13.2. OpenShift での従業員勤務表スターターアプリケーションのインストールおよび起動

runOnOpenShift.sh スクリプトを使用して、従業員名簿スターターアプリケーションを Red Hat OpenShift ContainerPlatform にデプロイします。runOnOpenShift.sh シェルスクリプトは、Red Hat Decision Manager 7.11.0 Kogito and OptaPlanner 8 Decision Services Quickstarts ディストリビューションで利用できます。

runOnOpenShift.sh スクリプトは、アプリケーションのソースコードをローカルでビルドおよびパッケージ化し、デプロイのために OpenShift 環境にアップロードします。このメソッドには、Java Development Kit、Apache Maven、および bash シェルコマンドラインが必要です。

13.2.1. 提供されているスクリプトを使用したアプリケーションのデプロイ

従業員勤務表スターターアプリケーションは、提供されているスクリプトを使用して Red Hat OpenShift Container Platform にデプロイできます。このスクリプトは、アプリケーションのソースコードをローカルでビルドしてパッケージ化し、OpenShift 環境にアップロードしてデプロイします。

前提条件

  • oc コマンドラインツールを使用して、対象の OpenShift 環境にログインしている。このツールに関する詳細は、OpenShift Container Platform CLI リファレンス を参照してください。
  • OpenJDK 11 以降がインストールされている。Red Hat ビルドの Open JDK は Red Hat カスマーポータル (ログインが必要) の ソフトウェアダウンロード ページから入手できます。
  • Apache Maven 3.6 以降がインストールされている。Maven は Apache Maven Project の Web サイトから入手できます。
  • bash シェル環境がローカルのマシンに用意されている。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • Product: Decision Manager
    • バージョン: 7.11
  2. Red Hat Decision Manager 7.11 Maven Repository Kogito and OptaPlanner 8 Maven Repository (rhdm-7.11.0-kogito-maven-repository.zip) ファイルをダウンロードします。
  3. rhdm-7.11.0-kogito-maven-repository.zip ファイルを展開します。
  4. rhdm-7.11.0-kogito-maven-repository/maven-repository サブディレクトリーのコンテンツを ~/.m2/repository ディレクトリーにコピーします。
  5. Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページから rhdm-7.11.0-decision-services-quickstarts.zip ファイルをダウンロードします。
  6. ダウンロードしたアーカイブを展開します。
  7. optaweb-employee-rostering フォルダーに移動します。
  8. 従業員勤務表アプリケーションをビルドするには、以下のコマンドを実行します。

    mvn clean install -DskipTests -DskipITs
  9. OpenShift アカウントまたは Red Hat Code Ready Container インスタンスにログインします。以下の例では、<account-url> を OpenShift アカウントまたは Red Hat Code Ready Container インスタンスに、<login-token> をそのアカウントのログイントークンに置き換えます。

    oc login <account-url> --token <login-token>
  10. 従業員勤務表をホストする新規プロジェクトを作成します。

    oc new-project optaweb-employee-rostering
  11. プロビジョニングスクリプトを実行し、アプリケーションをビルドしてデプロイします。

    ./runOnOpenShift.sh

    コンパイルとパッケージ化が完了するには最大 10 分かかります。これらのプロセスは、継続的にコマンドライン出力に進行状況を示します。

    操作が完了したら、以下のメッセージが表示されます。<URL> は デプロイメントの URL に置き換えます。

    You can access the application at <URL> once the deployment is done.
  12. 先ほどの手順で使用した OpenShift アカウントまたは Red Hat Code Ready Container インスタンスの URL を入力して、デプロイしたアプリケーションにアクセスします。初回起動の場合は、OpenShift プラットフォームでの追加のビルドが実行されるため、最大で 1 分程かかります。

    注記

    リンクをクリックしてから 1 分経過してもアプリケーションが表示されない場合は、ブラウザーページを強制的に更新してください。