7.7. ログレベルの調整
問題をデバッグする必要がある場合は、さまざまな Data Grid のロギングカテゴリーのレベルを変更します。ログレベルを調整して特定のカテゴリーのメッセージ数を減らし、コンテナーリソースの使用を最小限に抑えることもできます。
手順
Infinispan
CR のspec.logging.categories
フィールドで、Data Grid ロギングを設定します。spec: logging: categories: org.infinispan: debug org.jgroups: debug
- 変更を適用します。
必要に応じて、Data Grid Pod からログを取得します。
oc logs -f $POD_NAME
7.7.1. ロギングの参照
ログカテゴリーとレベルに関する情報を検索します。
表7.1 ログカテゴリー
root カテゴリー | 説明 | デフォルトレベル |
---|---|---|
| Data Grid メッセージ |
|
| クラスタートランスポートメッセージ |
|
表7.2 ログレベル
ログレベル | 説明 |
---|---|
| アプリケーションの実行状態に関する詳細情報を提供します。これは最も詳細なログレベルです。 |
| 個々の要求またはアクティビティーの進捗を示します。 |
| ライフサイクルイベントを含むアプリケーションの全体的な進捗状況を示します。 |
| エラーが発生したり、パフォーマンスが低下する可能性のある状況を示します。 |
| 操作またはアクティビティーの正常な実行を妨げる可能性がありますが、アプリケーションの実行は妨げないエラー状態を示します。 |
ガベージコレクション (GC) メッセージ
Data Grid Operator はデフォルトで GC メッセージをログに記録しません。以下の JVM オプションを使用して、GC メッセージを stdout
に転送することができます。
extraJvmOpts: "-Xlog:gc*:stdout:time,level,tags"