12.4.3. データソースの環境変数
DB_SERVICE_PREFIX_MAPPING
設定するデータソースのコンマ区切りリストを定義します。
たとえば、
DB_SERVICE_PREFIX_MAPPING=test-mysql=TEST_MYSQL
です。詳細は、「永 データソースの設定」を参照してください。${NAME}_${DATABASE_TYPE}_SERVICE_HOST
データソースの
connection_url
プロパティーのデータベースサーバーのホスト名または IP を定義します。例:
EXAMPLE_MYSQL_SERVICE_HOST=192.0.2.0
${NAME}_${DATABASE_TYPE}_SERVICE_PORT
- データベースサーバーポートを定義します。
${PREFIX}_USERNAME
- データソースのユーザーを定義します。
${PREFIX}_PASSWORD
- データソースのパスワードを定義します。
${PREFIX}_DATABASE
データソースのデータベース名を定義します。
たとえば、
CLOUD_DATABASE=myDatabase
です。${PREFIX}_DRIVER
データソースの Java データベースドライバーを定義します。
たとえば、
CLOUD_DRIVER=postgresql
です。${PREFIX}_BACKGROUND_VALIDATION
-
バックグラウンドスレッドが、使用前にデータベース接続を検証するかどうかを指定します。この値は
true
またはfalse
(デフォルト)です。デフォルトでは、<validate-on-match>
メソッドが有効です。 ${PREFIX}_BACKGROUND_VALIDATION_MILLIS
-
${PREFIX}_BACKGROUND_VALIDATION
環境変数をtrue
に設定した場合には、検証の発生頻度をミリ秒単位で指定します。デフォルト値は10000
です。 ${PREFIX}_CONNECTION_CHECKER
データベースへの接続を検証する接続チェッカークラスを指定します。
たとえば、
CLOUD_CONNECTION_CHECKER=org.jboss.jca.adapters.jdbc.extensions.postgres.PostgreSQLValidConnectionChecker
です。${PREFIX}_EXCEPTION_SORTER
致命的なデータベース接続例外の発生後に検出およびクリーンアップを行う例外ソータークラスを指定します。
たとえば、
CLOUD_EXCEPTION_SORTER=org.jboss.jca.adapters.jdbc.extensions.mysql.MySQLExceptionSorter
です。${PREFIX}_JNDI
データソースの JNDI 名を定義します。
デフォルトは
java:jboss/datasources/<name>_<database_type>
です。起動スクリプトは、DB_SERVICE_PREFIX_MAPPING
環境変数から値を自動的に生成します。たとえば、
CLOUD_JNDI=java:jboss/datasources/test-postgresql
です。${PREFIX}_JTA
-
非 XA データソースの Java Transaction API(JTA)オプションを定義します。値は
true
(デフォルト)またはfalse
です。 ${PREFIX}_MAX_POOL_SIZE
- データソースの最大プールサイズを定義します。
${PREFIX}_MIN_POOL_SIZE
- データソースの最小プールサイズを定義します。
${PREFIX}_NONXA
-
データソースを非 XA データソースとして定義します。この値は
true
またはfalse
(デフォルト)です。 ${PREFIX}_TX_ISOLATION
データベースの java.sql.Connection トランザクション分離レベルを定義します。
たとえば、
CLOUD_TX_ISOLATION=TRANSACTION_READ_UNCOMMITTED
です。${PREFIX}_URL
非 XA データソースの接続 URL を定義します。
接続 URL を指定しない場合には、起動スクリプトは、
url="jdbc:${DRIVER}://${HOST}:${PORT}/${DATABASE}"
のように他の環境変数からこれを自動的に生成します。ただし、起動スクリプトは、PostgreSQL や MySQL などの内部データソースに対してのみ正しい接続 URL を構築します。他の非 XA データソースを使用する場合は、接続 URL を指定する必要があります。
たとえば、
CLOUD_URL=jdbc:postgresql://localhost:5432/postgresdb
です。${PREFIX}_XA_CONNECTION_PROPERTY_<PROPERTY_NAME>
XA データソースの接続プロパティーを定義します。
データソースに適切なドライバーのドキュメントを参照し、接続に設定できる XA プロパティーを確認してください。
たとえば、
CLOUD_XA_CONNECTION_PROPERTY_DatabaseName=/opt/eap/standalone/data/databases/db/accounts
です。この例では、以下を設定に追加します。
<xa-datasource-property name="DatabaseName">/opt/eap/standalone/data/databases/db/accounts</xa-datasource-property>