10.3.8. 外部 RH-SSO インストールを使用するように CodeReady Workspaces を設定する
デフォルトでは、CodeReady Workspaces インストールには、専用の RH-SSO インスタンスのデプロイメントが含まれます。ただし、外部の RH-SSO を使用することも可能です。このオプションは、すでに定義されたユーザーを含む既存の RH-SSO インスタンス (複数のアプリケーションが使用する会社全体の RH-SSO サーバーなど) がある場合に役立ちます。
表10.3 サンプルで使用されるプレースホルダー
| CodeReady Workspaces で使用することが意図された RH-SSO レルム名 |
|
|
| 外部 RH-SSO サーバーのベース URL |
前提条件
RH-SSO の外部インストールの管理コンソールで、CodeReady Workspaces に接続することが意図されたユーザーが含まれるレルムを定義します。
この
realm
では、CodeReady Workspaces がユーザーの認証に使用する OIDC クライアントを定義します。以下は、正しい設定のあるクライアントの例です。注記-
Client Protocol は
openid-connect
である必要があります。 -
Access Type は
public
である必要があります。CodeReady Workspaces はpublic
アクセスタイプのみをサポートします。 -
Valid Redirect URIs には、
http
プロトコルを使用する URL とhttps
を使用する URL の 2 つ以上の CodeReady Workspaces サーバーに関連する URI が含まれる必要があります。これらの URI には CodeReady Workspaces サーバーのベース URL (この後に/*
ワイルドカードが続く) が含まれる必要があります。 Web Origins には、
http
プロトコルを使用する URI とhttps
を使用する URI の 2 つ以上の CodeReady Workspaces サーバーに関連する URI が含まれる必要があります。これらの URI には、CodeReady Workspaces サーバーのベース URL (ホストの後はパスがない) が含まれる必要があります。URI の数は、インストールされている製品ツールの数によって異なります。
-
Client Protocol は
デフォルトの OpenShift OAuth サポートを使用する CodeReady Workspaces では、ユーザー認証は、OpenShift OAuth と RH-SSO の統合に依存します。これにより、ユーザーは OpenShift ログインで CodeReady Workspaces にログインでき、独自のワークスペースを個人の OpenShift プロジェクトに作成することができます。
これには、OpenShift の「RH-SSO Identity Provider」を設定する必要があります。外部 RH-SSO を使用する場合は、手動で RH-SSO を設定します。手順については、OpenShift 3 または OpenShift 4 のいずれかに該当する RH-SSO ドキュメントを参照してください。
- 設定した RH-SSO のオプションには、Store Tokens および Stored Tokens Readable が有効になっています。
手順
CheCluster
カスタムリソース (CR) に以下のプロパティーを設定します。spec: auth: externalIdentityProvider: true identityProviderURL: <auth-base-url> identityProviderRealm: <provider-realm-name> identityProviderClientId: <oidc-client-name>
OpenShift OAuth サポートを有効にして CodeReady Workspaces をインストールする場合は、
CheCluster
カスタムリソース (CR) に以下のプロパティーを設定します。spec: auth: openShiftoAuth: true # Note: only if the OpenShift "RH-SSO Identity Provider" alias is different from 'openshift-v3' or 'openshift-v4' server: customCheProperties: CHE_INFRA_OPENSHIFT_OAUTHIDENTITYPROVIDER: <OpenShift "RH-SSO Identity Provider" alias>