第2章 Red Hat Decision Manager のインストール

Red Hat JBoss Enterprise Application Platform (Red Hat JBoss EAP) 7.1 は、Java Enterprise Edition 7 (Java EE 7) の Full Profile および Web Profile 仕様の認定実装です。Red Hat JBoss EAP には、高可用性クラスタリング、メッセージング、および分散キャッシング等の機能に対する事前設定オプションが用意されています。ユーザーは、Red Hat JBoss EAP の提供するさまざまな API およびサービスを使用して、アプリケーションを開発、デプロイ、および実行することもできます。

Red Hat JBoss Web Server は Tomcat 8 をベースとしたエンタープライズレベルの Web サーバーで、中/大規模のアプリケーション用に設計されています。Red Hat JBoss Web Server は、Java Server Pages (JSP) および Java Servlet テクノロジー、PHP、ならびに CGI をデプロイするための単一プラットフォームを提供します。

Red Hat Decision Manager は、Decision Central および Decision Server で構成されます。Decision Central は、Red Hat JBoss EAP 7.1 サーバーシステムにインストールできます。Decision Server は、Red Hat JBoss EAP 7.1 または Red Hat JBoss Web Server システムにインストールできます。

注記

Decision Server を IBM WebSphere Application Server および Oracle Weblogic Server にインストールすることもできます。詳細については、以下のドキュメントを参照してください。

本書の手順では、Red Hat Decision Manager をオンプレミスの Red Hat JBoss EAP 7.1 および Red Hat JBoss Web Server 3.1 上にインストールする方法について説明します。Red Hat OpenShift Container Platform へのインストールについては、『Red Hat OpenShift Container Platform への Red Hat Decision Manager のデプロイメント』を参照してください。

サポートされるコンポーネントについては、以下のドキュメントを参照してください。

注記

本セクションでは、Decision Central と Decision Server を同じサーバー上にインストールする手順を説明します。Red Hat では、実稼働環境では Decision Central と Decision Server を異なるサーバー上にインストールすることを推奨します。

2.1. Red Hat Decision Manager インストールファイルのダウンロード

ご自分の環境およびインストール要求に応じた Red Hat Decision Manager ディストリビューションをダウンロードします。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータル にログインします。
  2. ページ上部の ダウンロード をクリックします。
  3. 表示された「製品のダウンロード」ページで JBOSS 統合および自動化 セクションに移動し、Red Hat Decision Manager をクリックします。
  4. 「Software Downloads」ページにおいて、必要に応じて Product メニューから Decision Manager を選択し Version メニューから 7.0 を選択します。
  5. 以下の製品ディストリビューションのいずれかをダウンロードします。

    • インストーラーを使用して Red Hat JBoss EAP 7.1 上に Red Hat Decision Manager をインストールする、または Red Hat JBoss Web Server 3.1 上に Decision Server をインストールするには、Red Hat Decision Manager 7.0.0 Installer (rhdm-installer-7.0.0.GA.jar) をダウンロードします。
    • デプロイ可能な zip ファイルを使用して Red Hat JBoss EAP 7.1 上に Red Hat Decision Manager をインストールするには、以下のファイルをダウンロードします。

      • Red Hat Decision Manager 7.0.0 Decision Server for All Supported EE7 Containers (rhdm-7.0.0.GA-kie-server-ee7.zip)
      • Red Hat Decision Manager 7.0.0 Decision Central Deployable for EAP 7 (rhdm-7.0.0.GA-kie-server-ee7.zip)
    • アプリケーションサーバーにデプロイせずに Decision Central を実行するには、Red Hat Decision Manager 7.0.0 Decision Central Standalone (rhdm-7.0.0.GA-decision-central-standalone.jar) をダウンロードします。
    • デプロイ可能な zip ファイルを使用して Red Hat JBoss Web Server 3.1 上に Decision Server をインストールするには、Red Hat Decision Manager 7.0.0 Add-On's (rhdm-7.0.0.GA-add-ons.zip) をダウンロードします。

次のステップ

以下のセクションのいずれかに移動します。

2.2. インストーラーを使用した Red Hat JBoss EAP または Red Hat JBoss Web Serve への Red Hat Decision Manager のインストール

本セクションでは、インストーラー JAR ファイルを使用して Red Hat Decision Manager をインストールするのに必要な手順を説明します。JAR ファイルは、既存の Red Hat JBoss EAP 7.1 または Red Hat JBoss Web Server 3.1 with Tomcat 8 サーバーシステムに Red Hat Decision Manager をインストールする実行ファイルです。標準モードまたはコマンドラインインターフェース (CLI) モードで、インストーラーを実行できます。

注記

Red Hat Decision Manager JAR ファイルインストーラーは、yum または RPM パッケージマネージャーでインストールした Red Hat JBoss EAP ディストリビューションを サポートしません。このような Red Hat JBoss EAP システムに Red Hat Decision Manager をインストールする場合は、Red Hat Decision Manager 7.0 Deployable for Red Hat JBoss EAP 7.1 ファイルをダウンロードして、「ZIP ファイルを使用した Red Hat JBoss EAP への Red Hat Decision Manager のインストール」に記載の手順に従います。

注記

IBM JDK は他の JDK で生成されるキーストアを使用できないため、別の JDK で生成されたキーストアを持つ IBM JDK で実行されている既存の Red Hat JBoss EAP システムに Red Hat Decision Manager をインストールすることはできません。

次のステップ:

以下のセクションのいずれかに記載された手順に従います。

2.2.1. 対話モードのインストーラーを使用した Red Hat Decision Manager のインストール

Red Hat Decision Manager のインストーラーは、実行可能な JAR ファイルです。このファイルを使用して、既存の Red Hat JBoss EAP 7.1 または Red Hat JBoss Server 3.1 with Tomcat 8 サーバーシステムに Red Hat Decision Manager をインストールできます。

