第1章 リリースノート

Red Hat CodeReady Workspaces は、Web ベースの統合開発環境 (IDE) です。CodeReady Workspaces は OpenShift で実行し、コンテナーベースの開発に適しています。

本セクションでは、Red Hat CodeReady Workspaces で最も重要な機能およびバグ修正について説明します。CodeReady Workspaces 2.8 リリースの問題の一覧については、3章既知の問題 セクションを参照してください。

  • CodeReady Workspaces から OpenShift クラスターにアプリケーションをデプロイするには、ユーザーは oc login を使用して実行中のワークスペースから OpenShift クラスターにログインする必要があります。
  • 同じクラスターで複数の CodeReady Workspaces デプロイメントを使用することは推奨されず、今後のリリースで削除される可能性があります。
  • 最適なパフォーマンスを得るには、CodeReady Workspaces で使用される永続ボリュームにブロックストレージを使用します。
  • デフォルトの CodeReady Workspaces namespace の名前は openshift-workspaces です。デフォルト namespace( ワークスペース )に以前の名前を使用する必要がある場合は、現在の状態を反映するようにドキュメントが更新されていることに注意してください。
  • IBM Power Systems (ppc64le) の場合は、一部のプラグインのメモリー制限が最大 1.5G まで増え、Pod が十分な RAM を実行できるようになりました。たとえば、IBM Power Systems (ppc64le) では、Che-Theia エディター Pod には 2G が必要で、OpenShift コネクター Pod には 2.5G が必要です。AMD64 および Intel 64(x86_64)、 および IBM Z(s390x)の場合、メモリー要件は 512M と 1500M とそれぞれ低くなっています。

1.1. Red Hat CodeReady Workspaces について

Red Hat CodeReady Workspaces 2.8 は、エンタープライズレベルのクラウド開発者ワークスペースサーバーおよびブラウザーベースの IDE を提供します。CodeReady Workspaces には、最も人気の高いプログラミング言語、フレームワーク、および Red Hat テクノロジー用に、すぐに使用できる開発者スタックが含まれています。

Red Hat CodeReady Workspaces のこのマイナーリリースは Eclipse Che 7.28 をベースとしており、以下を含む数多くの拡張機能および新機能を提供します。

CodeReady Workspaces 2.8 は Red Hat Container Catalog で利用できます。『インストールガイド』の「OpenShift Container Platform 3.11 への CodeReady Workspaces のインストール」の手順に従って、これを OpenShift Container Platform 3.11 以降にインストールします。

CodeReady Workspaces 2.8 は、OpenShift 4.6 以降の OperatorHub から入手できます。CodeReady Workspaces 2.8 は Operator Lifecycle Manager を使用する新規 Operator をベースとしています。これにより、OpenShift コンソールを離れることなく、CodeReady Workspaces インストールフローが簡単かつ実行可能になります。

OpenShift 4.6 以降の CodeReady Workspaces をインストールするには、OperatorHub から CodeReady Workspaces を取得し、『インストールガイド』の「OperatorHub からの CodeReady Workspaces のインストール」の章に従ってください。