7.7. 同期および非同期の分散
ディストリビューションモードは同期通信のみをサポートします。特定のパブリック API メソッドから意味のある戻り値を取得するには、ディストリビューションモードを使用するときに同期通信を使用する必要があります。
例7.1 通信モードの例
たとえば、
A
、B
、C
という 3 つのキャッシュがクラスターにあり、キャッシュ A
を B
にマップする K
というキーがあるとします。また、戻り値の必要なクラスター C
上で、Cache.remove(K)
のような操作を実行するとします。この場合、正常に実行するには、操作が最初にキャッシュ A
と B
の両方に呼び出しを同期転送し、キャッシュ A
または B
より返される結果を待つ必要があります。非同期通信が使用された場合、操作が想定どおり動作しても戻り値の有用性は保証されません。