Red Hat JBoss EAP 7.2 への Red Hat Decision Manager のインストールおよび設定
ガイド
概要
はじめに
本書は、Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 7.2 インスタンスに Red Hat Decision Manager をインストールする方法を説明します。
前提条件
- Red Hat Decision Manager インストールの計画 の内容を確認している。
- Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 7.2 の最新の修正リリースがインストールされている。Red Hat JBoss EAP のインストールに関する情報は Red Hat JBoss Enterprise Application Platform インストールガイド を参照してください。
第1章 Red Hat Decision Manager について
Red Hat Decision Manager は、ビジネスルール管理、複合イベント処理、Decision Model & Notation (DMN) 実行、およびプランニングの問題を解決するための Business Optimizer を組み合わせた、オープンソースの意思決定管理プラットフォームです。これにより、ビジネス上の意思決定を自動化し、そのロジックをビジネス全体で利用できるようにします。
ルール、デシジョンテーブル、DMN モデルなどのビジネスアセットはプロジェクト内で組織化され、Business Central リポジトリーに保存されます。これにより、ビジネス全体で一貫性や透明性を維持し、監査を行えます。ビジネスユーザーは、IT 担当者からのサポートなしでビジネスロジックを編集できます。
Red Hat JBoss Enterprise Application Platform (Red Hat JBoss EAP) 7.2 は、Java Enterprise Edition 8 (Java EE 8) の Full Profile および Web Profile 仕様の認定実装です。Red Hat JBoss EAP には、高可用性クラスターリング、メッセージング、分散キャッシングなどの機能に対する事前設定オプションが用意されています。ユーザーは、Red Hat JBoss EAP が提供するさまざまな API およびサービスを使用して、アプリケーションを開発、デプロイ、および実行することもできます。
本書では、Red Hat JBoss EAP 7.2 サーバーインスタンスに Red Hat Decision Manager をインストールする方法を説明します。
他の環境への Red Hat Decision Manager のインストール方法に関する説明は、以下のドキュメントを参照してください。
- IBM WebSphere Application Server への Decision Server のインストールおよび設定
- Oracle WebLogic Server への Decision Server のインストールおよび設定
- Red Hat OpenShift Container Platform への Red Hat Decision Manager イミュータブルサーバー環境のデプロイメント
- Red Hat OpenShift Container Platform への Red Hat Decision Manager オーサリングまたは管理サーバー環境のデプロイメント
- Operator を使用した Red Hat OpenShift Container Platform への Red Hat Decision Manager 環境のデプロイメント
サポートされるコンポーネントについては、以下のドキュメントを参照してください。
第2章 Red Hat Decision Manager ロールおよびユーザー
Business Central または Decision Server にアクセスするには、サーバーを起動する前にユーザーを作成して適切なロールを割り当てます。
Business Central と Decision Server は、JAVA 認証承認サービス (JAAS) ログインモジュールを使用してユーザーを認証します。Business Central と Decision Server の両方が単一のインスタンスで実行されている場合は、同じ JAAS サブジェクトとセキュリティードメインを共有します。したがって、Business Central に対して認証されたユーザーは、Decision Server にもアクセスできます。
ただし、Business Central と Decision Server が異なるインスタンスで実行されている場合、JAAS ログインモジュールは両方に対して個別にトリガーされます。したがって、Business Central で認証されたユーザーは、Decision Server にアクセス (Business Central でプロセス定義を表示または管理など) するための個別認証が必要となります。ユーザーが Decision Server で認証されていない場合は、ログファイルに 401 エラーが記録され、Business Central に Invalid credentials to load data from remote server.Contact your system administrator.
メッセージが表示されます。
本セクションでは、利用可能な Red Hat Decision Manager のユーザーロールを説明します。
admin
、analyst
、および rest-all
のロールは Business Central 用に予約されています。kie-server
ロールは Decision Server 用に予約されています。このため、Business Central または Decision Server のいずれか、またはそれら両方がインストールされているかどうかによって、利用可能なロールは異なります。
-
admin
:admin
ロールを持つユーザーは Business Central 管理者です。管理者は、ユーザーの管理や、リポジトリーの作成、クローン作成、および管理ができます。アプリケーションで必要な変更をすべて利用できます。admin
ロールを持つユーザーは、Red Hat Decision Manager の全領域にアクセスできます。 -
analyst
:analyst
ロールを持つユーザーには、すべてのハイレベル機能へのアクセスがあります。プロジェクトのモデル化が可能です。ただし、このユーザーは、Design → Projects ビューでスペースに貢献者を追加したり、スペースを削除したりできません。analyst
ロールを持つユーザーは、管理者向けの Deploy → Execution Servers ビューにアクセスできません。ただし、これらのユーザーは、ライブラリーパースペクティブにアクセスするときに Deploy ボタンを使用できます。 -
rest-all
:rest-all
ロールを持つユーザーは、Business Central REST 機能にアクセスできます。 -
kie-server
:kie-server
ロールを持つユーザーは Decision Server (KIE サーバー) REST 機能へのアクセスがあります。
第3章 Red Hat Decision Manager インストールファイルのダウンロード
お使いの環境およびインストール要件に応じた Red Hat Decision Manager ディストリビューションをダウンロードします。
手順
Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。
- Product: Decision Manager
- バージョン: 7.6
お好みのインストール方法に従って、以下の製品ディストリビューションのいずれかをダウンロードします。
注記ダウンロードするのは、どれか 1 つのディストリビューションのみです。
-
インストーラーを使用して Red Hat JBoss EAP 7.2 に Red Hat Decision Manager をインストールする場合は、Red Hat Decision Manager 7.6.0 Installer (
rhdm-installer-7.6.0.jar
) をダウンロードします。インストーラーのグラフィックユーザーインターフェイスに従って、インストールプロセスを進めます。 デプロイ可能な ZIP ファイルを使用して Red Hat JBoss EAP 7.2 に Red Hat Decision Manager をインストールするには、以下のファイルをダウンロードします。
-
Red Hat Decision Manager 7.6.0 Decision Server for All Supported EE8 Containers (
rhdm-7.6.0-kie-server-ee8.zip
) -
Red Hat Decision Manager 7.6.0 Decision Server Deployable for EAP 7 (
rhdm-7.6.0-decision-central-eap7-deployable.zip
)
-
Red Hat Decision Manager 7.6.0 Decision Server for All Supported EE8 Containers (
-
アプリケーションサーバーにデプロイせずに Business Central を実行するには、Red Hat Decision Manager 7.6.0 Business Central Standalone (
rhdm-7.6.0-decision-central-standalone.jar
) をダウンロードします。
-
インストーラーを使用して Red Hat JBoss EAP 7.2 に Red Hat Decision Manager をインストールする場合は、Red Hat Decision Manager 7.6.0 Installer (
第4章 Red Hat Decision Manager インストーラーの使用方法
本セクションでは、インストール JAR ファイルを使用して Decision Server およびヘッドレス Decision Manager コントローラーをインストールする方法を説明します。JAR ファイルは、既存の Red Hat JBoss EAP 7.2 サーバーインストールに Red Hat Decision Manager をインストールする実行ファイルです。インストーラーは、インタラクティブモードまたはコマンドラインインターフェイス (CLI) モードで実行できます。
Red Hat Decision Manager JAR ファイルインストーラーは、yum または RPM パッケージマネージャーでインストールした Red Hat JBoss EAP ディストリビューションを サポートしません。このような Red Hat JBoss EAP システムに Red Hat Decision Manager をインストールする場合は、Red Hat Decision Manager 7.6 Deployable for Red Hat JBoss EAP 7.2 ファイルをダウンロードして、5章ZIP からの Red Hat Decision Manager のインストール に記載の手順に従います。
IBM JDK は他の JDK で生成されるキーストアを使用できないため、別の JDK で生成されたキーストアを持つ IBM JDK で実行されている既存の Red Hat JBoss EAP システムに Red Hat Decision Manager をインストールすることはできません。
次のステップ:
以下のセクションのいずれかに記載される手順を行います。
4.1. インタラクティブモードでのインストーラーの使用
Red Hat Decision Manager のインストーラーは、実行可能な JAR ファイルです。このインストーラーを使用して、既存の Red Hat JBoss EAP 7.2 サーバーインストールに Red Hat Decision Manager をインストールできます。
セキュリティー上の理由で、root 以外のユーザーでインストーラーを実行する必要があります。
前提条件
- サポート対象の JDK がインストールされている。サポート対象の JDK の一覧については、Red Hat Process Automation Manager 7 Supported Configurations を参照してください。
- バックアップ済みの Red Hat JBoss EAP 7.2 のサーバーインストールが利用できる。
- インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。
$PATH
環境変数に含まれている JAR バイナリー。Red Hat Enterprise Linux では、java-$JAVA_VERSION-openjdk-devel
パッケージに含まれています。注記Red Hat Decision Manager は、UTF-8 エンコーディングで機能するように設計されています。基礎となる JVM で別のエンコーディングシステムを使用すると、予期せぬエラーが発生する可能性があります。JVM で UTF-8 を使用するようにするには、
-Dfile.encoding=UTF-8
のシステムプロパティーを使用します。
手順
端末ウインドウで、インストーラー JAR ファイルをダウンロードしたディレクトリーに移動し、以下のコマンドを入力します。
java -jar rhdm-installer-7.6.0.jar
注記Windows でインストーラーを実行すると、インストール時に管理者の認証情報が求められる場合があります。この要求を回避するには、インストールコマンドに
izpack.mode=privileged
オプションを追加します。java -Dizpack.mode=privileged -jar rhdm-installer-7.6.0.jar