注記

セキュリティー上の理由で、root 以外のユーザーでインストーラーを実行する必要があります。

前提条件

  • バックアップを作成してある Red Hat JBoss EAP 7.1 (もしくはそれ以降) または Red Hat JBoss Web Server 3.1 with Tomcat 8 (もしくはそれ以降) サーバーシステム
  • インストールを完了するのに十分なユーザーパーミッション

    注記

    Decision Server を Red Hat JBoss Web Server 3.1 上にインストールする場合は、必ず Tomcat 8 への書き込み権限を持ったユーザーとしてログインします。

  • $PATH 環境変数に含まれている JAR バイナリー。Red Hat Enterprise Linux では、java-$JAVA_VERSION-openjdk-devel パッケージに含まれています。

    注記

    Red Hat Decision Manager は、UTF-8 エンコーディングで機能するように設計されています。基礎となる JVM で別のエンコーディングシステムを使用すると、予期せぬエラーが発生する可能性があります。JVM で UTF-8 を使用するようにするには、"-Dfile.encoding=UTF-8" のシステムプロパティーを使用します。

手順

  1. ターミナルウインドウにおいて、インストーラー JAR ファイルをダウンロードしたディレクトリーに移動し、以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhdm-installer-7.0.0.GA.jar
    注記

    Windows でインストーラーを実行する場合には、インストール時に管理者の認証情報を求められる場合があります。この要求を回避するには、インストールコマンドに izpack.mode=privileged オプションを追加します。

    java -Dizpack.mode=privileged -jar rhdm-installer-7.0.0.GA.jar

    また、32 ビットの Java 仮想マシン上でインストーラーを実行している場合には、メモリー不足になる可能性があります。この問題を防ぐには、以下のコマンドを実行します。

    java -XX:MaxHeapSize=4g -jar rhdm-installer-7.0.0.GA.jar
  2. グラフィカルインストーラーにスプラッシュ画面と使用許諾契約書のページが表示されます。
  3. I accept the terms of this license agreement (本使用許諾契約書の内容に同意します) をクリックし、Next をクリックします。
  4. Red Hat Decision Manager をインストールする Red Hat JBoss EAP 7.1 または Red Hat JBoss 3.1 Web Server with Tomcat 8 サーバーのホームを指定し、Next をクリックします。
  5. インストールするコンポーネントを選択し、Next をクリックします。

    Decision Central を Red Hat JBoss 3.1 Web Server with Tomcat 8 上にインストールすることはできません。Decision Central をインストールできるのは Red Hat JBoss EAP だけです。ただし、Red Hat JBoss 3.1 Web Server with Tomcat 8 上に Decision Server コントローラーをインストールすることができます。コントローラーは、Decision Server を管理するために使用されます。複数の Decision Server インスタンスを管理する場合には、コントローラーをインストールしてください。

    注記

    Decision Central と Decision Server を同じサーバー上にインストールすることは可能です。ただし Red Hat では、実稼働環境では Decision Central と Decision Server を異なるサーバー上にインストールすることを推奨します。そのためには、インストーラーを 2 回実行します。

  6. Decision Manager の admin ユーザーを作成し、Next をクリックします。

    注記

    必ず、既存のユーザー、ロール、またはグループとは異なるユーザー名を選択してください。たとえば、admin という名前のユーザーを作成しないでください。

    パスワードは 8 文字以上で、数字と、英数字以外の文字をそれぞれ 1 文字以上使用する必要があります。ただし & の文字は使用できません。

    ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。Decision Central および Decision Server にアクセスする際に必要になります。

  7. Component Installation ページで Next をクリックし、インストールを開始します。Component Installation ページに、インストールされるコンポーネントのリストが表示されます。
  8. インストールが完了したら、Processing Finished ページで Next をクリックします。次のページに Installation has completed successfully というメッセージが表示されます。
  9. 必要であれば、Generate Installation Script and Properties File をクリックしてインストールデータを XML ファイルに保存し、続いて Done をクリックします。このファイルを使用して、同じタイプのサーバー上に Red Hat Decision Manager を自動的にインストールすることができます。XML ファイルの installpath パラメーターを変更して、Red Hat Decision Manager をインストールする新しいサーバーのパスを指定しなければならない点に注意してください。XML ファイルを使用してインストールを実施するには、以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhdm-installer-7.0.0.GA.jar <path-to-file>

インストーラーを使用して、正常に Red Hat Decision Manager をインストールすることができました。Red Hat JBoss EAP 上に Decision Central だけをインストールした場合は、これらのステップを繰り返して別のサーバーに Decision Server をインストールします。

Red Hat Decision Manager を起動するには、以下のコマンドのいずれかを入力します。

  • Red Hat JBoss EAP 7.1 上にインストールした場合は、以下のコマンドのいずれかを入力します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ EAP_HOME/bin/standalone.sh
    • Windows の場合:

      EAP_HOME\bin\standalone.bat
  • Red Hat JBoss Web Server 3.1 with Tomcat 8 上にインストールした場合には、以下のコマンドのいずれかを入力します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      JWS_HOME/bin/startup.sh
    • Windows の場合:

      JWS_HOME\bin\startup.sh

2.2.2. CLI モードのインストーラーを使用した Red Hat Decision Manager のインストール

コマンドラインインターフェース (CLI) を使用して Red Hat Decision Manager のインストーラーを実行することができます。

注記

セキュリティー上の理由で、root 以外のユーザーでインストーラーを実行する必要があります。

前提条件

  • バックアップを作成してある Red Hat JBoss EAP 7.1 (もしくはそれ以降) または Red Hat JBoss Web Server 3.1 with Tomcat 8 (もしくはそれ以降) サーバーシステム
  • インストールを完了するのに十分なユーザーパーミッション

