Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat Decision Manager
第3章 テクノロジープレビュー
本セクションでは、Red Hat Decision Manager 7.0 のテクノロジープレビュー機能を一覧にして示します。テクノロジープレビュー機能について説明した以下の注記をご確認ください。
これらの機能は、テクノロジープレビュー用途に限られます。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされていません。これらは、機能的に完全でない可能性があり、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨しません。テクノロジープレビュー機能は、近々発表予定の製品機能をリリースに先駆けてご提供することにより、お客様に機能性をテストしていただき、開発プロセス中にフィードバックをお寄せいただくことを目的としています。Red Hat テクノロジープレビュー機能のサポート対象範囲に関する詳しい情報は、「テクノロジプレビュー機能のサポート範囲」を参照してください。
3.1. テクノロジープレビュー機能
- エイリアス: Planner Server のリモート REST API で、コンテナー ID の代わりにエイリアスを使用できます。
- アプリケーションライフサイクルオートメーション: Red Hat Decision Manager の一機能で、デフォルトでは無効になっています。
- コンテンツ管理システム (CMS) パースペクティブ: Red Hat Decision Manager の一機能で、デフォルトでは無効になっています。
- OpenShift コンテナープラットフォーム: Decision Server、Planner Server、および Decision Central で構成されます。
- プロビジョニングユーザーインターフェース: 選択したプロジェクトのビルドを Decision Central から実行中に、サーバーを OpenShift にプロビジョニングすることができます。Red Hat Decision Manager の一機能で、デフォルトでは無効になっています。
予測モデルマークアップ言語 (PMML): PMML 機能は、以下の予測モデルタイプに対して完全に実装されています。
- デシジョンツリー
- リグレッション
スコアカード
マイニングモデルタイプに関しては、PMML は部分的に実装されており、以下のモデルサブタイプに対して利用可能です。
- すべて選択
- 最初を選択
- モデルチェーン
3.2. テクノロジープレビューの実験的機能
以下のテクノロジープレビュー機能は実験的で、新たな API の変更が必要となる場合があります。
- マルチスレッド実行: 1 つのデータセットを複数スレッドに分割して解決します。デフォルトでは無効になっていますが、KieBaseConfiguration オプションまたはシステムプロパティーにより有効にすることができます。詳細は、『Drools Documentation』の「Multithreaded rule engine」を参照してください。
- ルールユニット: ルールユニットでは、宣言型のアプローチが用いられます。1 つのルールセットを小さなルールに分割し、異なるデータソースをこれらのユニットにバインドし、個々のユニットを実行します。ルールユニットはデータソース、グローバル変数、およびルールで構成されます。
3.2.1. アプリケーションライフサイクルオートメーションおよびプロビジョニングユーザーインターフェースの有効化
Red Hat Decision Manager の設定により、アプリケーションライフサイクルオートメーションおよびプロビジョニングユーザーインターフェース機能を有効にすることができます。
- Settings → Roles → admin に移動します。
- Pages を展開し、Read フィールドをクリックして Deployments を有効にします。
3.2.2. コンテンツ管理システム (CMS) パースペクティブの有効化
Red Hat Decision Manager の設定により、CMS パースペクティブを有効にすることができます。
- Settings → Roles → admin に移動します。
- Pages を展開し、Read フィールドをクリックして Page Authoring を有効にします。
3.2.3. 予測モデルマークアップ言語 (PMML) の有効化
この機能では、設定オプション org.drools.compiler.compiler.PMMLCompiler が使用されます。この設定オプションの有効な値は、以下のとおりです。
- org.kie.pmml.pmml_4_2.PMML4Compiler: PMML のサポートが必要なほとんどの場合に、この値を使用します。
- org.drools.pmml.pmml_4_2.PMML4Compiler: この値では下位互換性が得られます。従来の drools-pmml モジュールおよび drools-scorecards モジュールに依存している場合に限り使用してください。