また、32 ビットの Java 仮想マシンでインストーラーを実行している場合には、メモリー不足になる可能性があります。この問題を防ぐには、以下のコマンドを実行します。
java -XX:MaxHeapSize=4g -jar rhdm-installer-7.6.0.jar
グラフィカルインストーラーにスプラッシュ画面と使用許諾契約書のページが表示されます。
- I accept the terms of this license agreement (本使用許諾契約書の内容に同意します) をクリックし、Next をクリックします。
- Red Hat Decision Manager をインストールする Red Hat JBoss EAP 7.2 サーバーのホームを指定して、Next をクリックします。
インストールするコンポーネントを選択し、Next をクリックします。
注記Business Central と Decision Server は同じサーバーにインストールできますが、実稼働環境では異なるサーバーにこの 2 つをインストールすることを推奨します。ただし、実稼働環境では、Business Central と Decision Server は異なるサーバーにインストールすることが推奨されます。そのためには、インストーラーを 2 回実行します。
ユーザーを作成して Next をクリックします。デフォルトでは、同じコンテナーに Business Central と Decision Server の両方をインストールする場合は、新しいユーザーに
admin
ロール、kie-server
ロール、およびrest-all
ロールが割り当てられます。Decision Server のみをインストールした場合には、ユーザーにはkie-server
ロールが割り当てられます。別のロールを選択する場合は、admin
ロールを外します。詳細は、2章Red Hat Decision Manager ロールおよびユーザー を参照してください。注記必ず、既存のユーザー、ロール、またはグループとは異なるユーザー名を指定してください。たとえば、
admin
という名前のユーザーは作成しないでください。パスワードは 8 文字以上で、数字と、英数字以外の文字をそれぞれ 1 文字以上使用する必要があります。ただし & の文字は使用できません。
ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。Business Central および Decision Server にアクセスする際に必要になります。
- Installation Overview ページで Next をクリックしてインストールを起動します。Installation Overview ページに、インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます。
- インストールが完了したら、Next をクリックします。
- 画面上部に Processing finished が表示されたら、Next をクリックしてインストールを完了します。
必要に応じて、Generate Installation Script and Properties File をクリックして、XML ファイルでインストールデータを保存し、Done をクリックします。
インストーラーは、2 つのファイルを生成します。
auto.xml
ファイルは、今後のインストールを自動化し、auto.xml.variables
ファイルは、ユーザーのパスワードと他の機密情報に関連する変数を保存します。複数のシステムでauto.xml
ファイルを使用して、元のインストールと同じ設定の同じタイプのサーバーに、Red Hat Process Automation Manager を簡単に繰り返しインストールできます。必要に応じて、auto.xml
ファイルのinstallpath
パラメーターを更新します。XML ファイルを使用してインストールを行う場合は、以下のコマンドを実行します。java -jar rhdm-installer-7.6.0.jar <path-to-auto.xml-file>
インストーラーを使用して Red Hat Decision Manager が正常にインストールされました。
4.2. CLI モードでのインストーラーの使用
コマンドラインインターフェイス (CLI) を使用して Red Hat Decision Manager インストーラーを実行できます。
セキュリティー上の理由で、root 以外のユーザーでインストーラーを実行する必要があります。
前提条件
- サポート対象の JDK がインストールされている。サポート対象の JDK の一覧については、Red Hat Process Automation Manager 7 Supported Configurations を参照してください。
- バックアップ済みの Red Hat JBoss EAP 7.2 のサーバーインストールが利用できる。
- インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。
$PATH
環境変数に含まれている JAR バイナリー。Red Hat Enterprise Linux では、java-$JAVA_VERSION-openjdk-devel
パッケージに含まれています。注記Red Hat Decision Manager は、UTF-8 エンコーディングで機能するように設計されています。基礎となる JVM で別のエンコーディングシステムを使用すると、予期せぬエラーが発生する可能性があります。JVM で UTF-8 を使用するようにするには、
-Dfile.encoding=UTF-8
のシステムプロパティーを使用します。
手順
端末ウインドウにおいて、インストーラーファイルをダウンロードしたディレクトリーに移動し、以下のコマンドを入力します。
java -jar rhdm-installer-7.6.0.jar -console
コマンドラインの対話プロセスが開始し、使用許諾契約書が表示されます。
press 1 to continue, 2 to quit, 3 to redisplay.
使用許諾契約書を読んで
1
を入力し、Enter キーを押して続行します。Specify the home directory of one of the following servers: Red Hat JBoss EAP 7.2 or Red Hat JBoss Web Server 5.2.0
既存の Red Hat JBoss EAP 7.2 インストールの親ディレクトリーを入力します。
インストーラーが、指定したインストール場所を確認します。
1
を入力して確認し、続行します。注記Business Central と Decision Server は同じサーバーにインストールできますが、実稼働環境では異なるサーバーにこの 2 つをインストールすることを推奨します。ただし、実稼働環境では、Business Central と Decision Server は異なるサーバーにインストールすることが推奨されます。
インストーラーの指示に従って、インストールを完了します。
注記ユーザー名およびパスワードを作成する場合は、指定したユーザー名が既存のロールまたはグループの名前と競合しないようにしてください。たとえば、
admin
というロールがある場合は、admin
という名前のユーザーは作成しないでください。パスワードは 8 文字以上で、数字と、英数字以外の文字をそれぞれ 1 文字以上使用する必要があります。ただし
&
の文字を使用することは できません。ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。Business Central および Decision Server にアクセスする際に必要になります。
インストールが完了すると、以下のメッセージが表示されます。
Would you like to generate an automatic installation script and properties file?
-
y
を入力してインストールデータが含まれる XML ファイルを作成します。あるいは、n
を入力してインストールを完了します。y
を入力すると、XML ファイルのパスを指定するように求められます。 パスを入力するか、Enter キーを押して提案されたパスを了承します。
インストーラーは、2 つのファイルを生成します。
auto.xml
ファイルは、今後のインストールを自動化し、auto.xml.variables
ファイルは、ユーザーのパスワードと他の機密情報に関連する変数を保存します。複数のシステムでauto.xml
ファイルを使用して、元のインストールと同じ設定の同じタイプのサーバーに、Red Hat Process Automation Manager を簡単に繰り返しインストールできます。必要に応じて、auto.xml
ファイルのinstallpath
パラメーターを更新します。XML ファイルを使用してインストールを行う場合は、以下のコマンドを実行します。java -jar rhdm-installer-7.6.0.jar <path-to-auto.xml-file>
- Business Central のみをインストールした場合は、別のサーバーでこれらのステップを繰り返して Decision Server をインストールします。
第5章 ZIP からの Red Hat Decision Manager のインストール
Red Hat Decision Manager の ZIP ファイル (Business Central 用および Decision Server 用) ではグラフィカルユーザーインターフェイスが必要ないため、SSH を使用して Red Hat Decision Manager をインストールできます。
Business Central と Decision Server は、実稼働環境では異なるサーバーにインストールすることが推奨されます。
ヘッドレス Decision Manager コントローラーのインストールは、10章ヘッドレス Decision Manager コントローラーのインストールおよび実行 を参照してください。
5.1. ZIP ファイルからの Business Central のインストール
Business Central の Web コンソールを使用すると、一元化された Web ベースの環境でルールおよび関連するアセットの作成、管理、編集ができます。
前提条件
-
バックアップを作成済みの Red Hat JBoss EAP システム (バージョン 7.2 ) が利用できる。Red Hat JBoss EAP システムのベースディレクトリーを
EAP_HOME
とする。 - インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。
3章Red Hat Decision Manager インストールファイルのダウンロード に従って以下のファイルがダウンロードされている。
rhdm-7.6.0-decision-central-eap7-deployable.zip
手順
-
rhdm-7.6.0-decision-central-eap7-deployable.zip
ファイルを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、この名前をTEMP_DIR
とします。 TEMP_DIR/rhdm-7.6.0-decision-central-eap7-deployable/jboss-eap-7.2
ディレクトリーのコンテンツをEAP_HOME
にコピーします。プロンプトが表示されたら、ファイルをマージまたは置き換えます。警告コピーする Red Hat Decision Manager デプロイメントの名前が Red Hat JBoss EAP インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。
5.2. ZIP ファイルからの Decision Server のインストール
Decision Server はビジネスアセットのランタイム環境を提供し、アセットレポジトリー (ナレッジストア) に保存されたデータにアクセスします。
前提条件
-
バックアップを作成済みの Red Hat JBoss EAP システム (バージョン 7.2 ) が利用できる。Red Hat JBoss EAP システムのベースディレクトリーを
EAP_HOME
とする。 - インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。
3章Red Hat Decision Manager インストールファイルのダウンロード に従って以下のファイルがダウンロードされている。
rhdm-7.6.0-kie-server-ee8.zip
手順
-
rhdm-7.6.0-kie-server-ee8.zip
アーカイブを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、この名前をTEMP_DIR
とします。 TEMP_DIR/rhdm-7.6.0-kie-server-ee8/kie-server.war
ディレクトリーをEAP_HOME/standalone/deployments/
にコピーします。警告コピーする Red Hat Decision Manager デプロイメントの名前が Red Hat JBoss EAP インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。
-
TEMP_DIR/rhdm-7.6.0-kie-server-ee8/rhdm-7.6.0-kie-server-ee8/SecurityPolicy/
ディレクトリーのコンテンツをEAP_HOME/bin
にコピーします。ファイルの上書きを確認するメッセージが表示されたら、Replace をクリックします。 -
EAP_HOME/standalone/deployments/
ディレクトリーに、kie-server.war.dodeploy
という名前で空のファイルを作成します。このファイルにより、サーバーが起動すると Decision Server が自動的にデプロイされます。
5.3. ユーザーの作成
