14.7.2.4. OptaWeb 配送経路バックエンドモジュールのシステムプロパティーの値の変更
OptaWeb 配送経路バックエンドモジュールのデフォルトのシステムプロパティー値を一時的または永続的に上書きできます。
OptaWeb 配送経路バックエンドモジュールのプロパティーは /src/main/resources/application.properties
ファイルに保存されます。このファイルはバージョン管理されます。このファイルを使用してデフォルトの設定プロパティーの値を永続的に保存し、Quarkus プロファイルを定義します。
前提条件
- OptaWeb 配送経路のスターターアプリケーションをダウンロードして展開している。詳細は、「OptaWeb 配送経路デプロイメントファイルのダウンロードおよびビルド」 を参照してください。
手順
デフォルトのシステムプロパティー値を一時的に上書きするには、
mvn
またはjava
コマンドの実行時に、-D<PROPERTY>=<VALUE>
引数を追加します。<PROPERTY>
は変更するプロパティーの名前、<VALUE>
はそのプロパティーに一時的に割り当てる値に置き換えます。以下の例は、Maven を使用してdev
モードで Quarkus プロジェクトをコンパイルした場合に、quarkus.http.port
システムプロパティーの値を8181
に一時的に変更する方法を示しています。mvn compile quarkus:dev -Dquarkus.http.port=8181
これを実行すると、
/src/main/resources/application.properties
ファイルに保存されているプロパティーの値が一時的に変更されます。開発環境に固有の設定を保存する場合など設定値を永続的に変更するには、
env-example
ファイルの内容をoptaweb-vehicle-routing-backend/.env
ファイルにコピーします。このファイルはバージョン管理には含まれないので、リポジトリーのクローン時には存在しません。Git の作業ツリーに影響を与えずに、
.env
ファイルで変更を加えることができます。
関連情報
OptaWeb 配送経路の設定プロパティーに関する完全一覧は、「OptaWeb 配送経路のバックエンド設定プロパティー」 を参照してください。