22.7. ライブラリーモードの JBoss Operations Network
- インストールおよび設定操作の開始および実行。
- リソースおよびメトリックスの監視。
22.7.1. JBoss Operations Network プラグインのインストール (ライブラリーモード)
手順22.4 JBoss Operations Network ライブラリーモードプラグインのインストール
JBoss Operations Network コンソールを開きます。
- JBoss Operations Network コンソールから、Administration を選択します。
- コンソールの左側にある Configuration オプションから Agent Plugins を選択します。
図22.1 JBoss Data Grid 用の JBoss Operations Network コンソール
ライブラリーモードプラグインをアップロードします。
- Browse をクリックし、ローカルファイルシステムで
InfinispanPlugin
を見つけます。 - Upload をクリックして、プラグインを JBoss Operations Network サーバーに追加します。
図22.2
InfinispanPlugin
のアップロード。更新のためのスキャン
- ファイルが正常にアップロードされたら、画面の下部にある Scan For Updates をクリックします。
InfinispanPlugin
がインストール済みプラグインのリストに表示されます。
図22.3 更新済みプラグインのためのスキャン
22.7.2. ライブラリーモードでの JBoss Data Grid インスタンスの追加
22.7.2.1. 前提条件
- パッチが
Update 02
以上の JBoss Operations Network (JON) 3.2.0 の正しく設定されたインスタンス。 - アプリケーションが実行されるサーバー上の JON Agent の実行中インスタンス。詳細については、「JBoss Operations Network エージェント」を参照してください。
- 完全な JDK を含む RHQ エージェントの操作インスタンス。エージェントに JDK の
tools.jar
ファイルへのアクセス権があることを確認します。JON エージェントの環境ファイル (bin/rhq-env.sh
) で、完全な JDK ホームを参照するようRHQ_AGENT_JAVA_HOME
プロパティーの値を設定します。 - RHQ エージェントは、JBoss Enterprise Application Platform インスタンスと同じユーザーを使用して起動している必要があります。たとえば、JON エージェントを root 権限を持つユーザーとして実行し、JBoss Enterprise Application Platform プロセスを異なるユーザーとして実行しても予想どおりには機能しないため、この実行を避ける必要があります。
- JBoss Data Grid Library Mode 用のインストール済み JON プラグイン。詳細については、「JBoss Operations Network プラグインのインストール (ライブラリーモード) 」を参照してください。
- パッチが
Update 02
以上の JBoss Operation Networks 3.2.0 のGeneric JMX plugin
。 - 統計機能と監視機能を動作させるために、ライブラリーモードキャッシュの JMX 統計が有効な Red Hat JBoss Data Grid のライブラリーモードを使用したカスタムアプリケーション。キャッシュインスタンスのために JMX 統計を有効にする方法については「キャッシュインスタンスに対して JMX を有効にする」 を参照し、キャッシュマネージャーのために JMX を有効にする方法については「 CacheManagers に対して JMX を有効にする」を参照してください。
- Java 仮想マシン (JVM) は、JMX MBean Server を公開するために設定する必要があります。Oracle/Sun JDK については、http://docs.oracle.com/javase/1.5.0/docs/guide/management/agent.html を参照してください。
- JBoss Enterprise Application Platform の正しく追加され、設定された管理ユーザーです。
22.7.2.2. ライブラリーモードでの JBoss Data Grid インスタンスの手動による追加
22.7.2.2.1. ライブラリーモードでの JBoss Data Grid インスタンスの手動による追加
手順22.5 ライブラリーモードでの JBoss Data Grid インスタンスの追加
プラットフォームのインポート
- Inventory にナビゲートし、コンソールの左側の Resources リストから Discovery Queue を選択します。
- アプリケーションが実行されているプラットフォームを選択し、画面の下部で Import をクリックします。
図22.4 Discovery Queue からのプラットフォームのインポート。
プラットフォーム上のサーバーへのアクセス
jdg
プラットフォームが Platforms リストに表示されます。- 実行中のサーバーにアクセスするためにプラットフォームをクリックします。
図22.5 サーバーのリストを表示するために
jdg
プラットフォームを開く。JMX サーバーのインポート
- Inventory タブから、Child Resources を選択します。
- 画面の下部で Import ボタンをクリックし、リストから JMX Server オプションを選択します。
図22.6 JMX サーバーのインポート
JDK 接続設定を有効にします。
- Resource Import Wizard ウィンドウで、Connection Settings Template オプションのリストから JDK 5 を指定します。
図22.7 JDK 5 テンプレートの選択
コネクターアドレスを変更します。
- Deployment Options メニューで、指定された Connector Address を、Infinispan ライブラリーを含むプロセスのホスト名と JMX ポートで修正します。
- 監視する新規 JBoss Data Grid インスタンスの JMX コネクターのアドレスを入力します。以下に例を示します。コネクターアドレス:
service:jmx:rmi://127.0.0.1/jndi/rmi://127.0.0.1:7997/jmxrmi
注記
