15.2. ロックストライピングの設定 (リモートクライアントサーバーモード)

Red Hat JBoss Data Grid のリモートクライアントサーバーモードでのロックストライピングは、striping 要素を true に設定して有効になります。

例15.1 ロックストライピング (リモートクライアントサーバーモード)

<locking acquire-timeout="20000"
	 concurrency-level="500"
	 striping="true" />

注記

リモートクライアントサーバーモードのデフォルトの分離モードは READ_COMMITTED です。分離モードを明示的に指定するために isolation 属性が含まれる場合、この属性は無視され、警告がスローされて、デフォルト値が代わりに使用されます。
locking 要素は以下の属性を使用します。
  • acquire-timeout 属性は、ロックの取得を試行する最大時間を指定します。この属性のデフォルト値は 10000 ミリ秒です。
  • concurrency-level 属性は、ロックコンテナーの同時実行レベルを指定します。JBoss Data Grid と通信する同時スレッドの数に従ってこの値を調整します。この属性のデフォルト値は 32 です。
  • striping 属性は、ロックを必要とするすべてのエントリーに対してロックの共有プールを維持するかどうかを指定します (true)。false に設定された場合は、各エントリーに対してロックが作成されます。ロックストライピングによりメモリーフットプリントが制御され、システムでの同時実行性を削減できます。この属性のデフォルト値は false です。