第4章 CodeReady Workspaces ログの取得
CodeReady Workspaces で各種ログを取得する方法は、以下のセクションを参照してください。
4.1. サーバーロギングの設定
CodeReady Workspaces サーバーで利用可能な個別のロガーのログレベルを微調整できます。
CodeReady Workspaces サーバー全体のログレベルは、Operator の cheLogLevel
設定プロパティーを使用してグローバルに設定 されます。Operator によって管理されないインストールでグローバルログレベルを設定するには、che
ConfigMap で CHE_LOG_LEVEL
環境変数を指定します。
CHE_LOGGER_CONFIG
環境変数を使用して、CodeReady Workspaces サーバーで個別のロガーのログレベルを設定できます。
4.1.1. ログレベルの設定
CHE_LOGGER_CONFIG
プロパティーの値の形式は、コンマ区切りのキーと値のペアの一覧です。キーは、CodeReady Workspaces サーバーログ出力に表示されるロガーの名前で、値は必要なログレベルになります。
Operator ベースのデプロイメントでは、CHE_LOGGER_CONFIG
変数はカスタムリソースの customCheProperties
の下に指定されます。
たとえば、以下のスニペットでは、WorkspaceManager
が DEBUG
ログメッセージを生成するようにします。
... server: customCheProperties: CHE_LOGGER_CONFIG: "org.eclipse.che.api.workspace.server.WorkspaceManager=DEBUG"
4.1.2. ロガーの命名
ロガーの名前は、それらのロガーを使用する内部サーバークラスのクラス名に従います。
4.1.3. HTTP トラフィックのロギング
CodeReady Workspaces サーバーと Kubernetes または OpenShift クラスターの API サーバー間の HTTP トラフィックをログに記録できます。これを実行するには、che.infra.request-logging
ロガーを TRACE
レベルに設定する必要があります。
... server: customCheProperties: CHE_LOGGER_CONFIG: "che.infra.request-logging=TRACE"