14.3. runLocally.sh スクリプトを使用してローカルで OptaWeb 配送経路を実行します。
Linux を使用する場合は、runLocally.sh
の Bash スクリプトを使用して OptaWeb 配送経路を実行できます。
runLocally.sh
スクリプトは、MacOS では実行されません。runLocally.sh
スクリプトを使用できない場合は、「OptaWeb 配送経路の手動での設定および実行」 を参照してください。
runLocally.sh
スクリプトは、以下の設定手順を自動化しますが、このスクリプトを使用しない場合は、この設定を手動で実行する必要があります。
- データディレクトリーを作成します。
- Geofabrik から選択した OpenStreetMap (OSM) ファイルをダウンロードします。
- ダウンロードした各 OSM ファイルに国コードを自動的に関連付けてみます。
- スタンドアロン JAR ファイルが存在しない場合は、プロジェクトをビルドします。
- OptaWeb 配送経路を起動するには、地域の引数を 1 つ指定するか、対話的に地域を選択します。
runLocally.sh
スクリプトの実行に関する説明は、以下のセクションを参照してください。
14.3.1. クイックスタートモードで OptaWeb 配送経路の runLocally.sh スクリプトを実行します。
最も簡単な方法で OptaWeb 配送経路を使い始めるには、引数を指定せずに runLocally.sh
スクリプトを実行します。
前提条件
- OptaWeb 配送経路が 「OptaWeb 配送経路デプロイメントファイルのダウンロードおよびビルド」 の説明通りに、正常に Maven でビルドされている。
- インターネットを利用できる。
手順
rhdm-7.11.0-decision-services-quickstarts/optaweb-8.5.0.Final-redhat-00004/optaweb-vehicle-routing
ディレクトリーで以下のコマンドを入力します。./runLocally.sh
-
.optaweb-vehicle-routing
ディレクトリーを作成するようにプロンプトが表示されたら、y
と入力します。スクリプトの初回実行時に、このディレクトリーを作成するようにプロンプトが表示されます。 OSM ファイルのダウンロードのプロンプトが表示された場合は、
y
と入力します。このスクリプトの初回実行時に、OptaWeb 配送経路が Belgium OSM ファイルをダウンロードします。アプリケーションは、OSM ファイルのダウンロード後に起動します。
OptaWeb 配送経路のユーザーインターフェイスを表示するには、Web ブラウザーに以下の URL を入力します。
http://localhost:8080
このスクリプトを初回実行する場合は、GraphHopper で OSM ファイルをインポートして道路網のグラフとして保存する必要があるため、起動に数分かかります。次回から runlocally.sh
スクリプトを実行する場合、読み込み時間ははるかに短縮されます。
次のステップ