7.5. バックアップサーバーを使用するように CodeReady Workspaces を設定

CodeReady Workspaces のバックアップサーバーを設定するには、ユーザーは openshift-workspaces namespace に CheBackupServerConfiguration カスタムリソースオブジェクトを作成する必要があります。オブジェクトの spec プロパティーは複数のセクションに分割され、それぞれは特定の バックアップサーバータイプ に対応します。

  • REST
  • AWS S3 または API 互換
  • SFTP

    注記
    • openshift-workspaces namespace に保存されるカスタムリソースオブジェクトには、spec プロパティーに 1 つのセクションのみを設定する必要があります。
    • 必要な数だけバックアップサーバーを設定できますが、各バックアップサーバーは個別の Custom Resource で設定できます。
    • 各サーバータイプの参照シークレットが存在し、必須フィールドを指定する必要があります。対応するサーバータイプの章で各シークレットの説明を参照してください。

7.5.1. REST サーバーの設定

apiVersion: org.eclipse.che/v1
kind: CheBackupServerConfiguration
metadata:
  name: backup-server-configuration
spec:
  rest:
    protocol: http                                                 1
    hostname: my-domain.net                                        2
    port: 1234                                                     3
    repositoryPath: CodeReady Workspaces-backups                           4
    repositoryPasswordSecretRef: backup-encryption-password-secret 5
    credentialsSecretRef: rest-server-auth-secret                  6
1
使用するプロトコルを指定する任意のプロパティー。デフォルト値はhttpsで、2番目に許可されるオプションはhttpです。
2
バックアップサーバーのホスト名。
3
バックアップサーバーが実行しているポートを指定する任意のプロパティー。デフォルト値は8000です。
4
バックアップスナップショットが保存されるバックアップサーバーのパス。
5
repo-password フィールドに保存されるリポジトリーパスワードを含むシークレット名。シークレットに 1 つのフィールドのみが含まれる場合、その名前は任意です。パスワードは、バックアップスナップショットデータを暗号化および復号するために使用されます。
6
username フィールドおよび password フィールドに保存されている REST サーバーユーザー認証情報でシークレットの名前を指定する任意のプロパティー。