第3章 制限されたエンティティーでの CodeReady Workspaces のインストール

デフォルトでは、Red Hat CodeReady Workspaces は、パブリックレジストリーで利用可能なさまざまな外部リソースを使用します。

これらの外部リソースが利用できない環境で CodeReady Workspaces をデプロイするには、(パブリックインターネットに公開されていないクラスターなど)。

  1. OpenShift クラスターによって使用されるイメージレジストリーを特定し、これをプッシュできることを確認します。
  2. CodeReady Workspaces の実行に必要なすべてのイメージをこのレジストリーにプッシュします。
  3. レジストリーにプッシュされたイメージを使用するように CodeReady Workspaces を設定します。
  4. CodeReady Workspaces のインストールに進みます。

制限された環境で CodeReady Workspaces をインストールする手順は、使用するインストール方法によって異なります。

制限された環境でのネットワーク接続に関する注意

ネットワークが制限された環境は、クラウドプロバイダーのプライベートサブネットから、パブリックインターネットから非接続の会社が所有する別のネットワークまで異なります。ネットワーク設定に関係なく、CodeReady Workspaces は CodeReady Workspaces コンポーネント(codeready-workspaces-server、アイデンティティープロバイダー、devfile、およびプラグインレジストリー)用に作成されたルートが OpenShift クラスター内からアクセスできることを提供します。

環境のネットワークトポロジーを考慮して、これを実現する最適な方法を判断します。たとえば、会社や組織が所有するネットワーク上で、ネットワーク管理者はクラスターからバインドされるトラフィックをルートホスト名にルーティングできるようにする必要があります。AWS では、他のケースで、トラフィックが外部に表示されるロードバランサーに到達できるようにプロキシー設定を作成します。

ネットワークが制限された環境でプロキシーが必要な場合は、に記載の手順に従い 「プロキシーの背後にインストールする CodeReady Workspaces カスタムリソースの準備」 ます。

3.1. OperatorHub を使用した制限されたエンティティーでの CodeReady Workspaces のインストール

前提条件

ネットワークが制限された環境で実行される非接続の OpenShift 4 クラスターでは、ネットワークが 制限された環境での Operator の有効化で定義された追加要件を満たす場合にのみ Operator を OperatorHub から正常にインストールできます。

CodeReady Workspaces オペレーターはこれらの要件を満たすため、ネットワークが制限された環境で OLM に関する公式ドキュメント と互換性があります。

手順

OperatorHub から CodeReady Workspaces をインストールするには、以下を実行します。

  1. redhat-operators カタログイメージをビルドします。「 Operator カタログイメージのビルド 」を参照してください。
  2. Operator のインストールにこのカタログイメージを使用するように OperatorHub を設定します。「 ネットワークが制限された環境向けの OperatorHub の設定 」を参照してください。
  3. の説明に従って、CodeReady Workspaces のインストールに進み 「OpenShift 4 Web コンソールで CodeReady Workspaces オペレーターを使用した CodeReady Workspaces のインストール」 ます。