    注記

    Decision Server を Red Hat JBoss Web Server 3.1 上にインストールする場合は、必ず Tomcat 8 への書き込み権限を持ったユーザーとしてログインします。

  • $PATH 環境変数に含まれている JAR バイナリー。Red Hat Enterprise Linux では、java-$JAVA_VERSION-openjdk-devel パッケージに含まれています。

    注記

    Red Hat Decision Manager は、UTF-8 エンコーディングで機能するように設計されています。基礎となる JVM で別のエンコーディングシステムを使用すると、予期せぬエラーが発生する可能性があります。JVM で UTF-8 を使用するようにするには、"-Dfile.encoding=UTF-8" のシステムプロパティーを使用します。

手順

  1. ターミナルウインドウにおいて、インストーラーファイルをダウンロードしたディレクトリーに移動し、以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhdm-installer-7.0.0.GA.jar -console

    コマンドラインの対話プロセスが開始し、使用許諾契約書が表示されます。

    press 1 to continue, 2 to quit, 3 to redisplay.
  2. 使用許諾契約書を読んでから 1 を入力し、Enter キーを押して続行します。

    Specify the home directory of one of the following servers:  Red Hat JBoss EAP 7.1 or Tomcat 8
    [/home/user/RHDM-7.0.0/jboss-eap-7.1]
  3. 既存の Red Hat JBoss EAP 7.1 または Red Hat JBoss Web Server 3.1 with Tomcat 8 システムの親ディレクトリーを入力します。

    インストーラーが、指定したインストール場所を確認します。1 を入力して確認し、続行します。

    注記

    Decision Manager と Decision Server を同じサーバー上にインストールすることは可能です。ただし Red Hat では、実稼働環境では Decision Central と Decision Server を異なるサーバー上にインストールすることを推奨します。

  4. インストーラーの指示に従って、インストールを完了します。

    注記

    ユーザー名およびパスワードを作成する場合、指定したユーザー名が既存のロールタイトルまたはグループと競合しないようにしてください。たとえば、admin というロールがある場合、admin という名前のユーザーは作成しないでください。

    パスワードは 8 文字以上で、数字と、英数字以外の文字をそれぞれ 1 文字以上使用する必要があります。ただし & の文字を使用することは できません

    ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。Decision Central および Decision Server にアクセスする際に必要になります。

  5. インストールが完了すると、以下のメッセージが表示されます。

    Would you like to generate an automatic installation script and properties file?
  6. y を入力してインストールデータが含まれる XML ファイルを作成します。あるいは、n を入力してインストールを完了します。y を入力すると、XML ファイルのパスを指定するよう求められます。
  7. パスを入力するか、Enter キーを押して提案されたパスを了承します。

正常に Red Hat Decision Manager をインストールすることができました。Decision Central だけをインストールした場合は、これらのステップを繰り返して別のサーバーに Decision Server をインストールします。

2.3. ZIP ファイルを使用した Red Hat JBoss EAP への Red Hat Decision Manager のインストール

Red Hat JBoss EAP 上に Red Hat Decision Manager 7.0 をインストールするためのデプロイ可能な ZIP ファイルは、2 つの ZIP ファイルで構成されます。1 つは Decision Central 用で、もう 1 つは Decision Server 用です。

実稼働環境では、Decision Central と Decision Server を異なるサーバー上にインストールする必要があります。

2.3.1. デプロイ可能な ZIP ファイルを使用した Decision Central のインストール

Decision Central の Web コンソールにより、個々のコンポーネントに対する以下のタスクを一元化された Web ベースの環境で実施することができます。

  • ルールおよび関連アセットを作成、管理、および編集する。
  • 接続された Decision Server およびそのコンテナーを管理する。

前提条件

  • バックアップを作成してある Red Hat JBoss EAP システム (バージョン 7.1 またはそれ以降)
  • インストールを完了するのに十分なユーザーパーミッション
  • 以下のファイル (Red Hat カスタマーポータル の「Software Downloads」ページにアクセスし、Decision Central Deployable for EAP 7 の横の Download をクリックしてダウンロードすることができます)

    rhdm-7.0.0.GA-decision-central-eap7-deployable.zip

手順

  1. rhdm-7.0.0.GA-decision-central-eap7-deployable.zip ファイルを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、このディレクトリーを TEMP_DIR としています。
  2. TEMP_DIR/rhdm-7.0.0.GA-decision-central-eap7-deployable/jboss-eap-7.1 ディレクトリーの内容を EAP_HOME にコピーします。ファイルの上書きまたはディレクトリーのマージを確認されたら、はい を選択します。

    警告

    コピーする Red Hat Decision Manager デプロイメントの名前が Red Hat JBoss EAP インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。

2.3.2. デプロイ可能な ZIP ファイルを使用した Decision Server のインストール

Decision Server はビジネスアセットのランタイム環境を提供し、アセットレポジトリー (ナレッジストア) に保存されたデータにアクセスします。

前提条件

  • バックアップを作成してある Red Hat JBoss EAP システム (バージョン 7.1 またはそれ以降)。Red Hat JBoss EAP システムのベースディレクトリーは、EAP_HOME と表示しています。
  • インストールを完了するのに十分なユーザーパーミッション
  • 以下のファイル (Red Hat カスタマーポータル の「Software Downloads」ページにアクセスし、Decision Server for All Supported EE7 Containers の横の Download をクリックしてダウンロードすることができます)

    rhdm-7.0.0.GA-kie-server-ee7.zip

    手順

    1. rhdm-7.0.0.GA-kie-server-ee7.zip アーカイブを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、このディレクトリーを TEMP_DIR としています。
    2. TEMP_DIR/rhdm-7.0.0.GA-kie-server-ee7/rhdm-7.0.0.GA-kie-server-ee7/kie-server.war ディレクトリーを EAP_HOME/standalone/deployments/ にコピーします。

