11.5. REST インターフェースコネクター
Red Hat JBoss Data Grid は、以下の 3 つのコネクタータイプをサポートします。
- Hot Rod ベースコネクターの設定を定義する
hotrod-connector
要素。 - memcached ベースコネクターの設定を定義する
memcached-connector
要素。 - REST インターフェースベースのコネクターの設定を定義する
rest-connector
要素。
コネクターの宣言により、
<socket-binding-group />
内で宣言されたソケットバインディングを使用し、local
コンテナーで宣言されたキャッシュを公開し、他のすべての設定でデフォルト値を使用して Hot Rod、Memcached、または REST サーバーが有効になります。以下の例は、Hot Rod、Memcached、および REST サーバーに接続する方法を示しています。
REST コネクターは、Web サブシステムを必要とするため、Hot Rod と Memcached とは異なります。したがって、ソケットバインディング、ワーカースレッド、タイムアウトなどの設定は、Web サブシステムで実行する必要があります。以下により、REST サーバーが有効になります。
<rest-connector virtual-server="default-host" cache-container="local" security-domain="other" auth-method="BASIC"/>
詳細については、「REST インターフェースの使用」を参照してください。
11.5.1. REST コネクターの設定
次の手順を使用して、Red Hat JBoss Data Grid のリモートクライアントサーバーモードで
rest-connector
要素を設定します。
手順11.1 リモートクライアントサーバーモード用 REST コネクターの設定
<subsystem xmlns="urn:infinispan:server:endpoint:6.1"> <rest-connector virtual-server="default-host" cache-container="local" context-path="${CONTEXT_PATH}" security-domain="${SECURITY_DOMAIN}" auth-method="${METHOD}" security-mode="${MODE}" /> </subsystem>
rest-connector
要素は、REST コネクターの設定情報を指定します。
virtual-server
パラメーターは、REST コネクターで使用される仮想サーバーを指定します。このパラメーターのデフォルト値はdefault-host
です。これはオプションパラメーターです。cache-container
パラメーターは、REST コネクターで使用されるキャッシュコンテナーを指定します。これは必須パラメーターです。context-path
パラメーターは、REST コネクターのコンテキストパスを指定します。このパラメーターのデフォルト値は空の文字列 (""
) です。これはオプションパラメーターです。security-domain
パラメーターは、REST エンドポイントへのアクセスを認証するためにセキュリティーサブシステムで宣言された指定済みドメインを使用することを指定します。これはオプションパラメーターです。このパラメーターが省略されると、認証は実行されません。auth-method
パラメーターは、エンドポイントのクレデンシャルを取得するために使用するメソッドを指定します。このパラメーターのデフォルト値はBASIC
です。サポートされる別の値にはBASIC
、DIGEST
、およびCLIENT-CERT
があります。これはオプションパラメーターです。security-mode
パラメーターは、書き込み操作 (PUT、POST、DELETE など) または読み取り操作 (GET や HEAD など) に対してのみ認証が必要かどうかを指定します。このパラメーターの有効な値はWRITE
(書き込み操作のみを認証する場合) またはREAD_WRITE
(読み書き操作を認証する場合) です。このパラメーターのデフォルト値はREAD_WRITE
です。