Business Central または Decision Server にログインする前に、ユーザーを作成する必要があります。本セクションでは、admin
、rest-all
、および kie-server
のロールを持つ Business Central ユーザーと、kie-server
ロールを持つ Decision Server ユーザーを作成する方法を説明します。ロールの詳細は、2章Red Hat Decision Manager ロールおよびユーザー を参照してください。
前提条件
-
Red Hat Decision Manager が Red Hat JBoss EAP インストールのベースディレクトリー (
EAP_HOME
) にインストールされている。
手順
-
端末アプリケーションで
EAP_HOME/bin
ディレクトリーに移動します。 ユーザーを作成して、
admin
ロール、rest-all
ロール、およびkie-server
ロールを割り当てます。注記admin
ロールを持つユーザーは、Business Central の管理者です。rest-all
ロールを持つユーザーは、Business Central REST 機能にアクセスできます。ユーザーにkie-server
ロールを割り当てると、Decision Server (KIE Server) REST のケイパビリティーを利用できます。以下のコマンドの
<username>
および<password>
を、作成するユーザーとそのパスワードに置き換えます。$ ./add-user.sh -a --user <USERNAME> --password <PASSWORD> --role admin,rest-all,kie-server
注記必ず、既存のユーザー、ロール、またはグループとは異なるユーザー名を指定してください。たとえば、
admin
という名前のユーザーは作成しないでください。パスワードは 8 文字以上で、数字と、英数字以外の文字をそれぞれ 1 文字以上使用する必要があります。ただし & の文字は使用できません。
Decision Server へのログインに使用する、
kie-server
ロールのユーザーを作成します。$ ./add-user.sh -a --user <USERNAME> --password <PASSWORD> --role kie-server
ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。
注記Business Central と Decision Server を同じサーバーにインストールした場合は、両方のロールを持つユーザーを 1 つ作成できます。
$ ./add-user.sh -a --user <USERNAME> --password <PASSWORD> --role admin,rest-all,kie-server
実稼働環境では、Business Central と Decision Server は異なるサーバーにインストールすることが推奨されます。
5.4. 統合 Decision Manager コントローラー での Decision Server の設定
本セクションの変更は、Decision Server を Decision Central で管理し、Red Hat Decision Manager を ZIP ファイルからインストールしている場合にのみ、実行してください。Business Central をインストールしていない場合は、10章ヘッドレス Decision Manager コントローラーのインストールおよび実行 の記載通りに、ヘッドレス Decision Manager コントローラーを使用して Decision Server を管理することができます。
Decision Server は、管理モードまたは非管理モードで動作できます。非管理モードの場合は、手動で KIE コンテナー (デプロイメントユニット) を作成および維持する必要があります。管理モードの場合は、Decision Manager コントローラーが Decision Server の設定を管理し、ユーザーはコントローラーと対話形式で KIE コンテナーを作成、維持します。
Decision Manager コントローラーは Business Central と統合します。Business Central をインストールしている場合は、Business Central の Execution Server ページを使用して Decision Manager コントローラーと対話します。
ZIP ファイルから Red Hat Decision Manager をインストールした場合は、Decision Server および Business Central の両方のインストールの standalone-full.xml
ファイルを編集して、統合 Decision Manager コントローラーで Decision Server を設定する必要があります。
前提条件
以下のセクションのとおりに、Business Central および Decision Server が Red Hat JBoss EAP インストールのベースディレクトリー (
EAP_HOME
) にインストールされている。- 「ZIP ファイルからの Business Central のインストール」
「ZIP ファイルからの Decision Server のインストール」
注記実稼働環境では、Business Central と Decision Server は異なるサーバーにインストールすることが推奨されます。ただし、たとえば開発環境で、Decision Server と Business Central を同じサーバーにインストールする場合は、本セクションの説明に従って、共有の
standalone-full.xml
ファイルを変更します。
Business Central サーバーノードに、
rest-all
ロールを持つユーザーが作成されている。詳細は、「ユーザーの作成」 を参照してください。
手順
Business Central の
EAP_HOME/standalone/configuration/standalone-full.xml
ファイルで、<system-properties>
セクションの以下のプロパティーのコメントを解除し、<USERNAME>
および<USER_PWD>
を、kie-server
ロールを持つユーザーの認証情報に置き換えます。<property name="org.kie.server.user" value="<USERNAME>"/> <property name="org.kie.server.pwd" value="<USER_PWD>"/>
Decision Server の
EAP_HOME/standalone/configuration/standalone-full.xml
ファイルで、<system-properties>
セクションの以下のプロパティーのコメントを解除します。<property name="org.kie.server.controller.user" value="<CONTROLLER_USER>"/> <property name="org.kie.server.controller.pwd" value="<CONTROLLER_PWD>"/> <property name="org.kie.server.id" value="<KIE_SERVER_ID>"/> <property name="org.kie.server.location" value="http://<HOST>:<PORT>/kie-server/services/rest/server"/> <property name="org.kie.server.controller" value="<CONTROLLER_URL>"/>
以下の値を置き換えます。
-
<CONTROLLER_USER>
および<CONTROLLER_PWD>
をrest-all
ロールを持つユーザーの認証情報に置き換えます。 -
<KIE_SERVER_ID>
を Decision Server システムの ID または名前に置き換えます (例:rhdm-7.6.0-decision_server-1
)。 -
<HOST>
を Decision Server ホストの ID または名前に置き換える (例:localhost
または192.7.8.9
)。 <PORT>
を Decision Server ホストのポートに置き換える (例:8080
)。注記org.kie.server.location
プロパティーで Decision Server の場所を指定します。<CONTROLLER_URL>
を Business Central の URL に置き換えます。Decision Server は、起動時にこの URL に接続します。インストーラーまたは Red Hat JBoss EAP zip ファイルを使用して Business Central をインストールした場合、
<CONTROLLER_URL>
は以下のようになります。http://<HOST>:<PORT>/decision-central/rest/controller
standalone.jar
ファイルを使用して Business Central を実行している場合、<CONTROLLER_URL>
は以下のようになります。http://<HOST>:<PORT>/rest/controller
-
第6章 キーストアを使用したパスワードセキュリティーの確保
キーストアを使用して、Business Central と Decision Server の間の通信に使用するパスワードを暗号化できます。コントローラーと Decision Server のパスワードを暗号化する必要があります。Business Central と Decision Server を別のアプリケーションサーバーにデプロイする場合には、いずれのアプリケーションサーバーもキーストアを使用する必要があります。
Java Cryptography Extension KeyStore (JCEKS) は、対称鍵をサポートするため、キーストアには JCEKS を使用してください。JDK インストールに含まれる KeyTool を使用して、新しい JCEKS を作成します。
Decision Server が JCEKS で設定されていない場合には、Decision Server のパスワードはシステムプロパティーにプレーンテキスト形式で保存されます。
前提条件
- Red Hat JBoss EAP に Decision Server がインストールされている。
- Java 8 以降がインストールされている。
手順
Red Hat JBoss EAP のホームディレクトリーで、以下のコマンドを入力して、
kie-server
ロールを割り当てた Decision Server ユーザーを作成し、パスワードを指定します。以下の例では、<USER_NAME>
と<PASSWORD>
は任意のユーザー名とパスワードに置き換えます。$<EAP_HOME>/bin/add-user.sh -a -e -u <USER_NAME> -p <PASSWORD> -g kie-server
KeyTool を使用して JCEKS を作成するには、Java 8 のホームディレクトリーで以下のコマンドを実行します。
$<JAVA_HOME>/bin/keytool -importpassword -keystore <KEYSTORE_PATH> -keypass <ALIAS_KEY_PASSWORD> -alias <PASSWORD_ALIAS> -storepass <KEYSTORE_PASSWORD> -storetype JCEKS
上記の例では、以下の変数を置き換えてください。
-
<KEYSTORE_PATH>
: キーストアの保存先のパス -
<KEYSTORE_PASSWORD>
: キーストアのパスワード -
<ALIAS_KEY_PASSWORD>
: エイリアスで保存した値にアクセスする時に使用するパスワード -
<PASSWORD_ALIAS>
: プロセスへのエントリーに使用するエイリアス
-
- プロンプトが表示されたら、作成した Decision Server ユーザーのパスワードを入力します。
EAP_HOME/standalone/configuration/standalone-full.xml
ファイルに以下のシステムプロパティーを設定して、以下の表に記載のプレースホルダーを置き換えます。<system-properties> <property name="kie.keystore.keyStoreURL" value="<KEYSTORE_URL>"/> <property name="kie.keystore.keyStorePwd" value="<KEYSTORE_PWD>"/> <property name="kie.keystore.key.server.alias" value="<KEY_SERVER_ALIAS>"/> <property name="kie.keystore.key.server.pwd" value="<KEY_SERVER_PWD>"/> <property name="kie.keystore.key.ctrl.alias" value="<KEY_CONTROL_ALIAS>"/> <property name="kie.keystore.key.ctrl.pwd" value="<KEY_CONTROL_PWD>"/> </system-properties>
表6.1 Decision Server JCEKS を読み込む時に使用するシステムプロパティー
システムプロパティー プレースホルダー 説明 kie.keystore.keyStoreURL
<KEYSTORE_URL>
使用する JCEKS の URL (例:
file:///home/kie/keystores/keystore.jceks
)kie.keystore.keyStorePwd
<KEYSTORE_PWD>
JCEKS のパスワード
kie.keystore.key.server.alias
<KEY_SERVER_ALIAS>
パスワードの保存先となる REST サービスのキーのエイリアス