      警告

      コピーする Red Hat Decision Manager デプロイメントの名前が Red Hat JBoss EAP インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。

    3. TEMP_DIR/rhdm-7.0.0.GA-kie-server-ee7/rhdm-7.0.0.GA-kie-server-ee7/SecurityPolicy/ の内容を EAP_HOME/bin にコピーします。ファイルの上書きを確認されたら、はい を選択します。
    4. EAP_HOME/standalone/deployments/ ディレクトリーに、kie-server.war.dodeploy という名前で空のファイルを作成します。このファイルにより、サーバーが起動すると Decision Server が自動的にデプロイされます。

2.3.3. ユーザーの作成

Decision Central を使用する前に、admin ロールを持つユーザーを作成する必要があります。Decision Server にログインするには、kie-server ロールを持つユーザーを作成する必要があります。1 人のユーザーに両方のロールを持たせることもできます。

前提条件

以下のセクションのいずれかに記載された手順に従って EAP_HOME にインストールされた Red Hat Decision Manager

手順

  1. ターミナルアプリケーションで EAP_HOME/bin ディレクトリーに移動します。
  2. Decision Central および Decision Server へのログインに使用するユーザーを作成します。以下のコマンドの <username> および <password> を、ご自分で考えたユーザー名およびパスワードに置き換えます。

    $ ./add-user.sh -a --user <USERNAME>  --password <PASSWORD> --role kie-server,admin
    注記

    必ず、既存のユーザー、ロール、またはグループとは異なるユーザー名を指定してください。たとえば、admin という名前のユーザーを作成しないでください。

    パスワードは 8 文字以上で、数字と、英数字以外の文字をそれぞれ 1 文字以上使用する必要があります。ただし & の文字は使用できません。

  3. ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。

2.3.4. Decision Server の設定

Decision Server が Decision Central により管理される場合は、本セクションの説明に従って Decision Server および Decision Central システム両方の standalone.xml ファイルを編集する必要があります。

注記

これらの変更を行うのは、Decision Server が Decision Central により管理される場合だけです。

前提条件

手順

  1. Decision Central の EAP_HOME/standalone/configuration/standalone.xml ファイルにおいて、<system-properties> セクションの以下のプロパティーのコメントを解除し、<USERNAME> および <USER_PWD>kie-server ロールを持つユーザーの認証情報に置き換えます。

       <property name="org.kie.server.user" value="<USERNAME>"/>
       <property name="org.kie.server.pwd" value="<USER_PWD>"/>
  2. Decision Server の EAP_HOME/standalone/configuration/standalone.xml ファイルにおいて、<system-properties> セクションの以下のプロパティーのコメントを解除します。

      <property name="org.kie.server.controller.user" value="<CONTROLLER_USER>"/>
      <property name="org.kie.server.controller.pwd" value="<CONTROLLER_PWD>"/>
      <property name="org.kie.server.id" value="<KIE_SERVER_ID>"/>
      <property name="org.kie.server.location" value="http://<HOST>:<PORT>/kie-server/services/rest/server"/>
      <property name="org.kie.server.controller" value="<CONTROLLER_URL>"/>
  3. このファイルで、以下の値を置き換えます。

    • <CONTROLLER_USER> および <CONTROLLER_PWD>rest-all ロールを持つユーザーの認証情報に置き換える。
    • <KIE_SERVER_ID> を Decision Server システムの ID または名前に置き換える (例: rhdm700-decision-server-1)。
    • <HOST> を Decision Server ホストの ID または名前に置き換える (例: localhost または 192.7.8.9)。
    • <PORT> を Decision Server ホストのポートに置き換える (例: 8080)。

      注記

      org.kie.server.location プロパティーで Decision Server の場所を指定します。

    • <CONTROLLER_URL> を Decision Central に埋め込まれたコントローラーの URL に置き換える。Decision Server は、起動時にこの URL に接続されます。

      • インストーラーまたは Red Hat JBoss EAP zip ファイルを使用して Decision Central をインストールした場合、<CONTROLLER_URL> は以下のフォーマットになります。

        http://<HOST>:<PORT>/decision-central/rest/controller

      • standalone.jar ファイルを使用して Decision Central を実行している場合、<CONTROLLER_URL> は以下のフォーマットになります。

        http://<HOST>:<PORT>/rest/controller

2.3.5. Red Hat Decision Manager の実行

Red Hat JBoss EAP 上に Red Hat Decision Manager をインストールしたら、以下の手順を使用してスタンドアロンモードで Red Hat Decision Manager を実行します。

前提条件

手順

  1. ターミナルアプリケーションで EAP_HOME/bin に移動します。
  2. スタンドアロン設定を実行します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./standalone.sh
    • Windows の場合:

      standalone.bat
      注記

      Red Hat JBoss EAP 上に Decision Central をデプロイせず Decision Server だけをデプロイした場合は、以下のコマンドのいずれかを使用して Red Hat JBoss EAP をスタンドアロン Full Profile で起動する必要があります。

      Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ /standalone.sh -c standalone-full.xml

      Windows の場合:

      standalone.bat -c standalone-full.xml
  3. Web ブラウザーで URL localhost:8080/decision-central にアクセスします。
  4. ユーザー名 rhdmAdmin およびパスワード password@1 を使用してログインします。

