1.3. CodeReady Workspaces ワークスペースアーキテクチャーについて
本章では、CodeReady Workspaces のアーキテクチャーおよびコンポーネントを説明します。
1.3.1. CodeReady Workspaces ワークスペースアーキテクチャー
クラスターの CodeReady Workspaces デプロイメントは、CodeReady Workspaces サーバーコンポーネント、ユーザープロファイルおよび設定を保存するデータベース、およびワークスペースをホストするいつくかの追加のデプロイメントで構成されます。CodeReady Workspaces サーバーは、ワークスペースコンテナーと有効にされたプラグイン、以下のような関連するコンポーネントを含むデプロイメントで構成されるワークスペースの作成をオーケストレーションします。
- ConfigMap
- service
- endpoint
- ingress またはルート
- secrets
- 永続ボリューム (PV)
CodeReady Workspaces ワークスペースは Web アプリケーションです。これは、エディター、言語の自動補完、デバッグツールなどの最新の IDE のすべてのサービスを提供するコンテナーで実行されるマイクロサービスで構成されます。IDE サービスは、OpenShift リソースとして定義されるコンテナーおよびユーザーランタイムアプリケーションにパッケージ化された開発ツールでデプロイされます。
CodeReady Workspaces ワークスペースのプロジェクトのソースコードは、OpenShift PersistentVolume
で永続化されます。マイクロサービスは、ソースコード(IDE サービス、開発ツール) への読み取り/書き込みアクセスを持つコンテナー内で実行され、ランタイムアプリケーションはこの共有ディレクトリーへの読み取り/書き込みアクセスがあります。
以下の図は、CodeReady Workspaces ワークスペースの詳細なコンポーネントを示しています。
図1.5 CodeReady Workspaces ワークスペースコンポーネント

この図では、実行中のワークスペースが 4 つあります。2 つは User A に属し、1 つは User B に属し、もう 1 つは User C に属します。
devfile 形式を使用して、CodeReady Workspaces ワークスペースのツールおよびランタイムアプリケーションを指定します。