第6章 Hot Rodクライアントの設定

Data Grid サービスは、ポート 11222 で Hot Rod エンドポイントを公開します。

デフォルトでは、Data Grid はクライアント接続のデータアクセスと暗号化にユーザー認証を必要とします。

認証
Data Grid は、APPLICATION_USERAPPLICATION_PASSWORD パラメーターで指定する認証情報でデータアクセス要求を承認します。
暗号化
Data Grid Pod が起動すると、TLS 証明書/キーのペアを生成し、それらを サービス証明書シークレット に保存します。TLS 証明書は OpenShift 認証局(CA)により署名されます。

6.1. Hot Rod を使用したトラストストアの設定

trustStorePath は、Hot Rod クライアント設定の有効な証明書の場所に PEM 形式で設定します。Hot Rod Java クライアントは、パスにあるすべての証明書を使用してインメモリー Java キーストアをビルドします。

OpenShift の場合

  • OpenShift 認証局(CA)バンドルを指定します。
    /var/run/secrets/kubernetes.io/serviceaccount/service-ca.crt

OpenShift の外部

  1. service-certs シークレットから tls.crt を取得します。

    $ oc get secret service-certs \
      -o jsonpath='{.data.tls\.crt}' \
      | base64 -d > tls.crt
  2. クライアント設定で tls.crt へのパスを指定します。