kie.keystore.key.server.pwd
<KEY_SERVER_PWD>
保存したパスワードを使用する REST サービスのエイリアスのパスワード
kie.keystore.key.ctrl.alias
<KEY_CONTROL_ALIAS>
パスワードの保存先のデフォルトの REST Process Automation Controller のキーのエイリアス
kie.keystore.key.ctrl.key.ctrl.pwd
<KEY_CONTROL_PWD>
保存したパスワードを使用する、デフォルトの REST Process Automation Controller のエイリアスのパスワード
- Decision Server を起動して、設定を検証します。
第7章 SSH が RSA を使用するように設定する手順
Git リポジトリーのクローンには、SSH を使用します。デフォルトで、Business Central には DSA 暗号化アルゴリズムが含まれます。ただし、Fedora 23 環境の SSH クライアントなどは、DSA アルゴリズムではなく、RSA アルゴリズムを使用します。Business Central にはシステムプロパティーが含まれており、必要に応じて DSA から RSA に切り替えることができます。
Red Hat Enterprise Linux 7 などの、サポート対象の設定で SSH クライアントを使用している場合は、この問題の影響はありません。サポート対象の設定に関する一覧は、Red Hat Decision Manager 7 Supported Configurations を参照してください。
手順
以下のタスクの 1 つを実行して、このシステムプロパティーを有効にします。
以下のようにクライアント側の
~/.ssh/config
ファイルを変更して、SSH クライアントが強制的に非推奨の DSA アルゴリズムを受け入れるようにします。Host <SERVER_IP> HostKeyAlgorithms +ssh-dss
以下のように、Business Central の起動時に、
-Dorg.uberfire.nio.git.ssh.algorithm=RSA
パラメーターを追加します。$ ./standalone.sh -c standalone-full.xml -Dorg.uberfire.nio.git.ssh.algorithm=RSA
第8章 Red Hat Decision Manager システムの検証
Red Hat Decision Manager をインストールしたら、アセットを作成してシステムが機能していることを検証します。
手順
端末ウィンドウで
EAP_HOME/bin
ディレクトリーに移動し、以下のコマンドを実行して Red Hat Decision Manager を起動します。./standalone.sh -c standalone-full.xml
注記Process Server を使用せず、Business Central だけをデプロイした場合は、
standalone.sh
スクリプトにstandalone-full.xml
ファイルを指定せず Business Central だけを起動できます。この場合は、Business Central を起動する前にstandalone.xml
ファイルの設定を変更しておく必要があります。Web ブラウザーで
localhost:8080/decision-central
と入力します。Red Hat Decision Manager をドメイン名から実行するように設定している場合は、以下のように
localhost
をドメイン名に置き換えます。http://www.example.com:8080/decision-central
Red Hat Decision Manager をクラスター環境で実行するように設定している場合は、以下のように
localhost
を特定ノードの IP アドレスに置き換えます。http://<node_IP_address>:8080/decision-central
-
インストール時に作成した
admin
ユーザーの認証情報を入力します。Business Central ホームページが表示されます。 - Menu → Deploy → Execution Servers の順に選択します。
- default-kieserver が Server Configurations 下に記載されていることを確認します。
- Menu → Design → Projects の順に選択します。
- MySpace スペースを開きます。
- Try Samples → Mortgages → OK の順にクリックします。Assets ウィンドウが表示されます。
- Add Asset → Data Object をクリックします。
-
Data Object フィールドに
MyDataObject
と入力し、OK をクリックします。 -
Spaces → mySpace → Mortgages の順にクリックし、アセットリストに
MyDataObject
があることを確認します。 - Mortgages プロジェクトを選択します。
第9章 Red Hat Decision Manager の実行
Red Hat JBoss EAP 上の Red Hat Decision Manager をスタンドアロンモードで実行するには、以下の手順にしたがいます。
前提条件
- Red Hat Decision Manager がインストールおよび設定済みである。
デフォルトのホスト (localhost
) またはデフォルトのポート (9990
) を変更した場合には、Red Hat Decision Manager を実行する前に business-central.war/WEB-INF/classes/datasource-management.properties
ファイルおよび business-central.war/WEB-INF/classes/security-management.properties
ファイルを Solution 3519551 に記載の説明に沿って編集する必要があります。
手順
-
ターミナルアプリケーションで
EAP_HOME/bin
に移動します。 スタンドアロン設定を実行します。
Linux または UNIX ベースのシステムの場合:
$ ./standalone.sh -c standalone-full.xml
Windows の場合:
standalone.bat -c standalone-full.xml
注記Process Server を使用せず、Business Central だけをデプロイした場合は、
standalone.sh
スクリプトにstandalone-full.xml
ファイルを指定せず Business Central だけを起動できます。この場合は、Business Central を起動する前にstandalone.xml
ファイルの設定を変更しておく必要があります。Linux または UNIX ベースのシステムの場合:
$ /standalone.sh
Windows の場合:
standalone.bat
-
Web ブラウザーで URL
localhost:8080/decision-central
にアクセスします。 - 「ユーザーの作成」 の Business Central で作成したユーザーの認証情報を使用してログインします。
第10章 ヘッドレス Decision Manager コントローラーのインストールおよび実行
Decision Server は、管理モードまたは非管理モードで動作するように設定できます。非管理モードの場合は、手動で KIE コンテナー (デプロイメントユニット) を作成および維持する必要があります。管理モードの場合は、Decision Manager コントローラーが Decision Server の設定を管理し、ユーザーはコントローラーと対話形式で KIE コンテナーを作成、維持します。
Business Central には Decision Manager コントローラーが組み込まれています。Business Central をインストールしている場合は、Execution Server ページを使用して KIE コンテナーを作成および維持します。Business Central なしで Decision Server の管理を自動化するには、ヘッドレス Decision Manager コントローラーを使用することで可能になります。
10.1. ヘッドレス Decision Manager コントローラーのインストール
ヘッドレス Decision Manager コントローラーをインストールし、REST API または Decision Server Java Client API を使用してコントローラーを操作することができます。
前提条件
-
バックアップを作成済みの Red Hat JBoss EAP システム (バージョン 7.2 ) が利用できる。Red Hat JBoss EAP システムのベースディレクトリーを
EAP_HOME
とする。 - インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。
手順
Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。
- Product: Decision Manager
- バージョン: 7.6
-
Red Hat Decision Manager 7.6.0 Add Ons (
rhdm-7.6.0-add-ons.zip
ファイル) をダウンロードします。 -
rhdm-7.6.0-add-ons.zip
ファイルを展開します。rhdm-7.6.0-controller-ee7.zip
ファイルは展開したディレクトリーにあります。 -
rhdm-7.6.0-controller-ee7
アーカイブを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、この名前をTEMP_DIR
とします。 TEMP_DIR/rhdm-7.6.0-controller-ee7/controller.war
ディレクトリーをEAP_HOME/standalone/deployments/
にコピーします。警告コピーするヘッドレス Decision Manager コントローラーデプロイメントの名前が、Red Hat JBoss EAP インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。
-
TEMP_DIR/rhdm-7.6.0-controller-ee7/SecurityPolicy/
ディレクトリーの中身をEAP_HOME/bin
にコピーします。ファイルの上書きを確認するメッセージが表示されたら、Yes を選択します。 -
EAP_HOME/standalone/deployments/
ディレクトリーに、controller.war.dodeploy
という名前で空のファイルを作成します。このファイルにより、サーバーが起動するとヘッドレス Decision Manager コントローラーが自動的にデプロイされます。
10.1.1. ヘッドレス Decision Manager コントローラーの作成
ヘッドレス Decision Manager コントローラーを使用する前に、kie-server
ロールを持つユーザーを作成する必要があります。
前提条件
-
ヘッドレス Decision Manager コントローラーが Red Hat JBoss EAP インストールのベースディレクトリー (
EAP_HOME
) にインストールされている。
手順
-
端末アプリケーションで
EAP_HOME/bin
ディレクトリーに移動します。 以下のコマンドを入力し、
<USER_NAME>
および<PASSWORD>
を、作成するユーザー名およびパスワードに置き換えます。$ ./add-user.sh -a --user <username> --password <password> --role kie-server
注記必ず、既存のユーザー、ロール、またはグループとは異なるユーザー名を指定してください。たとえば、
admin
という名前のユーザーは作成しないでください。パスワードは 8 文字以上で、数字と、英数字以外の文字をそれぞれ 1 文字以上使用する必要があります。ただし & の文字は使用できません。
- ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。
10.1.2. Decision Server とヘッドレス Decision Manager コントローラー の設定
Decision Server をヘッドレス Decision Manager コントローラーで管理する場合は、本セクションの説明に従って Decision Server インストールの standalone-full.xml
とヘッドレス Decision Manager コントローラーの standalone.xml
ファイルを編集する必要があります。
前提条件
-
5章ZIP からの Red Hat Decision Manager のインストール セクションの説明に従って Decision Server が Red Hat JBoss EAP インストールのベースディレクトリー (
EAP_HOME
) にインストールされている。 ヘッドレス Decision Manager コントローラーが
EAP_HOME
にインストールされている。注記実稼働環境では Decision Server およびヘッドレス Decision Manager コントローラーを異なるサーバーにインストールすることを推奨します。ただし、開発環境のように Decision Server およびヘッドレス Decision Manager コントローラーを同じサーバーにインストールする場合は、併せて共有の
standalone-full.xml
ファイルを変更します。-
Decision Server サーバーノードに、
kie-server
ロールをのあるユーザーが作成されている。 サーバーノードに、
kie-server
