3.3.2. Operator を使用した CodeReady Workspaces の OpenShift 3 へのインストール
本セクションでは、crwctl
CLI 管理ツールを使用して、OpenShift 3 に CodeReady Workspaces をインストールする方法を説明します。このインストールの方法では Operator を使用し、TLS (HTTPS) を有効にします。
直前の CodeReady Workspaces インストールから更新し、同じ OpenShift Container Platform 3.11 クラスターで複数のインスタンスを有効にする方法は、インストール手順で説明されます。
Operator は、OpenShift アプリケーションをパッケージ化し、デプロイし、管理する方法です。これは、以下も提供します。
- インストールおよびアップグレードの再現性。
- すべてのシステムコンポーネントの定期的なヘルスチェック。
- OpenShift コンポーネントおよび独立ソフトウェアベンダー (ISV) コンテンツの OTA (Over-the-air) 更新。
- フィールドエンジニアの知識をカプセル化し、すべてのユーザーに展開する場所。
この方法は、OpenShift Container Platform および OpenShift Dedicated バージョン 3.11 でのみサポートされますが、OpenShift Container Platform および OpenShift Dedicated の新しいバージョンでも機能し、OperatorHub を使用したインストール方法が利用できない場合にバックアップのインストール方法として機能します。
前提条件
- OpenShift 3.11 の実行中のインスタンスでの管理者権限
-
oc
OpenShift 3.11 CLI 管理ツールのインストール。「Installing the OpenShift 3.11 CLI」を参照してください。 -
crwctl
管理ツールのインストール。「crwctl CLI 管理ツールのインストール」 を参照してください。 -
主な crwctl コマンドラインパラメーターが設定できない設定を適用するには、Operator で使用される
CheCluster
カスタムリソースのデフォルト値を上書きする設定ファイルoperator-cr-patch.yaml
を準備します。2章CodeReady Workspaces インストールの設定 を参照してください。 - <namespace> はターゲットインストールのプロジェクトを表します。
手順
OpenShift にログインします。「Basic Setup and Login」を参照してください。
$ oc login
以下のコマンドを実行して、
oc
OpenShift CLI 管理ツールのバージョンが 3.11 であることを確認します。$ oc version oc v3.11.0+0cbc58b
以下のコマンドを実行して、CodeReady Workspaces インスタンスを作成します。
openshift-workspaces プロジェクトで以下を実行します。
$ crwctl server:deploy -n openshift-workspaces -p openshift
openshift-workspaces というデフォルトプロジェクトで以下を実行します。
$ crwctl server:deploy -p openshift
検証手順
上記のコマンドの出力は以下で終わります。
Command server:deploy has completed successfully.
-
CodeReady Workspaces クラスターインスタンス:
\https://codeready-<openshift_deployment_name>.<domain_name>
に移動します。