第5章 CodeReady Workspaces ログの取得

CodeReady Workspaces で各種ログを取得する方法は、以下のセクションを参照してください。

5.1. サーバーロギングの設定

CodeReady Workspaces サーバーで利用可能な個別のロガーのログレベルを微調整できます。

CodeReady Workspaces サーバー全体のログレベルは、Operator の cheLogLevel 設定プロパティーを使用してグローバルに設定されます。Operator によって管理されないインストールでグローバルログレベルを設定するには、che ConfigMap で CHE_LOG_LEVEL 環境変数を指定します。

CHE_LOGGER_CONFIG 環境変数を使用して、CodeReady Workspaces サーバーで個別のロガーのログレベルを設定できます。

5.1.1. ログレベルの設定

CHE_LOGGER_CONFIG プロパティーの値の形式は、コンマ区切りのキーと値のペアの一覧です。キーは、CodeReady Workspaces サーバーログ出力に表示されるロガーの名前で、値は必要なログレベルになります。

Operator ベースのデプロイメントでは、CHE_LOGGER_CONFIG 変数はカスタムリソースの customCheProperties の下に指定されます。

たとえば、以下のスニペットでは、WorkspaceManagerDEBUG ログメッセージを生成するようにします。

...
server:
  customCheProperties:
    CHE_LOGGER_CONFIG: "org.eclipse.che.api.workspace.server.WorkspaceManager=DEBUG"

5.1.2. ロガーの命名

ロガーの名前は、それらのロガーを使用する内部サーバークラスのクラス名に従います。

5.1.3. HTTP トラフィックのロギング

CodeReady Workspaces サーバーと Kubernetes または OpenShift クラスターの API サーバー間の HTTP トラフィックをログに記録できます。これを実行するには、che.infra.request-logging ロガーを TRACE レベルに設定する必要があります。

...
server:
  customCheProperties:
    CHE_LOGGER_CONFIG: "che.infra.request-logging=TRACE"