ロールのあるユーザーが作成されている。詳細は、「ユーザーの作成」 を参照してください。
手順
EAP_HOME/standalone/configuration/standalone-full.xml
ファイルの<system-properties>
セクションに以下のプロパティーを追加し、<USERNAME>
および<USER_PWD>
を、kie-server
ロールを持つユーザーの認証情報に置き換えます。<property name="org.kie.server.user" value="<USERNAME>"/> <property name="org.kie.server.pwd" value="<USER_PWD>"/>
Decision Server の
EAP_HOME/standalone/configuration/standalone-full.xml
ファイルの<system-properties>
セクションに以下のプロパティーを追加します。<property name="org.kie.server.controller.user" value="<CONTROLLER_USER>"/> <property name="org.kie.server.controller.pwd" value="<CONTROLLER_PWD>"/> <property name="org.kie.server.id" value="<KIE_SERVER_ID>"/> <property name="org.kie.server.location" value="http://<HOST>:<PORT>/kie-server/services/rest/server"/> <property name="org.kie.server.controller" value="<CONTROLLER_URL>"/>
このファイルで、以下の値を置き換えます。
-
<CONTROLLER_USER>
および<CONTROLLER_PWD>
をkie-server
ロールを持つユーザーの認証情報に置き換えます。 -
<KIE_SERVER_ID>
を Decision Server システムの ID または名前に置き換えます (例:rhdm-7.6.0-decision_server-1
)。 -
<HOST>
を Decision Server ホストの ID または名前に置き換える (例:localhost
または192.7.8.9
)。 <PORT>
を Decision Server ホストのポートに置き換える (例:8080
)。注記org.kie.server.location
プロパティーで Decision Server の場所を指定します。-
<CONTROLLER_URL>
をヘッドレス Decision Manager コントローラー の URL で置き換えます。
-
- Decision Server は、起動時にこの URL に接続します。
10.2. ヘッドレス Decision Manager コントローラーの実行
ヘッドレス Decision Manager コントローラーを Red Hat JBoss EAP にインストールしたら、以下の手順に従ってヘッドレス Decision Manager コントローラーを実行します。
前提条件
-
ヘッドレス Decision Manager コントローラーが Red Hat JBoss EAP インストールのベースディレクトリー (
EAP_HOME
) にインストールされている。
手順
-
ターミナルアプリケーションで
EAP_HOME/bin
に移動します。 ヘッドレス Decision Manager コントローラーを、Decision Server をインストールした Red Hat JBoss EAP インスタンスと同じ Red Hat JBoss EAP インスタンスにインストールしている場合は、以下のいずれかのコマンドを実行します。
Linux または UNIX ベースのシステムの場合:
$ ./standalone.sh -c standalone-full.xml
Windows の場合:
standalone.bat -c standalone-full.xml
ヘッドレス Decision Manager コントローラーを、Decision Server をインストールした Red Hat JBoss EAP インスタンスとは別の Red Hat JBoss EAP インスタンスにインストールしている場合は、
standalone.sh
スクリプトで Decision Manager コントローラーを開始できます。注記この場合は、
standalone.xml
ファイルに必要な設定変更を加えます。Linux または UNIX ベースのシステムの場合:
$ ./standalone.sh
Windows の場合:
standalone.bat
ヘッドレス Decision Manager コントローラーが Red Hat JBoss EAP 上で動作していることを確認するには、以下のコマンドを入力します。ここで、
<CONTROLLER>
と<CONTROLLER_PWD>
は、「ヘッドレス Decision Manager コントローラーの作成」で作成したユーザー名とパスワードの組み合わせです。このコマンドにより、Decision Server インスタンスに関する情報が出力されます。curl -X GET "http://<HOST>:<PORT>/controller/rest/controller/management/servers" -H "accept: application/xml" -u '<CONTROLLER>:<CONTROLLER_PWD>'
別の方法では、Decision Server Java API Client を使用してヘッドレス Decision Manager コントローラーにアクセスすることもできます。
第11章 スタンドアロン Business Central の実行
Business Central スタンドアロン JAR ファイルを使用して、Red Hat JBoss EAP などのアプリケーションサーバーにデプロイせずに Business Central を実行できます。
Red Hat は、Red Hat Enterprise Linux にインストールした場合に限りこのインストールタイプをサポートします。
前提条件
-
3章Red Hat Decision Manager インストールファイルのダウンロード に従って Red Hat Decision Manager 7.6.0 Business Central Standalone (
rhdm-7.6.0-decision-central-standalone.jar
) ファイルがダウンロードされている。
手順
-
ディレクトリーを作成し、
rhdm-7.6.0-decision-central-standalone.jar
ファイルをこのディレクトリーに移動します。 - ターミナルウィンドウで、スタンドアロン JAR ファイルを含むディレクトリーに移動します。
application-users.properties
ファイルを作成し、管理者ユーザーを含めます。この Business Central インスタンスが Decision Server の Decision Manager コントローラーになる場合は、Decision Manager コントローラーユーザーを含めます。以下に例を示します。rhdmAdmin=password1 controllerUser=controllerUser1234
application-roles.properties
ファイルを作成し、application-users.properties
ファイルに含まれるユーザーにロールを割り当てます。以下に例を示します。rhdmAdmin=admin controllerUser=kie-server
以下の内容で
application-config.yaml
設定ファイルを作成します。<APPLICATION_USERS>
はapplication-users.properties
ファイルへのパスで、<APPLICATION_ROLES>
はapplication-roles.properties
ファイルへのパスです。thorntail: management: security-realms: ApplicationRealm: local-authentication: default-user: local allowed-users: local skip-group-loading: true properties-authentication: path: <APPLICATION_USERS> plain-text: true properties-authorization: path: <APPLICATION_ROLES> datasource: management: wildfly: admin: admin
以下のコマンドを入力します。
java -jar rhdm-7.6.0-decision-central-standalone.jar -s application-config.yaml
また、このコマンドに
-D<property>=<value>
パラメーターを追加して、Business Central でサポートされる任意のプロパティーを設定することもできます。以下は例になります。java -jar rhdm-7.6.0-decision-central-standalone.jar -s application-config.yaml -D<property>=<value> -D<property>=<value>
詳細は、「Business Central システムプロパティー」 を参照してください。
11.1. Business Central システムプロパティー
このセクションに記載の Business Central のシステムプロパティーは standalone*.xml
ファイルに渡されます。または、スタンドアロン Business Central のインストール時に、以下のコマンドで、本セクションに列記するプロパティーを使用することができます。
java -jar rhdm-7.6.0-decision-central-standalone.jar -s application-config.yaml -D<property>=<value> -D<property>=<value>
このコマンドでは、<property>
をリストのプロパティーに、<value>
をそのプロパティーに割り当てる値に置き換えます。
- Git ディレクトリー
以下のプロパティーを使用して、Business Central Git ディレクトリーの場所と名前を設定します。
-
org.uberfire.nio.git.dir
: Business Central の Git ディレクトリーの場所。 -
org.uberfire.nio.git.dirname
: Business Central の Git ディレクトリーの名前。デフォルト値は.niogit
です。 -
org.uberfire.nio.git.ketch
: Git ketch を有効化または無効化。 -
org.uberfire.nio.git.hooks
: Business Central の Git ディレクトリーの場所。
-
- HTTP 経由の Git
次のプロパティーを使用して、HTTP 経由で Git リポジトリーにアクセスできるように設定します。
-
org.uberfire.nio.git.proxy.ssh.over.http
: SSH が HTTP プロキシーを使用するかどうかを指定します。デフォルト値はfalse
です。 -
http.proxyHost
: HTTP プロキシー−のホスト名を定義します。デフォルト値はnull
です。 -
http.proxyPort
: HTTP プロキシーのホストポート (整数値) を定義します。デフォルト値はnull
です。 -
http.proxyUser
: HTTP プロキシー名を定義します。 -
http.proxyPassword
: HTTP プロキシーのユーザーパスワードを定義します。 -
org.uberfire.nio.git.http.enabled
: HTTP デーモンを有効または無効にします。デフォルト値はtrue
です。 -
org.uberfire.nio.git.http.host
: このデーモンは、HTTP デーモンが有効な場合にホストの識別子としてこのプロパティーを使用します。これは、HTTP 経由で Git リポジトリーにアクセスする方法を表示するときに使用する参考属性です。HTTP は、継続してサーブレットコンテナーに依存します。デフォルト値はlocalhost
です。 -
org.uberfire.nio.git.http.hostname
: HTTP デーモンが有効な場合に、このデーモンはホスト名の識別子としてこのプロパティーを使用します。これは、HTTP 経由で Git リポジトリーにアクセスする方法を表示するときに使用する参考属性です。HTTP は、継続してサーブレットコンテナーに依存します。デフォルト値はlocalhost
です。 -
org.uberfire.nio.git.http.port
: このデーモンは、HTTP デーモンが有効な場合にポート番号としてこのプロパティーを使用します。これは、HTTP 経由で Git リポジトリーにアクセスする方法を表示するときに使用する参考属性です。HTTP は、継続してサーブレットコンテナーに依存します。デフォルト値は8080
です。
-
- HTTPS 経由の Git
次のプロパティーを使用して、HTTPS 経由で Git リポジトリーにアクセスできるように設定します。
-
org.uberfire.nio.git.proxy.ssh.over.https
: SSH が HTTPS プロキシーを使用するかどうかを指定します。デフォルト値はfalse
です。 -
https.proxyHost
: HTTPS プロキシーのホスト名。デフォルト値はnull
です。 -
https.proxyPort
: HTTPS プロキシーのホストポート (整数値)。デフォルト値はnull
です。 -
https.proxyUser