2.4. ZIP ファイルを使用した Red Hat JBoss Web Server への Decision Server のインストール

Decision Server はビジネスアセットのランタイム環境を提供し、アセットレポジトリー (ナレッジストア) に保存されたデータにアクセスします。本セクションでは、ZIP ファイルを使用して既存の Red Hat JBoss Web Server 3.1 インスタンス上に Decision Server をインストールする方法について説明します。

注記

インストーラー JAR ファイルを使用した Decision Server のインストールについては、「インストーラーを使用した Red Hat JBoss EAP または Red Hat JBoss Web Serve への Red Hat Decision Manager のインストール」を参照してください。

前提条件

  • バックアップを作成してある Red Hat JBoss Web Server 3.1 with Tomcat 8 (またはそれ以降の) サーバーシステム。JBoss Web Server システムのベースディレクトリーは、JWS_HOME と表示しています。
  • インストールを完了するのに十分なユーザーパーミッション
  • rhdm-7.0-kie-server-jws.zip ファイル。このファイルをダウンロードするには、以下の手順を実施します。

    1. Red Hat カスタマーポータル の「Software Downloads」ページで、Red Hat Decision Manager 7.0.0 Add-On's の横の Download をクリックします。
    2. rhdm-7.0.0.GA-add-ons.zip ファイルを展開します。rhdm-7.0-kie-server-jws.zip ファイルは、展開したディレクトリーにあります。

手順

  1. rhdm-7.0-kie-server-jws.zip アーカイブを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、このディレクトリーを TEMP_DIR としています。
  2. TEMP_DIR/rhdm-7.0-kie-server-jws/kie-server.war ディレクトリーを JWS_HOME/tomcat8/webapps ディレクトリーにコピーします。

    警告

    コピーする Red Hat Decision Manager デプロイメントの名前が Red Hat JBoss Web Server インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。

  3. kie-server.war フォルダーから .war 拡張子を削除します。
  4. テキストエディターで JWS_HOME/tomcat8/conf/tomcat-users.xml ファイルを開きます。
  5. JWS_HOME/tomcat8/conf/tomcat-users.xml ファイルにユーザーおよびロールを追加します。以下の例で、<ROLE_NAME> は Red Hat Decision Manager でサポートされるロールです。サポートされるロールのリストについては、「ユーザーロール」を参照してください。<USERNAME><PASSWORD> は、ご自分で考えたユーザーとパスワードの組み合わせです。

    <role rolename="<ROLE_NAME>"
    <user username="<USER_NAME> password="<PASSWORD>" roles="<ROLE_NAME>"/>

    ユーザーに複数のロールを割り当てる場合は、以下の例に示すようにロールをコンマで区切ります。

    <role rolename="admin"
    <role rolename="kie-server"
    <user username="rhdmUser" password="user1234" roles="admin,kie-server"/>
  6. JWS_HOME/tomcat8/bin ディレクトリーに、以下の内容で読み取り可能な setenv.sh ファイルを作成します。

    CATALINA_OPTS="-Xmx1024m -Dorg.jbpm.server.ext.disabled=true -Dorg.jbpm.ui.server.ext.disabled=true -Dorg.jbpm.case.server.ext.disabled=true"

    重要

    Microsoft Windows の場合は、以下の値を setenv.bat ファイルに追加します。

    set "CATALINA_OPTS=-Xmx1024m -Dorg.jbpm.server.ext.disabled=true -Dorg.jbpm.ui.server.ext.disabled=true -Dorg.jbpm.case.server.ext.disabled=true"

  7. JBoss Web Server を起動するには、JWS_HOME/tomcat8/bin ディレクトリーからターミナルを開いて以下のコマンドのいずれかを入力します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./startup.sh
    • Windows の場合:

      startup.bat
  8. 数分後に JWS_HOME/tomcat8/logs ディレクトリーを確認し、エラーが発生していたら修正します。

2.4.1. Red Hat JBoss Web Server 上の Decision Server の確認

Decision Server が Red Hat JBoss Web Server 上で動作していることを確認するには、以下のコマンドを入力します。

curl -X GET "http://localhost:8080/kie-server/services/rest/server" -H  "accept: application/xml" -u '<CONTROLLER>:<CONTROLLER_PWD>'

このコマンドで、<CONTROLLER> および <CONTROLLER_PWD>tomcat-users.xml ファイル内の値に置き換えます。

このコマンドにより、Decision Server インスタンスに関する情報が出力されます。

2.5. スタンドアロン Decision Central の実行

Decision Central スタンドアロン JAR ファイルを使用して、Red Hat JBoss EAP 等のアプリケーションサーバーにデプロイせずに Decision Central を実行することができます。

注記

Red Hat がこのタイプのインストールをサポートするのは、オンプレミスの Red Hat Enterprise Linux にインストールされた場合に限ります。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータル から Decision Central スタンドアロン JAR ファイルをダウンロードします。
  2. ターミナルウインドウにおいて、インストーラーファイルをダウンロードしたディレクトリーに移動します。
  3. 以下の内容で application-config.yaml 設定ファイルを作成します。

    swarm:
      management:
        security-realms:
          ApplicationRealm:
            local-authentication:
              default-user: local
              allowed-users: local
              skip-group-loading: true
            properties-authentication:
              path: /path/to/application-users.properties
              plain-text: true
            properties-authorization:
              path: /path/to/application-roles.properties
    datasource:
      management:
        wildfly:
          admin: admin
  4. application-users.properties ファイルを作成し、管理者ユーザーを含めます。この Decision Central インスタンスが Decision Server のコントローラーになる場合は、コントローラーユーザーを含めます。以下に例を示します。

    rhdmAdmin=password1
    controllerUser=controllerUser1234
  5. application-roles.properties ファイルを作成し、application-users.properties ファイルに含めたユーザーにロールを割り当てます。以下に例を示します。

    rhdmAdmin=admin
    controllerUser=kie-server

    詳細については、「ユーザーロール」を参照してください。

  6. 以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhdm-7.0.0.GA-decision-central-standalone.jar -s
    application-config.yaml

