第2章 ガイド付きルールテンプレート

ガイド付きルールテンプレートは、別のデータテーブルに定義した実際の値と置き換えるプレースホルダー値 (テンプレートキー) を使用したビジネスルール構造です。そのテンプレートに対応するデータテーブルに定義する各行の結果がルールになります。ガイド付きルールテンプレートは、多くのルールで条件、アクションなどの属性が同じで、ファクトまたは制約の値が異なる場合に適しています。このような場合は、同じようなガイド付きルールを多数作成し、各ルールに値を定義する代わりに、各ルールに適用できるルール構造を持つガイド付きルールテンプレートを作成し、データテーブルに値だけを定義します。

ガイド付きルールテンプレートデザイナーは、ルールテンプレートを定義したデータオブジェクトと、テンプレートキー値を追加するデータテーブルに基づいて適切なテンプレート入力を行うフィールドとオプションを提供します。ガイド付きルールテンプレートを作成し、対応するデータテーブルに値を追加すると、定義したルールが、その他のすべてのルールアセットとともに Drools Rule Language (DRL) ルールにコンパイルされます。

ガイド付きルールテンプレートに関連するすべてのデータオブジェクトは、ガイド付きルールテンプレートと同じプロジェクトパッケージに置く必要があります。同じパッケージに含まれるアセットはデフォルトでインポートされます。必要なデータオブジェクトとガイド付きルールテンプレートを作成したら、ガイド付きルールテンプレートデザイナーの Data Objects タブから、必要なデータオブジェクトがすべてリストされていることを検証したり、新規アイテム を追加してその他の既存データオブジェクトをインポートしたりできます。