: HTTPS プロキシー名を定義します。 -
https.proxyPassword
: HTTPS プロキシーのユーザーパスワードを定義します。 -
user.dir
: ユーザーディレクトリーの場所。 -
org.uberfire.nio.git.https.enabled
: HTTPS デーモンを有効または無効にします。デフォルト値はfalse
です。 -
org.uberfire.nio.git.https.host
: このデーモンは、HTTPS デーモンが有効な場合にホストの識別子としてこのプロパティーを使用します。これは、HTTPS 経由で Git リポジトリーにアクセスする方法を表示するときに使用する参考属性です。HTTPS は、継続してサーブレットコンテナーに依存します。デフォルト値はlocalhost
です。 -
org.uberfire.nio.git.https.hostname
: このデーモンは、HTTPS デーモンが有効な場合にホスト名の識別子としてこのプロパティーを使用します。これは、HTTPS 経由で Git リポジトリーにアクセスする方法を表示するときに使用する参考属性です。HTTPS は、継続してサーブレットコンテナーに依存します。デフォルト値はlocalhost
です。 -
org.uberfire.nio.git.https.port
: このデーモンは、HTTPS デーモンが有効な場合にポート番号としてこのプロパティーを使用します。これは、HTTPS 経由で Git リポジトリーにアクセスする方法を表示するときに使用する参考属性です。HTTPS は、継続してサーブレットコンテナーに依存します。デフォルト値は8080
です。
-
- JGit
-
org.uberfire.nio.jgit.cache.instances
: JGit キャッシュサイズを定義します。 -
org.uberfire.nio.jgit.cache.overflow.cleanup.size
: JGit キャッシュオーバーフローのクリーンアップサイズを定義します。 -
org.uberfire.nio.jgit.remove.eldest.iterations
: 最も古い JGit の反復を削除するかどうかを定義します。 -
org.uberfire.nio.jgit.cache.evict.threshold.duration
: JGit 退避のしきい値の期間を定義します。 -
org.uberfire.nio.jgit.cache.evict.threshold.time.unit
: JGit 退避のしきい値の時間単位を定義します。
-
- Git デーモン
次のプロパティーを使用して、Git デーモンを有効にして設定します。
-
org.uberfire.nio.git.daemon.enabled
: Git デーモンを有効または無効にします。デフォルト値はtrue
です。 -
org.uberfire.nio.git.daemon.host
: Git デーモンが有効な場合は、このプロパティーをローカルホストの識別子として使用します。デフォルト値はlocalhost
です。 -
org.uberfire.nio.git.daemon.hostname
: Git デーモンが有効な場合は、このプロパティーをローカルホスト名の識別子として使用します。デフォルト値はlocalhost
です。 -
org.uberfire.nio.git.daemon.port
: Git デーモンが有効な場合は、このプロパティーをポート番号として使用します。デフォルト値は9418
です。 org.uberfire.nio.git.http.sslVerify
: Git リポジトリーを確認する SSL 証明書を有効または無効にします。デフォルト値はtrue
です。注記デフォルトポートまたは割り当てられたポートが既に使用されている場合は、別のポートが自動的に選択されます。ポートが利用可能であることを確認し、詳細についてはログをチェックします。
-
- Git SSH
次のプロパティーを使用して、Git SSH デーモンを有効にして設定します。
-
org.uberfire.nio.git.ssh.enabled
: SSH デーモンを有効または無効にします。デフォルト値はtrue
です。 -
org.uberfire.nio.git.ssh.host
: SSH デーモンが有効な場合は、このプロパティーをローカルホスト識別子として使用します。デフォルト値はlocalhost
です。 -
org.uberfire.nio.git.ssh.hostname
: SSH デーモンが有効な場合は、このプロパティーをローカルホスト名の識別子として使用します。デフォルト値はlocalhost
です。 org.uberfire.nio.git.SSH.port
: SSH デーモンが有効な場合は、このプロパティーをポート番号として使用します。デフォルト値は8001
です。注記デフォルトポートまたは割り当てられたポートが既に使用されている場合は、別のポートが自動的に選択されます。ポートが利用可能であることを確認し、詳細についてはログをチェックします。
-
org.uberfire.nio.git.ssh.cert.dir
: ローカルの証明書が保存される.security
ディレクトリーの場所。デフォルトは作業ディレクトリーです。 -
org.uberfire.nio.git.ssh.idle.timeout
: SSH のアイドルタイムアウトを設定します。 -
org.uberfire.nio.git.ssh.passphrase
: SCP スタイルの URL を持つ Git リポジトリーのクローンを作成する場合に、オペレーティングシステムの公開キーストアにアクセスするためのパスフレーズ。たとえば、git@github.com:user/repository.git
です。 -
org.uberfire.nio.git.ssh.algorithm
: SSH で使用されるアルゴリズム。デフォルト値はRSA
です。 -
org.uberfire.nio.git.gc.limit
: GC の制限を設定します。 -
org.uberfire.nio.git.ssh.ciphers
: コンマ区切りの暗号化の文字列。利用可能な暗号化はaes128-ctr
、aes192-ctr
、aes256-ctr
、arcfour128
、arcfour256
、aes192-cbc
、aes256-cbc
です。このプロパティーを使用しない場合は、すべての暗号化が読み込まれます。 org.uberfire.nio.git.ssh.macs
: コンマ区切りのメッセージ認証コード (MAC) の文字列。利用可能な MAC はhmac-md5
、hmac-md5-96
、hmac-sha1
、hmac-sha1-96
、hmac-sha2-256
、hmac-sha2-512
です。このプロパティーを使用しない場合は、すべての MAC が読み込まれます。注記RSA、または DSA 以外のアルゴリズムを使う場合は、Bouncy Castle JCE ライブラリーを使用するようにアプリケーションサーバーを設定します。
-
- Decision Server ノードおよび Decision Manager コントローラー
以下のプロパティーを使用して Decision Manager コントローラーと Decision Server ノードの接続を設定します。
-
org.kie.server.controller
: URL は Decision Manager コントローラーへの接続に使用されます。たとえば、ws://localhost:8080/decision-central/websocket/controller
です。 -
org.kie.server.user
: Decision Manager コントローラーから Decision Server ノードに接続する時に使用するユーザー名。このプロパティーが必要なのは、この Business Central システムを Decision Manager コントローラーとして使用する場合だけです。 -
org.kie.server.pwd
: Decision Manager コントローラーから Decision Server ノードに接続する時に使用するパスワード。このプロパティーが必要なのは、この Business Central システムを Decision Manager コントローラーとして使用する場合だけです。
-
- Maven など
以下のプロパティーを使用して、Maven などの機能を設定します。
kie.maven.offline.force
: Maven のオフライン動作を強制します。true に設定すると、オンラインの依存関係解決が無効になります。デフォルト値はfalse
です。注記このプロパティーは、Business Central にのみ使用してください。他のコンポーネントとランタイム環境を共有する場合は、設定を分離して、Business Central にだけ適用してください。
-
org.uberfire.gzip.enable
:GzipFilter
圧縮フィルターで Gzip の圧縮を有効にするか、または無効にします。デフォルト値はtrue
です。 -
org.kie.workbench.profile
: Business Central プロファイルを選択します。許容値は、FULL
またはPLANNER_AND_RULES
です。プリフィックスFULL_
で、プロファイルを設定し、管理者設定にこのプロファイルの設定が表示されないようにします。デフォルト値はFULL
です。 -
org.appformer.m2repo.url
: Business Central は依存関係を検索する時に、Maven リポジトリーのデフォルトの場所を使用します。デフォルト値は、http://localhost:8080/business-central/maven2
など、Business Central 内の Maven リポジトリーを参照します。このプロパティーは、Business Central が起動する前に設定してください。デフォルト値は、内部のm2
リポジトリーへのファイルパスです。 -
appformer.ssh.keystore
: クラス名を指定して Business Central で使用する、カスタムの SSH キーストアを定義します。このプロパティーが指定されていない場合はデフォルトの SSH キーストアを使用します。 -
appformer.ssh.keys.storage.folder
: このプロパティーは、デフォルトの SSH キーストアを使用する場合にユーザーの SSH 公開鍵の保存フォルダーを定義します。このプロパティーを指定しないと、この公開鍵は Business Central の.security
フォルダーに保存されます。 -
appformer.experimental.features
: 実験的機能のフレームワークを有効にします。デフォルト値はfalse
です。 -
org.kie.demo
: GitHub 外部へのデモアプリケーションのクローン作成を有効にします。 -
org.uberfire.metadata.index.dir
: Lucene の.index
ディレクトリーが保存される場所。デフォルトは作業ディレクトリーです。 -
org.uberfire.ldap.regex.role_mapper
: LDAP プリンシパル名をアプリケーションのロール名にマッピングするのに使用する regex パターン。プリンシパルの値とロール名が一致する場合は、アプリケーションのロール名が変数ロールに置き換えられるため、変数ロールはパターンの一部でなければならない点に注意してください。 -
org.uberfire.sys.repo.monitor.disabled
: 設定モニターを無効にします。無効にした場合の影響を正しく理解していない場合は、無効にしないでください。デフォルト値はfalse
です。 -
org.uberfire.secure.key
: パスワードの暗号化で使用するパスワード。デフォルト値はorg.uberfire.admin
です。 -
org.uberfire.secure.alg
: パスワードの暗号化で使用する暗号化アルゴリズム。デフォルト値はPBEWithMD5AndDES
です。 -
org.uberfire.domain
: uberfire が使用するセキュリティードメイン名。デフォルト値はApplicationRealm
です。 -
org.guvnor.m2repo.dir
: Maven リポジトリーディレクトリーが保存される場所。デフォルト値は<working-directory>/repositories/kie
です。 -
org.guvnor.project.gav.check.disabled
: グループ ID、アーティファクト ID、およびバージョン (GAV) のチェックを無効にします。デフォルト値はfalse
です。 -
org.kie.build.disable-project-explorer
: Project Explorer で選択したプロジェクトの自動ビルドを無効にします。デフォルト値はfalse
です。 -
org.kie.verification.disable-dtable-realtime-verification
: デシジョンテーブルのリアルタイム確認および検証を無効にします。デフォルト値はfalse
です。
- Decision Manager コントローラー
以下のプロパティーを使用して、Decision Manager コントローラーへの接続方法を設定します。
-
org.kie.workbench.controller
: Decision Manager コントローラーとの接続に使用する URL。たとえば、ws://localhost:8080/kie-server-controller/websocket/controller
です。 -
org.kie.workbench.controller.user
: Decision Manager コントローラーのユーザー名。デフォルト値はkieserver
です。 -
org.kie.workbench.controller.pwd
: Decision Manager コントローラーのパスワード。デフォルト値はkieserver1!
