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第4章 Data Grid サービスの設定
Data Grid Operator を使用して Cache Service または Data Grid Service ノードを作成します。
4.1. サービスのタイプ
サービスは Data Grid サーバーイメージに基づいたステートフルなアプリケーションで、柔軟で堅牢なインメモリーデータストレージを提供します。
Cache Service と Data Grid Service の 2 つのサービスタイプがあります。
4.1.1. Cache Service
最小設定が必要で、揮発性で低レイテンシーなデータストアを Data Grid が提供する場合は、Cache Service を使用します。
デフォルトでは、Cache Service ノードは以下を行います。
- クラスター全体でデータを同期的に分散し、一貫性を確保します。
- キャッシュエントリーの単一コピーを維持してサイズを減らします。
- キャッシュエントリーをオフヒープに格納し、JVM 効率化にエビクションを使用します。
- デフォルトのパーティション処理設定でデータの一貫性を確保します。
4.1.2. Data Grid Service
以下を行う場合は Data Grid Service を使用します。
- 分散設定またはレプリケートされた設定を使用して、ランタイム時にキャッシュを作成します。
- ファイルベースのキャッシュストアを追加して、永続ボリュームにデータを保存します。
- クロスサイトレプリケーション
- 検索などの高度なデータグリッド機能を利用します。