    また、このコマンドに -D<property>=<value> パラメーターを含めて、Decision Central でサポートされる任意のプロパティーを設定することもできます。以下に例を示します。

    java -jar rhdm-7.0.0.GA-decision-central-standalone.jar -s
    application-config.yaml -D<property>=<value> -D<property>=<value>

    詳細については、「サポートされるプロパティ」を参照してください。

2.5.1. サポートされるプロパティ

スタンドアロン Decision Central をインストールする場合は、以下のコマンドにおいて本セクションに列記したプロパティーを使用することができます。

java -jar rhdm-7.0.0.GA-decision-central-standalone.jar -s application-config.yaml -D<property>=<value> -D<property>=<value>

このコマンドで、<property> が以下に列記するプロパティーのいずれかで、<value> がそのプロパティーに割り当てる値です。

  • org.uberfire.nio.git.dir: ディレクトリー .niogit の場所。デフォルト: 作業ディレクトリー
  • org.uberfire.nio.git.dirname: Git ディレクトリーの名前。デフォルト: .niogit
  • org.uberfire.nio.git.daemon.enabled: Git デーモンを有効または無効にします。デフォルト: true
  • org.uberfire.nio.git.daemon.host: Git デーモンが有効な場合は、このプロパティーをローカルホストの識別子として使用します。デフォルト: localhost
  • org.uberfire.nio.git.daemon.port: Git デーモンが有効な場合は、このプロパティーをポート番号として使用します。デフォルト: 9418
  • org.uberfire.nio.git.ssh.enabled: SSH デーモンを有効または無効にします。デフォルト: true
  • org.uberfire.nio.git.ssh.host: SSH デーモンが有効な場合は、このプロパティーをローカルホストの識別子として使用します。デフォルト: localhost
  • org.uberfire.nio.git.SSH.port: SSH デーモンが有効な場合は、このプロパティーをポート番号として使用します。デフォルト: 8001
  • org.uberfire.nio.git.ssh.cert.dir: ローカルの証明書が保存されるディレクトリー .security の場所。デフォルト: 作業ディレクトリー
  • org.uberfire.nio.git.ssh.passphrase: SCP スタイルの URL (例: git@github.com:user/repository.git) を持つ Git リポジトリーのクローンを作成する場合に、オペレーティングシステムの公開キーストアにアクセスするためのパスフレーズ。
  • org.uberfire.nio.git.ssh.algorithm: SSH で使用されるアルゴリズム。デフォルト: DSA

    注記

    RSA または DSA 以外のアルゴリズムを使う場合は、Bouncy Castle JCE ライブラリーを使用するようにアプリケーションサーバーを設定してください。

  • org.uberfire.metadata.index.dir: Lucene .index フォルダーが保存される場所。デフォルト: 作業ディレクトリー
  • org.uberfire.ldap.regex.role_mapper: LDAP プリンシパル名をアプリケーションのロール名にマッピングするために使用される regex パターン。プリンシパルの値をロール名に一致させるときにアプリケーションのロール名で置き換えられるので、変数ロールはパターンの一部でなければならない点に注意してください。デフォルト: 不使用
  • org.uberfire.sys.repo.monitor.disabled: 設定の監視を無効にします (内容を熟知していない限り、無効にしないでください)。デフォルト: false
  • org.uberfire.secure.key: パスワード暗号化で使用するシークレットパスワード。デフォルト: org.uberfire.admin
  • org.uberfire.secure.alg: パスワード暗号化で使用する暗号化アルゴリズム。デフォルト: PBEWithMD5AndDES
  • org.uberfire.domain: uberfire により使用される security-domain 名。デフォルト: ApplicationRealm
  • org.guvnor.m2repo.dir: Maven リポジトリーフォルダーが保存される場所。デフォルト: working-directory/repositories/kie
  • org.guvnor.project.gav.check.disabled: GAV チェックを無効にします。デフォルト: false
  • org.kie.build.disable-project-explorer: Project Explorer で選択したプロジェクトの自動ビルドを無効にします。デフォルト: false
  • org.kie.verification.disable-dtable-realtime-verification: デシジョンテーブルのリアルタイム確認および検証を無効にします。デフォルト: false
  • org.kie.server.controller: Kie Server Controller との接続に使用される URL (例: ws://localhost:8080/decision-central/websocket/controller)。
  • org.kie.example: GitHub 外部へのデモアプリケーションのクローン作成を有効にします。
  • org.kie.build.disable-project-explorer: Project Explorer で選択したプロジェクトの自動ビルドを無効にします。デフォルト: false
  • org.kie.verification.disable-dtable-realtime-verification: デシジョンテーブルのリアルタイム確認および検証を無効にします。デフォルト: false
  • org.kie.server.controller: Kie Server Controller との接続に使用される URL (例: ws://localhost:8080/decision-central/websocket/controller)。
  • org.kie.server.user: コントローラーから Decision Server ノードに接続する際に使用するユーザー名。このプロパティーが必要なのは、この Decision Central システムをコントローラーとして使用する場合だけです。
  • org.kie.server.pwd: コントローラーから Decision Server ノードに接続する際に使用するパスワード。このプロパティーが必要なのは、この Decision Central システムをコントローラーとして使用する場合だけです。

