26.3. JGroups を使用したマルチキャストのテスト

システムがクラスター内でマルチキャストを正しく設定していることを確認する方法について学習します。

26.3.1. 異なる Red Hat JBoss Data Grid バージョンを使用したテスト

以下の表は、このマルチキャストテストと互換性のある Red Hat JBoss Data Grid バージョンの詳細を示しています。

表26.4 異なる JBoss Data Grid バージョンを使用したテスト

Version テストケース 詳細
JBoss Data Grid 6.0.0 使用不可 JBoss Data Grid のこのバージョンには、このテストで使用されるテストクラスが含まれない JBoss Enterprise Application Server 6.0 をベースにしています。
JBoss Data Grid 6.0.1 使用不可 JBoss Data Grid のこのバージョンには、このテストで使用されるテストクラスが含まれない JBoss Enterprise Application Platform 6.0 をベースにしています。
JBoss Data Grid 6.1.0 利用可能
テストクラスの場所はディストーションによって異なります。
  • ライブラリーモードでは、lib ディレクトリーの JGroups JAR ファイルに含まれます。
  • リモートクライアントサーバーモードでは、${JDG_HOME}/modules/org/jgroups/main/ ディレクトリーの JGroups JAR ファイルに含まれます。
JBoss Data Grid 6.2.0 利用可能
テストクラスの場所はディストーションによって異なります。
  • ライブラリーモードでは、lib ディレクトリーの JGroups JAR ファイルに含まれます。
  • リモートクライアントサーバーモードでは、${JDG_HOME}/modules/system/layers/base/org/jgroups/main ディレクトリーの JGroups JAR ファイルに含まれます。
JBoss Data Grid 6.2.1 利用可能
テストクラスの場所はディストーションによって異なります。
  • ライブラリーモードでは、lib ディレクトリーの JGroups JAR ファイルに含まれます。
  • リモートクライアントサーバーモードでは、${JDG_HOME}/modules/system/layers/base/org/jgroups/main ディレクトリーの JGroups JAR ファイルに含まれます。
JBoss Data Grid 6.3.0 利用可能
テストクラスの場所はディストーションによって異なります。
  • ライブラリーモードでは、lib ディレクトリーの JGroups JAR ファイルに含まれます。
  • リモートクライアントサーバーモードでは、${JDG_HOME}/modules/system/layers/base/org/jgroups/main ディレクトリーの JGroups JAR ファイルに含まれます。
JBoss Data Grid 6.4.0 利用可能
テストクラスの場所はディストーションによって異なります。
  • ライブラリーモードでは、infinispan-embedded JAR ファイルに含まれます。
  • リモートクライアントサーバーモードでは、${JDG_HOME}/modules/system/layers/base/org/jgroups/main/ ディレクトリーの JGroups JAR ファイルに含まれます。
JBoss Data Grid 6.5.0 利用可能
テストクラスの場所はディストーションによって異なります。
  • ライブラリーモードでは、infinispan-embedded JAR ファイルに含まれます。
  • リモートクライアントサーバーモードでは、${JDG_HOME}/modules/system/layers/base/org/jgroups/main/ ディレクトリーの JGroups JAR ファイルに含まれます。

26.3.2. JGroups を使用したマルチキャストのテスト

以下の手順は、Red Hat JBoss Data Grid を使用している場合に JGroups を使用したマルチキャストのテストを実行するための手順を詳細に示しています。
前提条件

テストの手順を開始する前に以下の要件を満たしていることを確認してください。

  1. bind_addr 値をインスタンスの適切な IP アドレスに設定します。
  2. 精度を高めるために、クラスター通信の値と同じ mcast_addrport の値を設定します。
  3. 2 つのコマンドラインターミナルウィンドウを起動します。最初のターミナルで 2 つのノードの内の 1 つの JGroups JAR ファイルのロケーションと、2 番目のターミナルで 2 つ目のノードの同じロケーションにナビゲートします。

手順26.1 JGroups を使用したマルチキャストのテスト

  1. 1 つ目のノードでマルチキャストサーバーを実行します。

    最初のノードについて、コマンドラインターミナルで以下のコマンドを実行します (ライブラリーモードの場合は jgroups.jarinfinispan-embedded.jar に置き換えます)。
    java -cp jgroups.jar org.jgroups.tests.McastReceiverTest -mcast_addr 230.1.2.3 -port 5555 -bind_addr $YOUR_BIND_ADDRESS
  2. 2 つ目のノードでマルチキャストサーバーを実行します。

    2 番目のノードについて、コマンドラインターミナルで以下のコマンドを実行します (ライブラリーモードの場合は jgroups.jarinfinispan-embedded.jar に置き換えます)。
    java -cp jgroups.jar org.jgroups.tests.McastSenderTest -mcast_addr  230.1.2.3 -port 5555 -bind_addr $YOUR_BIND_ADDRESS
  3. 情報パケットを送信します。

    2 つ目のノード (パケットを送信するノード) のインスタンスに情報を入力し、Enter を押して情報を送信します。
  4. 受信情報パケットを表示します。

    1 番目のノードのインスタンスで受信された情報を表示します。直前の手順で入力した情報がここに表示されます。
  5. 情報転送を確認します。

    パケットがドロップされずに、送信情報がすべて受信されていることを確認するために、手順 3 と 4 を繰り返します。
  6. 他のインスタンスのテストを繰り返します。

    送信者と受信者のそれぞれを確認するために、手順 1 から 4 を繰り返します。テストを繰り返すことにより、誤って設定された他のインスタンスが特定されます。
結果

送信者ノードから送信されるすべての情報パケットは、受信者ノードに表示される必要があります。送信された情報が予想どおりに表示されない場合、マルチキャストがオペレーティングシステムまたはネットワークで誤って設定されていることになります。