogic Server での埋め込みデシジョンエンジンの設定

デシジョンエンジンとは、デシジョンとビジネスプロセスを実行できるようにする軽量のルールエンジンです。デシジョンエンジンは、Red Hat Decision Manager アプリケーションに含めるか、OpenShift、Kubernetes および Docker 経由でサービスとしてデプロイできます。また、API を使用して Red Hat Decision Manager に埋め込むか、または contexts and dependency injection (CDI) サービスセットの一部として、埋め込むことができます。

Red Hat Decision Manager アプリケーションで、埋め込まれたエンジンを使用する予定の場合には、Red Hat Business Automation 部品表 (BOM) ファイルをプロジェクトの pom.xml ファイルに追加して、プロジェクトに、Maven の依存関係を追加する必要があります。Red Hat Business Automation BOM は、Red Hat Decision Manager に適用されます。Red Hat Business Automation BOM に関する詳細は、「What is the mapping between Red Hat Decision Manager and the Maven library version?」を参照してください。

手順

  1. Red Hat Business Automation BOM を pom.xml ファイルで宣言します。

    <dependencyManagement>
     <dependencies>
      <dependency>
       <groupId>com.redhat.ba</groupId>
       <artifactId>ba-platform-bom</artifactId>
       <version>7.8.0.redhat-00005</version>
       <type>pom</type>
       <scope>import</scope>
      </dependency>
     </dependencies>
    </dependencyManagement>
    <dependencies>
    <!-- Your dependencies -->
    </dependencies>
  2. <dependencies> タグでお使いのプロジェクトに必要な依存関係を宣言します。製品の BOM をプロジェクトにインポートしたら、ユーザー向け製品依存関係のバージョンが定義されるため、<dependency> 要素のサブ要素 <version> を指定する必要はありません。ただし、<dependency> 要素を使用して、プロジェクトで使用する依存関係を宣言する必要があります。

    • 標準的な Red Hat Decision Manager プロジェクトでは、使用する機能に応じて、以下の依存関係を宣言します。

      埋め込みデシジョンエンジン依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-compiler</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependency for persistence support. -->
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-persistence-jpa</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependencies for decision tables, templates, and scorecards.
      For other assets, declare org.drools:business-central-models-* dependencies. -->
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-decisiontables</artifactId>
      </dependency>
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-templates</artifactId>
      </dependency>
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-scorecards</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependency for loading KJARs from a Maven repository using KieScanner. -->
      <dependency>
        <groupId>org.kie</groupId>
        <artifactId>kie-ci</artifactId>
      </dependency>

    • KIE Server を使用するには、以下の依存関係を宣言します。

      クライアントアプリケーション KIE Server の依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.kie.server</groupId>
        <artifactId>kie-server-client</artifactId>
      </dependency>

    • Red Hat Decision Manager にリモートクライアントを作成するには、以下の依存関係を宣言します。

      クライアントの依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.uberfire</groupId>
        <artifactId>uberfire-rest-client</artifactId>
      </dependency>

    • ルール、プロセス定義など、アセットを含む JAR ファイルを作成する場合は、お使いの Maven プロジェクトのパッケージングの種類を kjar とし、org.kie:kie-maven-plugin を使用して、<project> 要素に置かれた kjar パッケージングタイプを処理します。以下の例の ${kie.version} は、「What is the mapping between Red Hat Decision Manager and the Maven library version?」 に記載されている Maven ライブラリーのバージョンです。

      <packaging>kjar</packaging>
      <build>
       <plugins>
        <plugin>
         <groupId>org.kie</groupId>
         <artifactId>kie-maven-plugin</artifactId>
         <version>${kie.version}</version>
         <extensions>true</extensions>
        </plugin>
       </plugins>
      </build>
  3. プロジェクトで永続サポートのあるデシジョンエンジンを使用する場合には、Red Hat Business Automation BOM ファイルから version.org.hibernate-4ee7 プロパティーをコピーして、pom.xml ファイルの dependencyManagement セクションに以下のハイバーネートの依存関係を宣言する必要があります。

    永続性のあるデシジョンエンジンにおけるハイバーネートの依存関係

    <!-- hibernate dependencies -->
    <dependencyManagement>
      <dependencies>
        <dependency>
        <groupId>org.hibernate</groupId>
        <artifactId>hibernate-entitymanager</artifactId>
        <version>${version.org.hibernate-4ee7}</version>
        </dependency>
    
        <dependency>
        <groupId>org.hibernate</groupId>
        <artifactId>hibernate-core</artifactId>
        <version>${version.org.hibernate-4ee7}</version>
        </dependency>
      </dependencies>
    </dependencyManagement>

第8章 キーストアを使用したパスワードセキュリティーの確保

キーストアを使用して、Business Central と KIE Server の間の通信に使用するパスワードを暗号化できます。コントローラーと KIE Server のパスワードを暗号化する必要があります。Business Central と KIE Server を別のアプリケーションサーバーにデプロイする場合には、いずれのアプリケーションサーバーもキーストアを使用する必要があります。

Java Cryptography Extension KeyStore (JCEKS) は、対称鍵をサポートするので、キーストアには JCEKS を使用してください。JDK インストールに含まれる KeyTool を使用して、新しい JCEKS を作成します。

注記

KIE Server が JCEKS で設定されていない場合には、KIE Server のパスワードはシステムプロパティーにプレーンテキスト形式で保存されます。

前提条件

手順

  1. keytool を使用して JCEKS を作成するには、Java 8 のホームディレクトリーで以下のコマンドを実行します。

    $<JAVA_HOME>/bin/keytool -importpassword -keystore <KEYSTORE_PATH> -keypass <ALIAS_KEY_PASSWORD> -alias <PASSWORD_ALIAS> -storepass <KEYSTORE_PASSWORD> -storetype JCEKS

    上記の例では、以下の変数を置き換えてください。

    • <KEYSTORE_PATH>: キーストアの保存先のパス
    • <KEYSTORE_PASSWORD>: キーストアのパスワード
    • <ALIAS_KEY_PASSWORD>: エイリアスで保存した値にアクセスする時に使用するパスワード
    • <PASSWORD_ALIAS>: プロセスへのエントリーに使用するエイリアス
  2. プロンプトが表示されたら、作成した KIE Server ユーザーのパスワードを入力します。
  3. 以下の表に記載のシステムプロパティーを設定します。

    表8.1 KIE Server JCEKS を読み込む時に使用するシステムプロパティー

    システムプロパティープレースホルダー説明

    kie.keystore.keyStoreURL

    <KEYSTORE_URL>

    使用する JCEKS の URL。例: file:///home/kie/keystores/keystore.jceks

    kie.keystore.keyStorePwd

    <KEYSTORE_PWD>

    JCEKS のパスワード

    kie.keystore.key.server.alias

    <KEY_SERVER_ALIAS>

    パスワードの保存先となる REST サービスのキーのエイリアス

    kie.keystore.key.server.pwd

    <KEY_SERVER_PWD>

    保存したパスワードを使用する REST サービスのエイリアスのパスワード

    kie.keystore.key.ctrl.alias

    <KEY_CONTROL_ALIAS>

    パスワードの保存先のデフォルトの REST Process Automation Controller のキーのエイリアス

    kie.keystore.key.ctrl.pwd

    <KEY_CONTROL_PWD>

    保存したパスワードを使用する、デフォルトの REST Process Automation Controller のエイリアスのパスワード

  4. KIE Server を起動して、設定を検証します。

第9章 次のステップ

付録A バージョン情報

本書の最終更新日: 2020 年 9 月 8 日 (木)

法律上の通知

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