第17章 Decision Server および Business Central での環境モードの設定
Decision Server は、production
(実稼働) モードと development
(開発) モードでの実行が設定可能です。開発モードでは、柔軟な開発ポリシーが提供され、小規模な変更の場合はアクティブなプロセスインスタンスを維持しながら、既存のデプロイメントユニット (KIE コンテナー) を更新できます。また、大規模な変更の場合は、アクティブなプロセスインスタンスを更新する前に、デプロイメントユニットの状態をリセットすることも可能です。実稼働モードは、各デプロイメントで新規デプロイメントユニットが作成される実稼働環境に最適です。
開発環境では、Business Central の Deploy をクリックして、実行中のインスタンスを停止せずにビルドされた KJAR ファイルを Decision Server にデプロイするか (該当する場合)、または Redeploy をクリックして、ビルドされた KJAR ファイルをデプロイし、実行中のインスタンスを停止します。ビルドした KJAR ファイルを次回にデプロイまたは再デプロイすると、以前のデプロイメントユニット (KIE コンテナー) が同じターゲット Decision Server で自動的に更新されます。
実稼働環境では、Business Central の Redeploy オプションは無効になり、Deploy をクリックして、ビルドした KJAR ファイルを Decision Server 上の新規デプロイメントユニット (KIE コンテナー) にデプロイすることのみが可能です。
手順
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Decision Server 環境モードを設定するには、
org.kie.server.mode
システムプロパティーをorg.kie.server.mode=development
またはorg.kie.server.mode=production
に設定します。 Business Central のプロジェクトにデプロイメントの動作を設定するには、プロジェクトの Settings → General Settings → Version に移動して、Development Mode オプションを切り替えます。
注記デフォルトでは、Decision Server と Business Central の新規プロジェクトはすべて、開発モードになっています。
Development Mode がオンのプロジェクトや、実稼働モードの Decision Server に手動で
SNAPSHOT
バージョンの接尾辞を追加したプロジェクトをデプロイすることはできません。