2.6. スタンドアロン Decision Server Controller のインストールと実行

Decision Server は、管理モードまたは非管理モードで動作するように設定できます。Decision Server が非管理モードにある場合は、手動でコンテナーを作成および維持する必要があります。Decision Server が管理モードにある場合は、スタンドアロン Decision Server Controller が Decision Server の設定を管理し、ユーザーは Controller を操作してコンテナーを作成および維持します。

スタンドアロン Decision Server Controller は、Decision Central に組み込まれています。Decision Central をインストールしている場合は、Execution Server ページを使用してコンテナーを作成および維持します。Decision Central をインストールしていない場合は、スタンドアロン Decision Server Controller をインストールし、REST API または Decision Server Java Client API を使用して Controller を操作できます。

2.6.1. Red Hat JBoss EAP へのスタンドアロン Decision Server Controller のインストール

スタンドアロン Decision Server Controller をインストールし、REST API または Decision Server Java Client API を使用して Controller を操作できます。

前提条件

  • バックアップを作成してある Red Hat JBoss EAP システム (バージョン 7.1 またはそれ以降)。Red Hat JBoss EAP システムのベースディレクトリーは、EAP_HOME と表示しています。
  • インストールを完了するのに十分なユーザーパーミッション

手順

  1. Red Hat カスタマーポータル の「Software Downloads」ページで Red Hat Decision Manager 7.0.0 Add-On's の横の Download をクリックし、rhdm-7.0-controller-ee7.zip ファイルをダウンロードします。
  2. rhdm-7.0.0.GA-add-ons.zip ファイルを展開します。rhdm-7.0-controller-ee7.zip ファイルは、展開したディレクトリーにあります。
  3. rhdm-7.0-controller-ee7 アーカイブを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、このディレクトリーを TEMP_DIR としています。
  4. TEMP_DIR/rhdm-7.0-controller-ee7/controller.war ディレクトリーを EAP_HOME/standalone/deployments/ にコピーします。

    警告

    コピーするスタンドアロン Decision Server Controller デプロイメントの名前が Red Hat JBoss EAP インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。

  5. TEMP_DIR/rhdm-7.0-controller-ee7/SecurityPolicy/ ディレクトリーの内容を EAP_HOME/bin にコピーします。ファイルの上書きを確認されたら、はい を選択します。
  6. EAP_HOME/standalone/deployments/ ディレクトリーに、controller.war.dodeploy という名前で空のファイルを作成します。このファイルにより、サーバーが起動するとスタンドアロン Decision Server Controller が自動的にデプロイされます。

2.6.1.1. ユーザーの作成

スタンドアロン Decision Server Controller を使用する前に、kie-server ロールを持つユーザーを作成する必要があります。

前提条件

EAP_HOME ホームにインストールされたコントローラー

手順

  1. ターミナルアプリケーションで EAP_HOME/bin ディレクトリーに移動します。
  2. 以下のコマンドを入力し、<USER_NAME> および <PASSWORD> を、ご自分で考えたユーザー名およびパスワードに置き換えます。

    $ ./add-user.sh -a --user <username> --password <password> --role kie-server
    注記

    必ず、既存のユーザー、ロール、またはグループとは異なるユーザー名を指定してください。たとえば、admin という名前のユーザーを作成しないでください。

    パスワードは 8 文字以上で、数字と、英数字以外の文字をそれぞれ 1 文字以上使用する必要があります。ただし & の文字は使用できません。

  3. ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。

2.6.1.2. Decision Server およびスタンドアロン Decision Server Controller の設定

Decision Server がスタンドアロン Decision Server Controller により管理される場合は、本セクションの説明に従って Decision Server およびスタンドアロン Decision Server Controller システム両方の standalone.xml ファイルを編集する必要があります。

前提条件

手順

  1. Controller の EAP_HOME/standalone/configuration/standalone.xml ファイルにおいて、<system-properties> セクションに以下のプロパティーを追加し、<USERNAME> および <USER_PWD>kie-server ロールを持つユーザーの認証情報に置き換えます。

       <property name="org.kie.server.user" value="<USERNAME>"/>
       <property name="org.kie.server.pwd" value="<USER_PWD>"/>
  2. Decision Server の EAP_HOME/standalone/configuration/standalone.xml ファイルにおいて、<system-properties> セクションに以下のプロパティーを追加します。

      <property name="org.kie.server.controller.user" value="<CONTROLLER_USER>"/>
      <property name="org.kie.server.controller.pwd" value="<CONTROLLER_PWD>"/>
      <property name="org.kie.server.id" value="<KIE_SERVER_ID>"/>
      <property name="org.kie.server.location" value="http://<HOST>:<PORT>/kie-server/services/rest/server"/>
      <property name="org.kie.server.controller" value="<CONTROLLER_URL>"/>
  3. このファイルで、以下の値を置き換えます。

    • <CONTROLLER_USER> および <CONTROLLER_PWD>kie-server ロールを持つユーザーの認証情報に置き換える。
    • <KIE_SERVER_ID> を Decision Server システムの ID または名前に置き換える (例: rhdm700-decision-server-1)。
    • <HOST> を Decision Server ホストの ID または名前に置き換える (例: localhost または 192.7.8.9)。
    • <PORT> を Decision Server ホストのポートに置き換える (例: 8080)。

      注記

      org.kie.server.location プロパティーで Decision Server の場所を指定します。

    • <CONTROLLER_URL> をスタンドアロン Decision Server Controller の URL に置き換える。Decision Server は、起動時にこの URL に接続されます。以下に例を示します。

      http://<HOST>:<PORT>/controller/rest/controller

2.6.1.3. スタンドアロン Decision Server Controller の実行

Red Hat JBoss EAP 上にスタンドアロン Decision Server Controller をインストールしたら、以下の手順を使用してスタンドアロン Decision Server Controller を実行します。