です。 -
org.kie.workbench.controller.token
: Decision Manager コントローラーとの接続に使用するトークン文字列。
-
- Java Cryptography Extension KeyStore (JCEKS)
JCEKS を設定するには、以下のプロパティーを使用します。
-
kie.keystore.keyStoreURL
: Java Cryptography Extension KeyStore (JCEKS) の読み込みに使用する URL。たとえば、file:///home/kie/keystores/keystore.jceks
です。 -
kie.keystore.keyStorePwd
: JCEKS に使用するパスワード。 -
kie.keystore.key.ctrl.alias
: デフォルトの REST Decision Manager コントローラーに使用するキーのエイリアス。 -
kie.keystore.key.ctrl.pwd
: デフォルトの REST Decision Manager コントローラーのエイリアスのパスワード。
-
- レンダリング
以下のプロパティーを使用して、Business Central と Decision Server のレンダリングフォームを切り替えます。
-
org.jbpm.wb.forms.renderer.ext
: Business Central と Decision Server のフォームのレンダリングを切り替えます。デフォルトでは、フォームのレンダリングは Business Central が行います。デフォルト値はfalse
です。 -
org.jbpm.wb.forms.renderer.name
: Business Central と Decision Server のレンダリングフォームを切り替えることができます。デフォルト値はworkbench
です。
-
第12章 Red Hat Decision Manager の Maven 設定およびリポジトリー
Red Hat Decision Manager プロジェクトの作成時に、Business Central は Business Central 用に設定された Maven リポジトリーを使用します。Maven project object model (POM) ファイル (pom.xml
) を変更することで、Maven グローバルまたはユーザー設定を使用し、すべての Red Hat Decision Manager プロジェクトに対して Red Hat Decision Manager の公開リポジトリーから依存関係を取得するように指示できます。また、Business Central と Decision Server が外部の Maven リポジトリーを使用するか、Maven のミラーを準備してオフラインで使用できるように設定できます。
Red Hat Decision Manager プロジェクトのパッケージ化およびデプロイメントオプションに関する詳細は、Red Hat Decision Manager プロジェクトのパッケージ化およびデプロイ を参照してください。
12.1. Red Hat Decision Manager の Maven 依存関係の追加
ご自分の Red Hat Decision Manager プロジェクトで適切な Maven 依存関係を使用するには、プロジェクトの pom.xml
ファイルに Red Hat Business Automation の BOM (bill of materials) ファイルを追加します。Red Hat Business Automation BOM は、Red Hat Decision Manager と Red Hat Process Automation Manager の両方に適用されます。BOM ファイルを追加すると、提供される Maven リポジトリーから、推移的依存関係の適切なバージョンがプロジェクトに含められます。
Red Hat Business Automation BOM (Bill of Materials) の詳細情報は、What is the mapping between Red Hat Decision Manager and the Maven library version? を参照してください。
手順
Red Hat Business Automation BOM を
pom.xml
ファイルで宣言します。<dependencyManagement> <dependencies> <dependency> <groupId>com.redhat.ba</groupId> <artifactId>ba-platform-bom</artifactId> <version>7.6.0.redhat-00004</version> <type>pom</type> <scope>import</scope> </dependency> </dependencies> </dependencyManagement> <dependencies> <!-- Your dependencies --> </dependencies>
-
<dependencies>
タグでお使いのプロジェクトに必要な依存関係を宣言します。製品の BOM をプロジェクトにインポートしたら、ユーザー向け製品依存関係のバージョンが定義されるため、<dependency>
要素のサブ要素<version>
を指定する必要はありません。ただし、<dependency>
要素を使用して、プロジェクトで使用する依存関係を宣言する必要があります。 Business Central に作成されない標準のプロジェクトでは、お使いのプロジェクトに必要な依存関係をすべて指定します。Business Central に作成するプロジェクトでは、基本的なデシジョンエンジンの依存関係が Business Central に自動的に提供されます。
- 標準的な Red Hat Decision Manager プロジェクトでは、使用する機能に応じて、以下の依存関係を宣言します。
標準的な Red Hat Decision Manager プロジェクトでは、以下の依存関係を宣言します。
埋め込みデシジョンエンジン依存関係
<dependency> <groupId>org.drools</groupId> <artifactId>drools-compiler</artifactId> </dependency> <!-- Dependency for persistence support. --> <dependency> <groupId>org.drools</groupId> <artifactId>drools-persistence-jpa</artifactId> </dependency> <!-- Dependencies for decision tables, templates, and scorecards. For other assets, declare org.drools:business-central-models-* dependencies. --> <dependency> <groupId>org.drools</groupId> <artifactId>drools-decisiontables</artifactId> </dependency> <dependency> <groupId>org.drools</groupId> <artifactId>drools-templates</artifactId> </dependency> <dependency> <groupId>org.drools</groupId> <artifactId>drools-scorecards</artifactId> </dependency> <!-- Dependency for loading KJARs from a Maven repository using KieScanner. --> <dependency> <groupId>org.kie</groupId> <artifactId>kie-ci</artifactId> </dependency>
Decision Server を使用するには、以下の依存関係を宣言します。
クライアントアプリケーション Decision Server 依存関係
<dependency> <groupId>org.kie.server</groupId> <artifactId>kie-server-client</artifactId> </dependency>
Red Hat Decision Manager にリモートクライアントを作成するには、以下の依存関係を宣言します。
クライアントの依存関係
<dependency> <groupId>org.uberfire</groupId> <artifactId>uberfire-rest-client</artifactId> </dependency>
ルール、プロセス定義など、アセットを含む JAR ファイルを作成する場合は、お使いの Maven プロジェクトのパッケージングの種類を
kjar
と指定し、org.kie:kie-maven-plugin
を使用して、<project>
要素に置かれたkjar
パッケージングタイプを処理します。以下の例の${kie.version}
は、What is the mapping between Red Hat Decision Manager and the Maven library version? に記載されている Maven ライブラリーのバージョンです。<packaging>kjar</packaging> <build> <plugins> <plugin> <groupId>org.kie</groupId> <artifactId>kie-maven-plugin</artifactId> <version>${kie.version}</version> <extensions>true</extensions> </plugin> </plugins> </build>
12.2. Business Central および Decision Server への外部 Maven リポジトリーの設定
組み込みリポジトリーの代わりに、Nexus または Artifactory などの外部 Maven リポジトリーを使用するように Business Central および Decision Server を設定できます。このように設定することで、Business Central と Decision Server は外部の Maven リポジトリーで管理されているアーティファクトにアクセスしてダウンロードできます。
Maven ではアーティファクトが不変である必要があるため、リポジトリー内のアーティファクトは自動セキュリティーパッチを受け取りません。その結果、既知のセキュリティー問題のパッチがないアーティファクトはリポジトリーに残り、これらに依存するビルドが破損しないようにします。パッチが適用されたアーティファクトのバージョン番号が増えます。詳細は、JBoss Enterprise Maven リポジトリー を参照してください。
Red Hat OpenShift Container Platform のオーサリング環境向けに外部の Maven リポジトリーを設定する方法については、以下のドキュメントを参照してください。
前提条件
- Business Central および Decision Server がインストールされている。インストールオプションは Red Hat Decision Manager インストールの計画 を参照してください。
手順
-
外部リポジトリーの接続およびアクセスの詳細が含まれる Maven
settings.xml
ファイルを作成します。settings.xml
ファイルの詳細は Maven の Settings Reference を参照してください。 -
既知の場所 (例:
/opt/custom-config/settings.xml
) にファイルを保存します。 -
Red Hat Decision Manager インストールディレクトリーで、
standalone-full.xml