コネクターアドレスは、新規インスタンスに割り当てられたホストと JMX ポートによって異なります。この場合、インスタンスには起動時に以下のシステムプロパティーが必要です。-Dcom.sun.management.jmxremote.port=7997 -Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=false -Dcom.sun.management.jmxremote.authenticate=false
- 必要な場合は、Principal および Credentials 情報を指定します。
- Finish をクリックします。
図22.8 Deployment Options 画面での値の修正
キャッシュ統計および操作を表示します。
- Refresh をクリックして、サーバー一覧を最新の情報に更新します。
- 画面の左側のパネルにある JMX Servers ツリーには、Infinispan Cache Managers ノードが含まれ、これには利用可能なキャッシュマネージャーが含まれます。利用可能なキャッシュマネージャ−には利用可能なキャッシュが含まれます。
- メトリックスを表示するために利用可能なキャッシュからキャッシュを選択します。
- Monitoring タブを選択します。
- Tables ビューは、統計およびメトリックスを表示します。
- Operations タブは、サービスで実行できるさまざまな操作へのアクセスを提供します。
図22.9 JMX 経由でリレーされるメトリックスおよび操作データは JBoss Operations Network コンソールで利用可能
22.7.2.3. JBoss Enterprise Application Platform にデプロイされたアプリケーションをライブラリーモードで監視
22.7.2.3.1. スタンドアロンモードでデプロイされたアプリケーションの監視
手順22.6 スタンドアロンモードでデプロイされたアプリケーションの監視
JBoss Enterprise Application Platform インスタンスを起動します。
JBoss Enterprise Application Platform インスタンスを以下のように起動します。- 以下のコマンドをコマンドラインに入力するか、スタンドアロン設定ファイル (
/bin/standalone.conf
) を個別に変更します。JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS -Dorg.rhq.resourceKey=MyEAP"
- JBoss Enterprise Application Platform インスタンスをスタンドアロンモードで以下のように起動します。
$JBOSS_HOME/bin/standalone.sh
Red Hat JBoss Data Grid アプリケーションをデプロイします。
globalJmxStatistics
およびjmxStatistics
を有効にした JJBoss Data Grid ライブラリーモードアプリケーションが含まれる WAR ファイルをデプロイします。JBoss Operations Network (JON) 検出を実行します。
JBoss Operations Network (JON) エージェントでdiscovery --full
コマンドを実行します。アプリケーションサーバープロセスを見つけます。
JBoss Operations Network (JON) web インターフェースに、JBoss Enterprise Application Platform プロセスが JMX サーバーとしてリストされます。プロセスをインベントリーにインポートします。
プロセスを JBoss Operations Network (JON) インベントリーにインポートします。オプション: 検出を再度実行します。
必要な場合は、discovery --full
コマンドを再び実行し、新規リソースを検出します。
JBoss Data Grid ライブラリーモードアプリケーションが JBoss Enterprise Application Platform のスタンドアロンモードでデプロイされ、JBoss Operations Network (JON) を使用して監視することができるようになります。
22.7.2.3.2. ドメインモードでデプロイされたアプリケーションの監視
手順22.7 ドメインモードでデプロイされたアプリケーションの監視
ホスト設定の編集
domain/configuration/
host.xml
ファイルを編集し、server
要素を以下の設定に置き換えます。<servers> <server name="server-one" group="main-server-group"> <jvm name="default"> <jvm-options> <option value="-Dorg.rhq.resourceKey=EAP1"/> </jvm-options> </jvm> </server> <server name="server-two" group="main-server-group" auto-start="true"> <socket-bindings port-offset="150"/> <jvm name="default"> <jvm-options> <option value="-Dorg.rhq.resourceKey=EAP2"/> </jvm-options> </jvm> </server> </servers>
JBoss Enterprise Application Platform の起動
ドメインモードによる JBoss Enterprise Application Platform 6 の起動:$JBOSS_HOME/bin/domain.sh
Red Hat JBoss Data Grid アプリケーションをデプロイします。
globalJmxStatistics
およびjmxStatistics
を有効にした JJBoss Data Grid ライブラリーモードアプリケーションが含まれる WAR ファイルをデプロイします。JBoss Operations Network (JON) での検出の実行
必要な場合は、新規リソースを検出するために JBoss Operations Network (JON) エージェントについてdiscovery --full
コマンドを実行します。
JBoss Data Grid ライブラリーモードアプリケーションが、JBoss Enterprise Application Platform のドメインモードでデプロイされ、JBoss Operations Network (JON) を使用して監視することができるようになります。