前提条件

EAP_HOME にインストールされ設定されたスタンドアロン Decision Server Controller

手順

  1. ターミナルアプリケーションで EAP_HOME/bin に移動します。
  2. 以下のコマンドを入力します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./standalone.sh
    • Windows の場合:

      standalone.bat
  3. Controller が Red Hat JBoss EAP 上で動作していることを確認するには、以下のコマンドを入力します。ここで、<CONTROLLER><CONTROLLER_PWD> は、「ユーザーの作成」で作成したユーザー名とパスワードの組み合わせです。このコマンドにより、Decision Server インスタンスに関する情報が出力されます。

    curl -X GET "http://<HOST>:<PORT>/controller/rest/controller/management/servers" -H  "accept: application/xml" -u '<CONTROLLER>:<CONTROLLER_PWD>'
注記

あるいは、Decision Server Java API Client を使用してスタンドアロン Decision Server Controller にアクセスすることもできます。

2.6.2. Red Hat JBoss Web Server へのスタンドアロン Decision Server Controller のインストール

スタンドアロン Decision Server Controller をインストールし、REST API または Decision Server Java Client API を使用して Controller を操作できます。

前提条件

  • バックアップを作成してある Red Hat JBoss Web Server 3.1 with Tomcat 8 (またはそれ以降の) サーバーシステム。JBoss Web Server システムのベースディレクトリーは、JWS_HOME と表示しています。
  • インストールを完了するのに十分なユーザーパーミッション
  • rhdm-7.0-controller-jws.zip ファイル。このファイルをダウンロードするには、以下の手順を実施します。

    1. Red Hat カスタマーポータル の「Software Downloads」ページで、Red Hat Decision Manager 7.0.0 Add-On's の横の Download をクリックします。
    2. rhdm-7.0.0.GA-add-ons.zip ファイルを展開します。rhdm-7.0-controller-jws.zip ファイルは、展開したディレクトリーにあります。

手順

  1. rhdm-7.0-controller-jws.zip アーカイブを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、このディレクトリーを TEMP_DIR としています。
  2. TEMP_DIR/rhdm-7.0-controller-jws.zip/controller.war ディレクトリーを JWS_HOME/tomcat8/webapps ディレクトリーにコピーします。

    警告

    コピーする Red Hat Decision Manager デプロイメントの名前が Red Hat JBoss Web Server インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。

  3. controller.war フォルダーから .war 拡張子を削除します。
  4. TEMP_DIR/rhdm-7.0-controller-jws/SecurityPolicy/ ディレクトリーの内容を JWS_HOME/bin にコピーします。ファイルの上書きを確認されたら、はい を選択します。
  5. JWS_HOME/standalone/deployments/ ディレクトリーに、controller.war.dodeploy という名前で空のファイルを作成します。このファイルにより、サーバーが起動するとスタンドアロン Decision Server Controller が自動的にデプロイされます。
  6. JWS_HOME/tomcat8/conf/tomcat-users.xml ファイルに kie-server ロールおよびユーザーを追加します。以下の例で、<USERNAME><PASSWORD> はご自分で考えたユーザーとパスワードの組み合わせです。

    <role rolename="kie-server"/>
    <user username="<USER_NAME>" password="<PASSWORD>" roles="kie-server"/>
  7. Decision Server を実行しているインスタンスの JWS_HOME/tomcat8/bin ディレクトリーに、以下の内容で読み取り可能な setenv.sh ファイルを作成します。

    CATALINA_OPTS="-Xmx1024m -Dorg.jbpm.server.ext.disabled=true -Dorg.jbpm.ui.server.ext.disabled=true -Dorg.jbpm.case.server.ext.disabled=true -Dorg.kie.server.controller.user=<CONTROLLER_USER> -Dorg.kie.server.controller.pwd=<CONTROLLER_PWD> -Dorg.kie.server.id=<KIE_SERVER_ID> -Dorg.kie.server.location=http://<HOST>:<PORT>/kie-server/services/rest/server -Dorg.kie.server.controller=http://<HOST>:<PORT>/controller/rest/controller"

  8. スタンドアロン Decision Server Controller を実行しているインスタンスの JWS_HOME/tomcat8/bin ディレクトリーに、以下の内容で読み取り可能な setenv.sh ファイルを作成します。

    CATALINA_OPTS="-Dorg.kie.server.user=<USERNAME> -Dorg.kie.server.pwd=<USER_PWD>"

  9. スタンドアロン Decision Server Controller を起動するには、JWS_HOME/tomcat8/bin ディレクトリーからターミナルを開いて以下のコマンドのいずれかを入力します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./startup.sh
    • Windows の場合:

      startup.bat
  10. 数分後に JWS_HOME/tomcat8/logs ディレクトリーを確認し、エラーが発生していたら修正します。
  11. Controller が Red Hat JBoss Web Server 上で動作していることを確認するには、以下のコマンドを入力します。このコマンドで、<CONTROLLER> および <CONTROLLER_PWD>tomcat-users.xml ファイル内の値に置き換えます。このコマンドにより、Decision Server インスタンスに関する情報が出力されます。

    curl -X GET "http://<HOST>:<PORT>/controller/rest/controller/management/servers" -H  "accept: application/xml" -u '<CONTROLLER>:<CONTROLLER_PWD>'
注記

あるいは、Decision Server Java API Client を使用してスタンドアロン Decision Server Controller にアクセスすることもできます。