ファイルに移動します。たとえば、Red Hat Decision Manager に Red Hat JBoss EAP インストールを使用する場合は$EAP_HOME/standalone/configuration/standalone-full.xml
にアクセスします。 standalone-full.xml
の<system-properties>
タグで、kie.maven.settings.custom
プロパティーにsettings.xml
ファイルのフルパス名を設定します。以下に例を示します。
<property name="kie.maven.settings.custom" value="/opt/custom-config/settings.xml"/>
- Business Central と Decision Server を起動または再起動します。
次のステップ
KJAR アーティファクトとして外部の Maven リポジトリーにエクスポートまたはプッシュする Business Central のプロジェクトごとに、プロジェクトの pom.xml
ファイルにリポジトリーの情報を追加する必要があります。詳細は、Red Hat Decision Manager プロジェクトのパッケージ化およびデプロイ を参照してください。
12.3. オフラインで使用する Maven ミラーリポジトリーの用意
公開インターネットへの送信アクセスが、Red Hat Decision Manager のデプロイメントに設定されていない場合は、必要なすべてのアーティファクトのミラーが含まれる Maven リポジトリーを用意して、このリポジトリーを使用できるようにする必要があります。
Red Hat Decision Manager デプロイメントがインターネットに接続されている場合は、この手順を実行する必要はありません。
前提条件
- 公開インターネットへの送信アクセスが設定されているコンピューターが利用できる。
手順
公開インターネットに送信アクセスができるコンピューターで、以下のアクションを実行します。
- 最新版の Offliner tool をダウンロードします。
-
Red Hat カスタマーポータルの
Software Downloads
ページから利用可能な rhdm-7.6.0-offliner.txt の製品配信可能ファイルをダウンロードします。 以下のコマンドを入力して、Offliner ツールを使用し、必要なアーティファクトをダウンロードします。
java -jar offliner-<version>.jar -r https://maven.repository.redhat.com/ga/ -r https://repo1.maven.org/maven2/ -d /home/user/temp rhdm-7.6.0-offliner.txt
/home/user/temp
は空の一時ディレクトリーに、<version>
はダウンロードした Offliner ツールのバージョンに置き換えます。ダウンロードにはかなり時間がかかる可能性があります。
Business Central 外でサービスを開発し、追加の依存関係がある場合は、ミラーリポジトリーにその依存関係を追加します。サービスを Maven プロジェクトとして開発した場合は、以下の手順を使用し、これらの依存関係を自動的に用意します。公開インターネットへに送信接続できるコンピューターで、この手順を実行します。
-
ローカルの Maven キャッシュディレクトリー (
~/.m2/repository
) のバックアップを作成して、ディレクトリーを削除します。 -
mvn clean install
コマンドを使用してプロジェクトのソースをビルドします。 すべてのプロジェクトで以下のコマンドを入力し、Maven を使用してプロジェクトで生成したすべてのアーティファクトのランタイムの依存関係をすべてダウンロードするようにします。
mvn -e -DskipTests dependency:go-offline -f /path/to/project/pom.xml --batch-mode -Djava.net.preferIPv4Stack=true
/path/to/project/pom.xml
は、プロジェクトのpom.xml
ファイルへの正しいパスに置き換えます。-
ローカルの Maven キャッシュディレクトリー (
~/.m2/repository
) のコンテンツを、使用中の一時ディレクトリーにコピーします。
-
ローカルの Maven キャッシュディレクトリー (
- 一時ディレクトリーのコンテンツを、Red Hat Decision Manager をデプロイしたコンピューターのディレクトリーにコピーします。このディレクトリーがオフラインの Maven ミラーリポジトリーになります。
-
「Business Central および Decision Server への外部 Maven リポジトリーの設定」 の説明に従い、Red Hat Decision Manager デプロイメント向けに、
settings.xml
ファイルを作成して設定します。 settings.xml
ファイルで以下を変更します。-
<profile>
タグの下で、<repositories>
タグまたは<pluginRepositores>
タグがない場合には、必要に応じて追加します。 <repositories>
の下に、以下のシーケンスを追加します。<repository> <id>offline-repository</id> <url>file:///path/to/repo</url> <releases> <enabled>true</enabled> </releases> <snapshots> <enabled>false</enabled> </snapshots> </repository>
/path/to/repo
は、ローカルの Maven ミラーリポジトリーのディレクトリーに対する完全パスに置き換えます。<pluginRepositories>
の下に、以下のシーケンスを追加します。<repository> <id>offline-plugin-repository</id> <url>file:///path/to/repo</url> <releases> <enabled>true</enabled> </releases> <snapshots> <enabled>false</enabled> </snapshots> </repository>
/path/to/repo
は、ローカルの Maven ミラーリポジトリーのディレクトリーに対する完全パスに置き換えます。
-
-
Business Central の
kie.maven.offline.force
プロパティーをtrue
に設定します。Business Central のプロパティー設定に関する説明は、「Business Central システムプロパティー」 を参照してください。
第13章 Git リポジトリーからのプロジェクトのインポート
Git は分散バージョン管理システムです。リビジョンをコミットオブジェクトとして実装します。リポジトリーに変更を保存すると、Git リポジトリーに新しいコミットオブジェクトが作成されます。
Business Central は Git を使用してプロジェクトデータ (ルールやプロセスなどのアセットを含む) を格納します。Business Central でプロジェクトを作成すると、Business Central に埋め込まれている Git リポジトリーに追加されます。他の Git リポジトリーにプロジェクトがある場合は、Business Central スペースから、そのプロジェクトを Business Central の Git リポジトリーにインポートできます。
前提条件
- Red Hat Decision Manager プロジェクトが外部の Git リポジトリーに存在している。
- 外部の Git リポジトリーへの読み取りアクセスに必要な認証情報がある。
手順
- Business Central で Menu → Design → Projects の順にクリックします。
- プロジェクトをインポートするスペースを選択または作成します。デフォルトのスペースは MySpace です。
プロジェクトをインポートするには、次のいずれかを実行します。
- Import Project をクリックします。
- ドロップダウンリストから Import Project を選択します。
- Import Project ウィンドウに、インポートするプロジェクトが含まれる Git リポジトリーの URL および認証情報を入力し、Import をクリックします。プロジェクトが Business Central の Git リポジトリーに追加され、現在のスペースで利用できるようになります。
第14章 Business Central ブランディングのカスタマイズ
独自のイメージに置き換えることで、Business Central ログインページやアプリケーションヘッダーのブランディングをカスタマイズできます。
14.1. Business Central ログインページのカスタマイズ
Business Central ログインページで、企業のロゴおよびプロジェクトロゴをカスタマイズできます。
手順
- Red Hat JBoss EAP を起動し、Web ブラウザーで Business Central を開きます。
-
SVG 形式のイメージを、Red Hat Decision Manager インストールの
EAP_HOME/standalone/deployments/decision-central.war/img/
ディレクトリーにコピーします。 -
EAP_HOME//standalone/deployments/decision-central.war/img/
ディレクトリーで、既存のredhat_logo.png
ファイルを移動するか名前を変更します。 -
PNG ファイル
redhat_logo.png
の名前を変更します。 -
User name フィールドおよび Password フィールドの上に表示されるプロジェクトロゴを変更するには、デフォルトのイメージ
BC_Logo.png
を新しい SVG ファイルに置き換えます。 - ログインページを強制的に完全に再読込みし、キャッシュを消去して変更を表示します。たとえば、Linux および Windows の多くの Web ブラウザーでは、Ctrl+F5 を押します。
14.2. Business Central アプリケーションヘッダーのカスタマイズ
Business Central アプリケーションヘッダーをカスタマイズできます。
手順
- Red Hat JBoss EAP を起動し、Web ブラウザーで Business Central を開き、お使いのユーザー認証情報でログインします。
-
SVG 形式の新しいアプリケーションヘッダーイメージを、Red Hat Decision Manager システムの
EAP_HOME/standalone/deployments/decision-central.war/banner/
ディレクトリーにコピーします。 -
テキストエディターで
EAP_HOME/standalone/deployments/decision-central.war/banner/banner.html
ファイルを開きます。 <img>
タグのlogo.png
を、新しい image:admin-and-config/ のファイル名に置き換えます。<img src="banner/logo.png"/>
- ログインページを強制的に完全に再読込みし、キャッシュを消去して変更を表示します。たとえば、Linux および Windows の多くの Web ブラウザーでは、Ctrl+F5 を押します。
第15章 LDAP と SSL の統合
Red Hat Decision Manager を使用して、RH-SSO を介して LDAP および SSL を統合できます。詳細は Red Hat Single Sign-On サーバー管理ガイド を参照してください。
第16章 関連情報
第17章 次のステップ
付録A バージョン情報
本書の最終更新日: 2021 年 11 月 15 日 (月)