5.3. ブートロギング

ブートログは、サーバーの起動中 (またはブート中) に発生したイベントの記録です。Red Hat JBoss Data Grid には、サーバーがブート処理を完了した後に生成されるログエントリーが含まれるサーバーログも組み込まれます。

5.3.1. ブートロギングの設定

ブートログを設定するには、logging.properties ファイルを編集します。このファイルは標準的な Java プロパティーファイルであるため、テキストエディターで編集することができます。このファイルの各行の形式は property=value になります。
Red Hat JBoss Data Grid では、logging.properties ファイルは $JDG_HOME/standalone/configuration フォルダーにあります。

5.3.2. デフォルトのログファイルの場所

以下の表は、Red Hat JBoss Data Grid のログファイルとそれらの場所のリストです。

表5.1 デフォルトのログファイルの場所

ログファイル 場所 説明
boot.log $JDG_HOME/standalone/log/ サーバーブートログ。サーバーの起動に関連するログメッセージが含まれます。
server.log $JDG_HOME/standalone/log/ サーバーログ。サーバー起動後のすべてのログメッセージが含まれます。